2025-05-28 コメント投稿する ▼
小沢一郎氏「不信任案を出さねば国民に見放される」 大阪選挙区で立民新人と共闘へ
小沢一郎氏が不信任決議案を明言「出さなければ国民を裏切る」
立憲民主党の小沢一郎衆議院議員は5月28日、大阪市内で行われた記者会見で、石破茂首相率いる政権に対して「内閣不信任決議案は必ず提出すべきだ」と強調した。会見には、夏の参院選・大阪選挙区(改選数4)から立候補予定の橋口玲氏(56)も同席。弁護士として労働問題に取り組んできた橋口氏の支援に小沢氏が自ら乗り出した形だ。
小沢氏は、「野党が衆議院で過半数を握る今の状況で不信任案を出さないようでは、国民の信頼を失う」と述べ、行動をともなわない野党の姿勢に釘を刺した。また、「本当に政権を変える覚悟があるなら、黙ってはいられないはずだ」とも語り、野党内の意思統一と覚悟の欠如を遠回しに批判した。
揺れる大阪選挙区 自民党現職は不出馬
大阪選挙区では、自民党の太田房江参院議員が週刊誌報道を受け体調不良を理由に出馬を断念。さらに、日本維新の会も候補者選びに難航しており、昨年衆院選でくら替えした東徹氏や、党内予備選に敗れて離党した梅村みずほ氏の後継が定まらない。
公明党が現職1人を擁する中で、立憲民主党は地盤の乏しい大阪に橋口氏を送り込み、新たな風を起こすことを狙っている。小沢氏は「我が党の地力は決して強いとは言えないが、それでも勝算はある」と自信をにじませた。
「働くことに誇りを」橋口氏の訴え
橋口氏は弁護士として長年、過労死やハラスメントといった労働事件に関わってきた経験を踏まえ、「安心して働ける社会を作りたい」と訴えた。具体的には、年金や医療、介護などの制度改革に言及し、「全世代が支え合える社会保障を築く必要がある」と力強く語った。
また、「一部の富裕層に偏った政策ではなく、現場で働く人の声を政治に届けたい」とも述べ、格差是正への決意もにじませた。
ネットユーザーの反応
小沢氏の不信任案提出支持発言はSNS上でも注目を集め、賛否両論が交錯している。
「小沢さんが一番まともなことを言ってる。出さなかったら、もう野党いらん」
「不信任案を出してもどうせ否決される。パフォーマンスにしか見えない」
「政権交代を目指すなら、不信任案は最低限の行動。むしろ出さない理由がわからない」
「橋口さん、まともそうな人。大阪にこんな候補がいるなら応援したい」
「小沢氏が言うと重みがある。経験のある政治家の本音が聞けた感じ」
* 小沢一郎氏は石破内閣への不信任決議案の提出を「国民への責任」として主張
* 大阪選挙区では自民・維新が後退し、立憲民主党が橋口玲氏を擁立
* 橋口氏は労働と社会保障改革を軸に訴え、「安心できる社会」を掲げる
* SNSでは「小沢氏の発言に共感」「パフォーマンスに過ぎない」など意見が分かれる