石破首相に甘利氏「珍説で政権にすがる」 続投表明に「最後のシンパまで失う」と異例の党内批判

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石破首相に甘利氏「珍説で政権にすがる」 続投表明に「最後のシンパまで失う」と異例の党内批判

甘利明氏「最後のシンパまで失う」 石破首相の続投表明に異例の党内批判 「珍説」投稿が波紋


参院選で自民党が歴史的大敗を喫しながら、石破茂首相(自民党総裁)が続投を宣言したことに対し、自民党内から異例の強い批判が起きている。21日に開かれた石破首相の記者会見を受け、翌22日、自民党の甘利明元幹事長がX(旧Twitter)で「最後のシンパまで失いますよ」と痛烈に非難。「比較第一党の責任」なる説明を「珍説」と断じた。

甘利氏「それは珍説。責任ラインを下げ続けた果てに」


甘利氏の投稿は、党内に波紋を広げている。

これ以上ない低い責任ラインを自ら設定し、それすらクリア出来ない二度の惨敗の果てに、『比較第一党の責任』なる珍説で政権にすがろうとする。最後のシンパまで失いますよ

石破政権は、昨年10月の衆院選と今年6月の都議選、そして今月20日の参院選と3連敗を喫している。とくに今回の参院選では、自公与党で非改選議席を含めて過半数維持を目標としながら、それすら達成できなかった。

石破首相は21日の記者会見で「比較第一党としての責任を果たすべきだ」と述べ続投の意向を明言したが、甘利氏はこれを「政権への執着の言い換えだ」と断じた。

「最後のシンパまで失う」意味するところ


党内で一時は石破氏を支持していたとされる議員も、いまや多くが距離を取っている。甘利氏の「最後のシンパまで失う」という言葉は、石破首相の党内基盤の消失を端的に示した表現ともいえる。

党関係者の一人は次のように語る。

甘利さんは本来、表でここまで言うタイプではない。それだけ危機感を持っているということ。党のガバナンス、そして民主主義に関わる問題だと感じているはずだ

別のベテラン議員は、

あの投稿で党内の空気がガラッと変わった。黙っていた人たちも、口を開き始めている

と話す。

「選挙に負けても誰も責任取らないのは異常」


実際、今回の参院選において、自民党が27年ぶりに大阪選挙区で議席を失うなど、各地で深刻な結果が出たにもかかわらず、党幹部で辞任を表明した者は皆無だ。

これにSNSでは、次のような投稿も見られる。

「どんな言い訳を並べても、3連敗で続投はない」
「石破さん、さすがに鈍感すぎる」
「政権の椅子にしがみつく姿が見苦しい」
「党の規律が崩壊してる。天災みたいな政権だ」
「“比較第一党”って何? 負けは負けだろう」

石破政権に対する「統治能力の欠如」を指摘する声は、もはや党外だけのものではない。

首相経験者とは対照的な態度


甘利氏の指摘は、かつての首相たちの対応とも対照的だ。

1998年、橋本龍太郎首相(当時)は参院選で自民党が敗北すると、即座に辞任を表明。彼の秘書官を務めていた江田憲司衆院議員(現・立憲民主党)も、21日に自身のフェイスブックで次のように綴っている。

「トップの地位は、いざというとき責任を取るためにある。3連敗して誰一人責任を取らないのは前代未聞」
「党内の求心力を失った指導者が、国政の重要な判断を下せるとは到底思えない。橋本首相は即断即決で退いた」

石破首相は21日の会見で、安倍晋三元首相に辞任を迫った自身の過去について問われ、「続投するのであれば、なぜ続投するかを明確に国民に示すべきだと、当時も申し上げた」と釈明した。しかしその説得力は乏しいとの声が強い。

「消費税を守り抜く」と叫んだ執行部が選挙を誤った


石破政権は選挙戦で、物価高に苦しむ国民世論と逆行するかたちで「消費税を守り抜く」と訴えていた。森山裕幹事長は街頭演説で「代替財源なき減税論はポピュリズム」と一蹴。これに対しては、甘利氏と距離の近い若手議員からも、

有権者の声に耳を塞いでいると見られても仕方ない

という声が出ている。

実際、参政党や維新の会など、減税や社会保険料の引き下げを掲げた勢力が票を伸ばしたことは、消費増税路線への明確なノーとも言える。

「党内ガバナンス回復には退陣しかない」


甘利氏の投稿は、「石破おろし」の口火を切る形となった。今後、31日に予定される自民党の両院議員懇談会では、党内から公然と執行部の責任を問う声が上がる見通しだ。

ある中堅議員は語る。

今はまだ言いにくい空気だが、懇談会で誰かが口火を切れば、一気に“石破離れ”が進むだろう。甘利さんの投稿がその引き金になった

石破首相の進退は、もはや本人の意志だけで決まる段階を過ぎつつある。ガバナンスの回復と、民主主義の信頼回復をめぐって、自民党内での本格的な対立が始まろうとしている。

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2025-07-22 12:14:58(内間)

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