2025-03-09 コメント投稿する ▼
自民党の党則に「最高顧問」復活…麻生太郎氏が就任
■最高顧問の復活とその背景
自民党では、過去に福田赳夫、岸信介、鈴木善幸各氏などが最高顧問を務め、最高顧問会議が開催されていた。しかし、1994年の自社さ連立政権下で、若手議員らから「長老政治」の弊害を指摘され、1995年に党則から最高顧問の規定が削除された経緯がある。
■麻生氏の役割と「長老支配」批判
森山裕幹事長は、3月3日の記者会見で、麻生氏が「長老支配」と批判されるような政治行動を取っていないと強調。最高顧問復活の目的は、麻生氏の豊富な政治経験を党運営に生かすことであり、過去の批判とは一線を画す意図がある。
■党内外の反応
党内では、麻生氏の知識と経験を活用することで、政策立案や選挙戦略において有益とする意見が多い。一方、党外からは「長老政治」の復活に対する懸念も聞かれる。今後、最高顧問制度がどのように運用されるかが注目される。
- 自民党が党則改正で最高顧問の役職を復活。
- 麻生太郎元首相が最高顧問に就任し、党運営に関与。
- 過去の「長老政治」批判を受け、最高顧問制度は一時廃止されていた。
- 森山幹事長は、麻生氏の政治行動が「長老支配」とは無縁であると説明。
- 党内外で最高顧問制度の復活に対する意見が交わされている。