2025-11-13 コメント投稿する ▼
れいわ高井氏が維新を「無理筋のわがまま坊や」と痛烈批判、自民に連立破棄要求
れいわ新選組の高井崇志幹事長が日本維新の会の議員定数削減要求に対し「無理筋のわがまま坊や」と激しく批判し、自民党に連立破棄を促すなど、野党間の対立が深刻化しています。 高井氏は維新の主張に対し「無理筋言っているわがまま坊やみたいな話だ」と述べ、痛烈に批判しました。 国民民主党なんか、手ぐすね引いて待っているのではないか」と語り、連立破棄を促す発言を行いました。
れいわ新選組の高井崇志幹事長が日本維新の会の議員定数削減要求に対し「無理筋のわがまま坊や」と激しく批判し、自民党に連立破棄を促すなど、野党間の対立が深刻化しています。高井氏の発言は維新の政治戦略を厳しく糾弾する内容となっています。
れいわが維新を痛烈批判
れいわ新選組の高井崇志幹事長は2025年11月13日の記者会見で、日本維新の会が今国会での成立を強く訴える衆院議員定数削減について、強い拒否感を示しました。維新の代表的なスローガンを挙げて「『身を切る改革』ではなく『身を太らせる改革』だ。私からは言いたくないので、マスコミの皆さんも強調して言ってほしい」と語り、メディアにも維新批判を求めました。
高井氏は維新の主張に対し「無理筋言っているわがまま坊やみたいな話だ」と述べ、痛烈に批判しました。さらに自民党に対しても「自民は連立放棄したらいい。いなくなったら別の党が連立を組む。国民民主党なんか、手ぐすね引いて待っているのではないか」と語り、連立破棄を促す発言を行いました。
「維新の定数削減は小さな政党いじめにしか見えない」
「大阪で偉そうにしてるけど、全国では通用しないと思う」
「身を切ると言いながら自分たちが得するやり方はずるい」
「国民民主党の方がよっぽど筋が通ってる政策をしている」
「この際、維新抜きで政治を進めた方がいいんじゃないか」
維新の戦略的思惑を暴露
高井氏は比例代表の定数削減について鋭い分析を披露しました。「今の維新にとって有利だ。選挙区で勝っており、比例の数は減っている」と指摘し、維新が自らの選挙戦略に有利になるよう制度設計を企んでいると断じました。
小規模政党が選挙区当選が困難な現状を挙げて「大阪でライバルと思っている公明党や、非常にかみつくれいわなど少数政党の数が減ることを見越している」と指摘しました。これは維新が比例代表削減により、大阪での公明党との競争を有利に進め、同時にれいわなどの批判勢力を議会から排除しようとしているとの見立てです。
政権合意の正統性に疑問
議員定数削減が自民党との連立政権合意書に盛り込まれたことについて、高井氏は「すでに党派を超えて衆院議長のもとで議論が行われている。最も筋が悪い政権合意だ。高市早苗首相も抑制的な答弁になっている」と批判しました。
この発言は、衆議院選挙制度に関する協議会で超党派による議論が進められている中で、自民党と維新だけで定数削減を決めることの不当性を指摘したものです。高井氏自身も同協議会の共同代表の一員であり、正規の手続きを無視した政治的取引に強い不満を示しています。
野党再編への布石
高井氏の「国民民主党なんか、手ぐすね引いて待っているのではないか」という発言は、野党再編への期待を込めたものとみられます。国民民主党の玉木雄一郎代表は議員定数削減法案が提出されれば賛成すると表明しており、維新に対する牽制球を投げています。
実際に国民民主党は維新の「大阪都構想」への対案として「特別自治市」制度の法案提出を準備しており、副首都構想への対案も検討中です。自民党に選択肢を示すことで自民・維新連携に楔を打ち込む戦略を展開しています。
高井氏の激しい維新批判は、政界再編を見据えた政治的メッセージとしての側面も持っています。「山本太郎を中心とした野党再編」を目指すれいわにとって、維新は最大のライバルであり、その政治手法を徹底的に批判することで差別化を図る狙いがあります。