2026-03-03 コメント投稿する ▼
小野田紀美担当相、エプスタイン文書調査と伊藤穣一氏聞き取り指示
少女への性的虐待などの罪で起訴され獄中で自殺した米国の富豪ジェフリー・エプスタイン氏との関係が報じられた千葉工業大学長の伊藤穣一氏が、政府のグローバル・スタートアップ・キャンパス構想の運営委員を務めていることについて、小野田紀美科学技術政策担当大臣は3月3日の閣議後記者会見で、伊藤氏への聞き取りなどの検討を事務方に指示したと明らかにしました。
小野田担当相は米政府の文書の調査、そして聞き取りについては、現在事務方に検討させているところだと述べました。エプスタイン氏との関係を示すとされる文書の内容を精査し、伊藤氏から直接事情を聴く方針を示したものです。
エプスタイン氏は米国の投資家で、未成年の少女への性的虐待などの罪で2019年に起訴されましたが、同年8月に拘置所内で死亡しました。2024年1月には米裁判所の命令により、エプスタイン氏の交友関係や活動に関する文書が公開され、世界各国の著名人の名前が記載されていることが明らかになりました。
グローバル・スタートアップ・キャンパス構想とは
グローバル・スタートアップ・キャンパス構想は、日本政府が推進するスタートアップ支援策の一つです。世界中から優秀な起業家や投資家、研究者を日本に呼び込み、イノベーションの創出を目指す取り組みで、2024年度から本格的に始動しました。
構想の推進にあたっては、ステアリングコミッティと呼ばれる運営委員会が設置され、伊藤氏を含む6人の構成員が専門的な助言を行ってきました。伊藤氏はマサチューセッツ工科大学メディアラボの元所長で、起業家やベンチャーキャピタリストとして国際的に知られており、その知見を活かして構想に関わっていました。
しかし、エプスタイン氏との関係が報じられたことで、政府の重要施策の運営委員としての適格性が問われる事態となりました。伊藤氏は2019年にエプスタイン氏からの寄付を受けていたことが明らかになり、マサチューセッツ工科大学メディアラボ所長を辞任した経緯があります。
「政府の委員にエプスタイン関係者がいたなんて信じられない」
「聞き取りじゃなくてすぐに解任すべきでは」
「3月末までって悠長すぎる、即座に辞めさせるべきだ」
「こういう人事を誰がどうやって決めたのか説明してほしい」
「税金使った事業の委員なんだから厳しく調査してほしい」
4月以降の人事は未定と説明
小野田担当相は、グローバル・スタートアップ・キャンパス構想のステアリングコミッティについて、伊藤氏ら6人の構成員は3月末を期限として委嘱していると説明しました。4月以降のコミッティについては、構想の進捗を踏まえて、助言いただきたい事項を改めて整理し、どういった方に助言いただくべきか検討しており、今後については未定としました。
この説明は、伊藤氏の委員継続について明言を避けたものと受け取れます。事務方による調査と聞き取りの結果を待って、4月以降の人事を決定する方針とみられます。しかし、3月末まで委員を継続させることについては、国民から厳しい視線が注がれています。
エプスタイン文書には多数の著名人の名前が記載されており、その中には不適切な関係を示唆する記述もあるとされています。伊藤氏がどのような形でエプスタイン氏と関わっていたのか、文書の内容を精査する必要があります。
政府の人事選考プロセスに疑問の声
今回の問題では、政府がグローバル・スタートアップ・キャンパス構想の運営委員を選考する際、伊藤氏の過去の経緯をどこまで把握していたのかも問われています。2019年にマサチューセッツ工科大学メディアラボ所長を辞任した理由は広く報じられており、政府の人事担当者がこれを知らなかったとは考えにくい状況です。
国民の税金を使って推進する重要施策の運営委員には、専門性だけでなく高い倫理性も求められます。過去に問題のあった人物を委員に選任したプロセスについて、政府は説明責任を果たす必要があります。
小野田担当相は事務方に調査と聞き取りを指示したと述べましたが、国民が求めているのは迅速な対応と透明性のある説明です。エプスタイン文書の内容を精査し、伊藤氏から事情を聴いた上で、委員継続の可否を早急に判断すべきです。
グローバル・スタートアップ・キャンパス構想は日本の成長戦略の重要な柱の一つです。その信頼性を守るためにも、小野田担当相には厳正な調査と適切な判断が求められています。政府の対応が注目されます。