2025-04-23 コメント投稿する ▼
小沢一郎氏、連合大阪に橋口氏推薦依頼 立民・国民の連携強調「維新に対抗を」
立憲民主党、小沢一郎氏が連合大阪に推薦依頼
2025年4月23日、立憲民主党の小沢一郎衆院議員(党参院選総合選挙対策本部長代行)は、大阪市中央区の連合大阪を訪れ、今夏の参院選大阪選挙区(改選数4)に立候補を予定している橋口玲氏(56)の推薦を依頼した。橋口氏は大阪弁護士会に所属する弁護士で、立憲民主党大阪府連が公認を上申している。
この日、立憲民主党府連代表の森山浩之衆院議員も同席し、党本部の野田佳彦代表名義の推薦依頼状を連合大阪の田中宏和会長に手渡した。小沢氏は記者団に対し、「大阪選挙区は維新が強く、定数以上の野党候補が立候補する可能性もある。連合大阪の支援を得て、立憲民主党と国民民主党で力を合わせることが特に望ましい」と述べた。
野党候補の一本化模索も断念
立憲民主党は当初、連合の意向を踏まえ、国民民主党との候補者一本化を模索した。しかし、国民民主党が日本維新の会を離党した足立康史元衆院議員の擁立を検討したため、一本化を断念。その結果、立憲民主党が実施した参院選候補者の公募に応じた橋口氏を選定した。
連合大阪の田中会長は、「大阪では一本化に向け取り組んできたが現状は厳しい。国民民主党は候補予定者が決まっていないが、推薦できる環境になれば両方の候補者の勝利に向けて、精いっぱい力を出していきたい」と述べた。
大阪選挙区、維新が2人擁立
大阪選挙区では、公明党が現職を、維新が新人2人を擁立し、共産、参政各党も新人を立てる。自民、国民の各党は候補者擁立に向けて調整を進めている。維新は4月8日に予備選を実施し、男女別に1枠ずつ候補者を選出する方針を示している。
小沢氏、近畿3選挙区で維新と合意
小沢氏は、近畿地方の3選挙区で候補者が競合することを避けるため、日本維新の会の岩谷良平幹事長と3月中に会談し、夏の参院選での候補者調整について合意したことを明らかにした。具体的な選挙区名や調整内容については明らかにされていないが、野党間の連携強化が進められている。
- 立憲民主党の小沢一郎氏が連合大阪に橋口玲氏の推薦を依頼。
- 立憲民主党は国民民主党との候補者一本化を模索したが断念。
- 大阪選挙区では維新が新人2人を擁立し、他党も候補者を立てる予定。
- 小沢氏は近畿地方の3選挙区で維新と候補者調整について合意。
大阪選挙区は維新が強い地盤を持つ中、野党各党の候補者調整や連携が注目される。今後の動向に注目が集まる。