2025-05-28 コメント投稿する ▼
小泉進次郎氏の随意契約導入に“裏取引”疑惑?八幡愛議員の追及で委員会騒然
八幡愛議員が鋭く追及 小泉農水相の随意契約導入に“裏取引”疑念
28日に行われた衆院農林水産委員会で、れいわ新選組の八幡愛衆議院議員が、小泉進次郎農林水産大臣に対して鋭い質疑を展開した。問題となったのは、備蓄米の放出に関する手法を競争入札から随意契約へと変更した点だ。八幡議員は「就任してすぐの方針転換が可能だった背景に、財務省との密約があったのでは」との疑念を投げかけた。
改革か便宜か 備蓄米の契約方式を巡る疑問
八幡氏は、小泉大臣の素早い判断力には一定の評価を示しつつも、「本来は慎重な財務省が、なぜこの変更を認めたのか」と踏み込んだ。彼女は“裏技”や“会議室で何があったのか”という表現を用い、大臣と財務省の関係性に疑問を呈した。
これに対し小泉大臣は、農水省と財務省で必要な手続きを踏んで確認した結果だと説明。自身の就任以前から政策としての随意契約の可能性を考えていたと述べたが、質疑の核心に直接的には触れなかった。
前代未聞の委員会混乱 “あれ?質問は?”の場面も
小泉大臣は答弁の途中で、八幡氏の質問が早口だったことを理由に、内容をその場で本人に尋ね直すという異例の行動を取った。これに対して委員長がすぐに制止し、質疑の手続きを守るよう指導。小泉氏は「初めての経験だった」として理解を求めたが、国会運営上のルール無視にあたると指摘されている。
質疑応答では「随意契約は妥当か」「ルールを逸脱していないか」という本質的な論点に加え、議場の秩序を保つという議会人としての資質も問われる展開となった。
“破壊的改革”を危惧する声 父・小泉純一郎元首相の影
八幡氏は、かつて郵政民営化を推し進めた小泉純一郎元首相の名を挙げ、「同じ轍を踏まないように」と暗に警告。改革という名のもとに制度が破壊されることへの懸念を示した。小泉大臣はこの指摘には応じず、敵味方にこだわらず協力して取り組む姿勢を示したが、父親の実績を引き合いに出されたことで、重圧の一端もにじんだ。
SNSでも賛否分かれる反応
このやり取りはネット上でも注目を集め、議論が活発に交わされた。
「八幡議員の質問、的を射ていた。誰も触れない部分に踏み込んだ勇気を評価したい」
「小泉氏の“あれ?”発言は正直まずい。委員会ルールを知らないのか?」
「随意契約の妥当性はともかく、説明責任が果たされていない」
「八幡さん、演出強めだけど伝えたいことはよく分かる。今後も注目したい」
「小泉氏、もう少し落ち着いて対応できなかったのか。今後に不安が残る」
透明性と慎重な政策判断が問われる今後
今回の委員会で浮き彫りになったのは、政策変更のスピードと透明性のバランスの難しさだ。随意契約導入という重大な方針転換にあたり、どれだけ納得感ある説明が行えるかが問われている。
また、委員会での慣例を逸脱する形での質疑応答は、単なるハプニングでは済まされない。政府の説明責任と国会運営の信頼性、双方が厳しく見られている。