2026-02-08 コメント投稿する ▼
大阪7区で維新・奥下氏が3選、政治資金キャバクラ支出も吉村代表の応援で勝利
2026年衆議院選挙の激戦区・大阪7区(吹田市、摂津市)で、日本維新の会前職の奥下剛光氏(50)が自民党元職の渡嘉敷奈緒美氏(63)らを破り3選を確実にしました。2025年12月に政治資金からキャバクラに支出していた問題が発覚していた奥下氏でしたが、維新の吉村洋文代表が選挙戦後半に連日にわたって応援に入り、接戦を制しました。渡嘉敷氏は過去2回も奥下氏に敗れており、引退する覚悟で臨みましたが勝ち切れませんでした。
政治資金問題抱えながら3選
8日投開票の衆院選で自民党と日本維新の会が対決し、有数の激戦区となった大阪7区(吹田市、摂津市)では、維新前職の奥下剛光氏が自民党元職の渡嘉敷奈緒美氏らを破り3選を確実にしました。
「身を切る改革」を掲げる維新の候補でありながら、2025年12月に奥下氏側が政治資金からキャバクラに支出していた問題が発覚していました。この問題が選挙戦にどう影響するか注目されましたが、最終的には維新が議席を死守しました。
奥下氏は吹田市の事務所で支援者らを前に「厳しい戦いだった。企業・団体の支援を受けていないわれわれだからこそ、できることがある」と述べ、衆院議員定数削減に結論を出すべく尽力する考えを示しました。
吉村代表が連日応援、接戦を制す
吉村洋文代表は選挙戦後半に連日にわたって大阪7区入りし、支持を広げました。維新の本拠地である大阪で議席を失うわけにはいかないという強い危機感が、吉村氏の積極的な応援につながったと見られます。
維新創設者である橋下徹元大阪市長の秘書を務めた奥下氏は「改革で(政策の)財源を生み出してきた」などと大阪での維新の実績をアピールしました。
「キャバクラ問題あったのに当選するんだ」
「身を切る改革って言いながらキャバクラ支出はまずいでしょう」
「吉村さんが連日応援、本気度が伝わった」
「大阪は維新の地盤、自民党じゃ勝てないか」
「渡嘉敷さん、3度目の敗北で引退か」
渡嘉敷氏、3度目の敗北で引退へ
比例代表と重複立候補した渡嘉敷奈緒美氏は過去2回の衆院選で奥下氏に敗れており、今回落選すれば引退する覚悟で臨みました。高市早苗政権が進める物価高対策などを丁寧に説明しましたが、勝ち切れませんでした。
渡嘉敷氏は元厚生労働副大臣で、自民党のベテラン議員です。しかし、大阪では維新の勢いに押され、3度目の挑戦も実を結びませんでした。
今回の敗北により、渡嘉敷氏は政界を引退する見通しです。自民党は大阪で維新に圧倒され続けており、大阪7区でも雪辱を果たすことはできませんでした。
大阪では維新が圧倒的な強さ
大阪では日本維新の会が圧倒的な強さを見せています。自民党は大阪府内の19小選挙区で維新と競合しましたが、維新が優勢な状況が続きました。
高市早苗首相は大阪府での応援演説を見送りました。連立政権を組む維新に配慮した形ですが、自民党大阪府連は高水準の内閣支持率を維持する首相の来援を要請していました。
維新の藤田文武共同代表は1月、自民党に「維新は高市政権を支えている。首相はできる限り入らないでほしい」と要請しており、自民党はこれに応じました。大阪以外では首相が応援に入った選挙区もありましたが、大阪では維新への配慮が優先されました。
政治資金からキャバクラ支出問題
奥下氏側が政治資金からキャバクラに支出していた問題は、2025年12月に発覚しました。「身を切る改革」を掲げる維新の議員として、この支出は大きな批判を浴びました。
政治資金の使途については、透明性と適切性が求められます。特に、維新は「身を切る改革」を党の看板政策としており、議員報酬の削減や議員定数削減を訴えてきました。
そうした中でのキャバクラ支出は、党の理念と矛盾するものとして問題視されました。しかし、選挙戦では吉村代表の強力な応援もあり、この問題を乗り越えて当選を果たしました。
維新は大阪19選挙区で全勝目指す
日本維新の会は今回の衆院選で、本拠地の大阪府19選挙区での全勝を目指していました。吉村代表は大阪府内を重点的に回り、自民党との接戦区に積極的に応援に入りました。
吉村氏の移動距離は3829キロで、高市首相の1万5177キロ、中道改革連合の野田佳彦共同代表の7767キロに次ぐ3位でした。本拠地の大阪を中心に精力的に活動した結果です。
維新は全国的には36議席と伸び悩みましたが、大阪では一定の成果を上げました。自民党が戦後最多の316議席を獲得する中、維新は連立政権のパートナーとして存在感を示す必要があります。
自民党は大阪で苦戦続く
自民党は大阪で苦戦が続いています。2024年の前回衆院選では候補を擁立した15選挙区で全敗しました。今回は公明党に譲ってきた4選挙区にも候補を立て、推薦1人を含め全19選挙区で維新と争いました。
しかし、大阪7区のように激戦区でも勝ち切れず、自民党の大阪での苦境が続いています。維新の地盤が強固であることを改めて示す結果となりました。
全国的には自民党が圧勝しましたが、大阪では維新の牙城を崩すことができませんでした。連立政権を組む関係上、全面対決は避けつつも、選挙区レベルでは激しい競争が続いています。