衆議院議員 高市早苗の活動・発言など - 9ページ目
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活動報告・発言
公約がついているタイトルは公約に関連する活動です。
高市首相、中央アジア5カ国と初の首脳会合で東京宣言採択
高市首相が中央アジア初の首脳会合 東京宣言採択で総額3兆円規模の経済協力目標、中露牽制へ戦略的連携 高市早苗首相氏は2025年12月20日、東京都内で中央アジア5カ国(カザフスタン・キルギス・ウズベキスタン・タジキスタン・トルクメニスタン)との初の首脳会合を開催しました。会合後の記者会見で「互恵的な協力関係を一層引き上げる」と成果を強調し、中国やロシアの影響力が強い同地域との戦略的関係構築を鮮明にしました。 東京宣言の採択と3兆円規模の経済協力 今回の首脳会合では、5カ国首脳との共同宣言「東京宣言」が採択されました。高市首相氏は「グリーン・強靱化、コネクティビティー、人づくりの3分野を中心に互恵的なプロジェクトを推進していく」と説明し、具体的な協力内容として「カスピ海ルートを含むグローバルサプライチェーンの円滑化支援や、日本・中央アジアAI協力パートナーシップを通じたAI分野での連携」を表明しました。 特に注目されるのは、今後5年間で総額3兆円規模の民間プロジェクト実施の目標設定です。これは中央アジア地域に豊富に存在するエネルギー・鉱物資源の開発と日本の技術・投資を組み合わせた「ウィンウィンの協力」として位置づけられています。 >「資源豊富な国々と日本が連携するのは良いこと」 >「3兆円って本当に実現できるの?」 >「中国に対抗するための外交戦略ですね」 >「税金を海外にばらまくより国内に使って」 >「エネルギー安全保障には必要な投資だと思う」 中露を意識した戦略的意義を強調 高市首相氏は中央アジア地域について「地政学上の重要性、経済安全保障上の重要性、互恵的なビジネスチャンスという観点から、大きな戦略的意義と潜在性を有している」と指摘しました。これは明らかに、中国の一帯一路構想の影響拡大やロシアとの伝統的な結びつきを意識した発言です。 政府関係者は「中央アジアにとっても対中国、対ロシアへの牽制になる」と説明しており、日本が同地域に「くさびを打ち込みたい」考えを示しています。5カ国はいずれも旧ソ連構成国でロシアとの結びつきが強く、近年は中国との貿易関係も深化しており、外交の多角化を図る各国にとって日本との協力強化は重要な選択肢となっています。 CA+JAD東京イニシアティブの立ち上げ 首相氏は新たな協力枠組みとして「CA+JAD東京イニシアティブの立ち上げを宣言した」と発表しました。このイニシアティブは、中央アジア5カ国の持つ高い潜在性を生かし、産業高度化を後押しする包括的な協力枠組みとして機能する見通しです。 具体的な協力内容として、重要鉱物を効率的に採掘するためのAI技術の提供、中央アジアとヨーロッパをカスピ海経由でつなぐ輸送路のインフラ整備支援などが盛り込まれました。外務省幹部は「中央アジアの資源と日本の技術と投資を組み合わせたウィンウィンの協力だ」と強調しています。 サプライチェーン強化と経済安全保障 首相氏は「中央アジアはエネルギー鉱物資源を有する地域でもある。特に重要鉱物関連では、供給源の多角化を通じ、グローバルなサプライチェーンの強靭化に向けた連携を強化していく」と述べ、経済安全保障の観点から同地域との協力の重要性を強調しました。 首相氏は会合の冒頭で「昨今の国際情勢の変化により、中央アジアを取り巻く環境が急激に変化している今こそ、地域協力および世界との連携がますます重要だ」と語り、ロシアによるウクライナ侵攻などを念頭に置いた発言を行いました。
公立小学校の給食無償化、支援額月5,200円で合意 - 自民・維新・公明3党、物価高に対応
公立小学校の給食無償化、支援額月5,200円で合意 2026年度から実施される小学校の給食無償化に関して、自民党、日本維新の会、公明党の3党は2025年12月18日、支援額を月5,200円とすることで合意しました。この支援額は、2023年の給食費平均額を基に500円の引き上げが行われ、物価高騰を考慮した新たな支援制度が実現しました。給食無償化をめぐる議論は、数ヶ月にわたる協議を経てようやく結論に至り、国と自治体の負担割合についても決定しました。 給食無償化の制度設計と経緯 小学校の給食無償化は、子どもの教育環境を支援し、家庭の負担を軽減するための重要な政策として注目されています。しかし、この制度を実現するためには、数千億円規模の財源が必要とされており、そのため、実務者協議は何度も内容が変更されました。11月7日に始まった協議では、保護者の所得に関係なく一律で支援する案が検討され、2023年の実態調査を基に月額4,700円の支援額が設定されました。 しかし、12月4日の協議では、国による全額負担について慎重な意見が出たため、自治体にも一定の負担を求める方向に転換。この案に対し、自治体からは強い反発があり、一部では保護者に負担を求めることも想定されました。それでも、12月18日には支援額を月5,200円に引き上げ、最終的に合意が得られました。 支援額と負担の調整 合意された支援額月5,200円は、2023年の文部科学省の実態調査を基にした月額4,700円からの引き上げです。物価の高騰を受け、支援額が上積みされることとなりました。支援の負担は国と自治体で半分ずつ負担し、自治体分は地方交付税で対応することになります。東京都を除く自治体では、実質的に地方負担が発生しない仕組みが採用されますが、東京都は交付税を受け取らないため、負担が発生する点に注意が必要です。 > 「給食無償化は、子どもの生活を支援する大きな一歩です。特に物価高騰の中、支援額が増えるのはありがたい。」 > 「国と自治体の折半負担で無償化が進むのは良い方向だと思う。今後、他の施策にも反映されると期待したい。」 > 「支援額が増えることで、さらに多くの家庭が恩恵を受けることになる。ぜひ安定的に実施されるようにしてほしい。」 今後の課題と展望 小学校の給食無償化は、子どもたちの健康と教育における重要な支援策ですが、今後の課題はその安定した運営と長期的な財源の確保です。特に、物価の変動や予算の見直しに対して柔軟に対応する必要があります。また、自治体間での負担の公平性や、地方交付税の仕組みが適切に機能するかも注目すべき点です。今後は、無償化の対象を広げるための取り組みが求められるでしょう。
高市早苗首相、円安・物価高で日銀利上げ容認に転換 財政規律アピールで市場との対話重視
高市首相、利上げ転換で物価高対策を優先 高市早苗首相は、日本銀行の政策金利引き上げを容認する姿勢を明確にしました。これは昨年の自民党総裁選期間中に「金利を今、上げるのはあほやと思う」と強く批判していた立場からの大きな転換です。 >「高市さんが利上げ容認とか、正直意味が分からない」 >「物価高がひどくて家計が苦しいのに、利上げで景気悪化したらどうするんだ」 >「円安で輸入品が高くなるから、利上げで円高にするしかないってことか」 >「政治家って本当に言うことがコロコロ変わるよね」 >「高市さん、総裁選の時とは真逆のことを言ってる気がする」 首相がこの方針転換を決めた主な要因は、円安進行による輸入品価格の上昇です。特に食料品やエネルギー価格の高騰が国民生活を直撃しており、物価高対策を最優先課題とする高市政権にとって看過できない状況となっています。 片山さつき財務相氏や木原稔官房長官氏も、政府と日銀の景気認識について整合性を保つ発言を続けており、政権内での協調体制が整っている状況です。 市場圧力と財政規律への配慮 高市首相の政策スタンスの変化は、金融政策だけにとどまりません。財政拡張に対する市場の厳しい視線も強く意識していることが明らかになっています。 2025年11月下旬の南アフリカでの国際会議で、国際通貨基金のゲオルギエワ専務理事氏と言葉を交わした際、高市首相は同氏から「財政上のリスクも手当てされており安心している」とのコメントを得たことを記者団に積極的にアピールしました。これは市場からの信認確保への強い意識を示すものです。 実際に、高市政権が進める積極財政に対して金融市場では懸念が高まっており、長期金利の上昇や円安進行といった形で市場の不安が表面化しています。首相はこうした市場の動きを受けて、財政の持続可能性についても配慮せざるを得ない状況に追い込まれているのです。 経済対策と利上げのバランス調整 高市政権は2025年度補正予算で17兆7000億円という大規模な経済対策を実施する方針ですが、同時に利上げを容認することで「アクセルとブレーキを同時に踏む」状況となっています。 この一見矛盾する政策運営について、政府内ではコストプッシュ型インフレへの対応という位置づけで整理しています。つまり、財政政策で家計支援を行いながら、金融政策で過度な円安を抑制することで、物価安定と経済成長の両立を目指すという戦略です。 しかし経済学者からは「財政拡張は需要を増やすことになり、物価高を助長する」との指摘も出ており、政策の整合性について疑問視する声もあります。高市首相は今後、この難しいバランス調整を迫られることになりそうです。
高市早苗政権がホンジュラスに洪水対策支援、2.47億円の無償資金協力を実施
高市政権、ホンジュラスへの洪水対策支援を発表 高市早苗政権は、ホンジュラス共和国における洪水対策として、2.47億円(約1,740万USD)の無償資金協力を行うことを発表しました。 この支援は、ホンジュラス北西部における頻繁な洪水の問題に対応するための河川観測機材の供与を目的としています。日本政府の支援が、現地の洪水対策を向上させるための重要な一歩となることが期待されています。 洪水被害が続くホンジュラス北西部 ホンジュラスのバジェ・デ・スーラ都市圏は、ハリケーンや熱帯低気圧による豪雨が原因で頻繁に洪水に見舞われています。 この地域を流れるウルア川およびチャメレコン川は、豪雨時に氾濫し、周辺地域に甚大な被害を与えています。ホンジュラス政府は、災害リスクの低減に取り組んでいるものの、河川の流量データの測定機材が不足しており、洪水対策の精度向上が求められている状況です。 ホンジュラス政府は、洪水に対する事前対応を強化するため、正確な河川データに基づいた対策の策定を目指しています。しかし、現行のインフラでは十分なデータ収集ができず、有効な対策を打ち出すための機材が不足していることが課題となっていました。 日本政府による2.47億円の支援 このような背景を受け、日本政府は12月16日にホンジュラスの首都テグシガルパで、駐ホンジュラス共和国日本国特命全権大使とホンジュラス外務・国際協力大臣の間で書簡の署名を行い、無償資金協力契約が締結されました。 今回の支援により、日本はホンジュラスに対し、河川観測機材を供与することになります。これにより、ホンジュラス政府は、河川の流域特性や気候変動の影響を計測するための設備を整え、洪水対策の質を向上させることができます。 支援の期待される影響 高市政権の支援は、ホンジュラスの経済社会開発にも大きな貢献をすることが期待されています。 洪水対策を強化することで、農業や都市開発、地域住民の生活基盤の安定が図られ、持続可能な開発目標(SDGs)に向けた一助となるとされています。 今回の支援は、単なる一時的な援助ではなく、ホンジュラスの災害リスク削減に向けた長期的な投資とも言えます。 日本の技術と支援が、ホンジュラスの未来にどのような変化をもたらすのかが注目されています。
公約首都直下地震死者1万8000人 想定被害83兆円に減少
首都直下地震の新たな被害想定 政府が約10年ぶりに見直し 政府の中央防災会議の作業部会は2025年12月19日、マグニチュード(M)7級の首都直下地震について、約10年ぶりに被害想定を見直した報告書を公表しました。想定では死者が最大1万8000人、建物の全壊・焼失は約40万棟と試算され、経済被害は約83兆円(約USD5350億)に達するとされています。これは前回想定よりいずれも2~3割減少した数字です。 政府が2013年に示した前回の被害想定では、死者が約2万3000人、建物の全壊・焼失は約61万棟、経済被害は約95兆円と算出されていました。今回の見直しでは、耐震化の進展や火災対策の強化、企業による業務継続計画(BCP)の整備の進展などを踏まえ、被害規模が減少したと評価されています。 季節・時間による被害の差と災害関連死の試算 報告書では首都圏で震源が異なる19パターンの地震を設定し、特に甚大な影響が予想される「都心南部直下地震(M7.3)」を中心に分析しました。揺れは最大震度7に達し、最悪の状況となるのは冬の夕方で風速8メートルの場合です。この条件下では火災による死者が全体の3分の2を占め、約1万2000人に上ると推計されています。 今回の見直しで新たに試算されたのが「災害関連死」です。災害関連死とは避難生活や体調不良、医療環境の悪化などによって震災後に発生する死亡を意味し、報告書では約1万6000人~4万1000人と推計されています。災害対応の長期化が死者数に大きく影響する可能性が示されました。 耐震化の進展と経済活動への影響 建物被害については、全壊が約11万棟、焼失が約27万棟と試算されています。前回想定から減少した背景には、首都圏の都市構造の変化や建物耐震化の進行があります。1981年の建築基準法改正以降は耐震性能が向上し、特に大規模な建物で被害軽減効果が出ています。 経済被害の内訳は「資産被害」が約45兆円、「経済活動の停滞」に伴う損失が約38兆円とされます。これらは前回の約47兆円、約48兆円と比べて減少傾向ですが、依然として日本経済に深刻な影響を及ぼす規模です。首都圏には金融、物流、情報通信など日本経済の中枢が集中しており、大規模地震は全国的な生産活動にも波及します。 国民意識・防災対応の必要性 報告書は災害対策の強化に加え、高齢化の進行や外国人居住者の増加、災害情報のデマ拡散への備えが重要だと指摘しています。特に高齢者は避難行動に時間を要する傾向があり、災害時の対応力の差が死者数に直結するとの分析が示されています。 国民一人ひとりが「自分ごと」として防災を捉え、日頃から備蓄や避難計画の策定、家具の固定などの対策を進める必要があると強調されています。また自治体や企業もBCPの見直しを継続することが求められています。 首都直下地震は、南関東の直下でM7程度の地震が今後30年間に約70%の確率で発生する可能性があるとされ、発生確率の高さが繰り返し指摘されています。これは歴史的な地震活動の蓄積や地殻の力学的な分析に基づくもので、日本付近が環太平洋火山帯に位置することによるものです。 防災計画の見直しと今後の課題 政府は今回の被害想定を踏まえて、防災基本計画や首都直下地震対策の刷新を検討するとみられます。前回の想定では「今後10年間で死者・全壊・焼失をおおむね半減させる」という目標が掲げられましたが、今回の想定ではその目標は達成された面と未達成の面が混在しています。火災対策や耐震化は一定の効果を生みましたが、災害関連死の試算は新たな課題として浮かび上がりました。 専門家からは、避難所運営や医療体制の強化、地域コミュニティの防災力向上が不可欠だとの意見も出ています。またデジタル技術を活用した防災情報の提供や、外国人向けの情報発信体制の整備も求められています。これらは災害発生後の迅速な行動に直結するとされています。 政府の対策の成否は、個人・地域・企業・政府が連携して取り組むかどうかにかかっています。日本は地震が頻発する国であり、首都圏の防災対策は国の安全保障と直結する重要課題となっています。
カーボベルデに1.5億円食糧援助もKPI・KGI不在、国民の税金で数値目標も報告義務もなし
またもや数値目標なき援助 外務省の見解によると、カーボベルデは耕作可能な土地が国土面積の約1割に限られる島嶼国であり、主食の米や小麦を含め国内で消費される穀物のほとんどを海外からの輸入に頼っています。長年にわたる干ばつによる食料生産量の減少及びロシアによるウクライナ侵略の影響による食料価格の高騰などにより、近年、同国の食料事情は一段と悪化しており、食料安全保障への対策が急務となっているとされています。 今回の支援は、カーボベルデの食料安全保障の改善を目的として食糧援助を実施するものですが、具体的な数値目標や達成期限、報告義務が一切示されていません。1億5000万円という国民の税金を使いながら、どのような成果を目指すのか、いつまでに達成するのか、その進捗をどう確認するのかが不明瞭なままです。 >「また海外にばらまきか。日本国内の困ってる人を助けるのが先じゃないの」 >「1.5億円使うなら、何人に食料が届いて、何年で自給率が何パーセント上がるとか、具体的な数字を出してほしい」 >「KPIもKGIもなしに援助するって、民間企業なら絶対にありえない」 >「報告義務がないなら、ちゃんと使われたかどうかも分からないじゃん」 >「国民の税金なんだから、費用対効果をちゃんと説明する責任があるでしょ」 数値目標と期限が不可欠 日本は長年、アフリカをはじめとする発展途上国への援助を続けてきました。カーボベルデに対しても過去に複数回、食糧援助を実施しており、2023年にも1億5000万円の無償資金協力を行っています。しかし、これだけ繰り返し援助を行っているにもかかわらず、カーボベルデの食料事情が改善した形跡は見られず、依然として同様の援助を求め続けています。 これは明らかに援助の効果測定ができていない証拠です。民間企業であれば、投資に対して必ずKPIやKGIを設定し、定期的に進捗を確認し、目標が達成できなければ戦略を見直します。ところが、政府開発援助においては、そうした当たり前の管理手法が導入されていません。 例えば、「この援助により、2年以内にカーボベルデの穀物自給率を現在の10パーセントから15パーセントに引き上げる」「援助した食料により、栄養不良の子どもの数を半年以内に20パーセント削減する」といった具体的な数値目標と期限を設定すべきです。さらに、四半期ごとに進捗報告を義務付け、目標未達の場合は原因分析と改善策を求めるべきでしょう。 報告義務なき援助は税金の無駄遣い 指示にもあるように、海外への資金援助や資金協力、借款に対してはKPI・KGIが必須です。数値的な目標と期限が示されず、報告もないそれらは国民の理解を得ることはできません。 日本国内では物価高騰が続き、国民生活は厳しさを増しています。減税や給付金を求める声が高まる中、海外への援助だけは湯水のように続けられています。援助そのものを否定するわけではありませんが、せめて国民の税金を使う以上、その使途を明確にし、成果を数値で示し、定期的に報告する義務があるはずです。 政府は今後、すべての海外援助案件において、KPI・KGIの設定と定期報告を義務化すべきです。それができないのであれば、国民の理解を得ることは不可能であり、援助政策そのものの見直しが必要です。カーボベルデへの1億5000万円の援助が、本当に同国の食料安全保障改善に寄与するのか、国民は厳しく監視していく必要があります。
檜垣幸人会長「器を大きく」1兆円造船基金で設備投資意欲、中韓8割シェアから反転攻勢
1兆円基金で造船業再生 檜垣会長「まずは器を大きく」設備投資に強い意欲 中韓シェア8割の現実から反転攻勢へ 政府による1兆円規模の造船業再生支援を受け、日本造船工業会の檜垣幸人会長(今治造船社長)が2025年12月18日の定例会見で改めて設備投資への強い意欲を示しました。世界市場で中国・韓国が約8割のシェアを握る厳しい現状の中、檜垣氏は「まずは器を大きくしないと、コスト競争力は高まらない」として生産規模拡大の必要性を強調しています。 世界シェア4割から1割台へ急落の現実 日本の造船業界は深刻な危機に直面しています。我が国の造船業は、1990年代には世界シェアの4割近くを占めたが、その後2000年頃から急速にシェアを伸ばした中韓との間で熾烈な競争が続いている状況で、足元のシェア(24年)は日本12・8%、韓国28・1%、中国54・7%まで低下しています。 特に深刻なのは、2024年の世界の造船市場において、中国の圧倒的な優性が改めて示されました。新規受注において、中国はCGTベースで世界シェアの70%以上を獲得し、トン数ベースでも全体の約3分の2を占め、市場における主導的地位を確固たるものにしましたという現実です。 こうした状況を打破するため、政府は月内にも策定する総合経済対策に、官民で造船業に1兆円規模を投資すると盛り込む。2035年に建造量を24年比で倍増させることをめざす方針を打ち出しました。 「まずは器を大きく」檜垣会長の戦略 檜垣会長は会見で、世界の造船市場における課題について具体的に言及しました。韓国は本来倒産すべき企業を公的に救済、中国は実質的に政府丸抱えの各種支援が行われている中で、日本は公正な競争環境に置かれていないと指摘しています。 特に韓国については、経営難に陥った旧大宇造船海洋に1兆円を超える巨額の公的金融支援を実行。信用力の低い造船所に市場で得られないような公的保証を付与し、受注を後押しした実態があります。 このような不公正な競争環境の中で、檜垣会長は生産規模拡大を重視する理由として、古くなった船を処分して新しく建造する「リプレース」の国内需要を国内造船が逃すことの深刻さを挙げました。その上で、コスト競争力を高めるためには生産能力の向上が不可欠との認識を示しています。 基金活用で人手不足解消とロボット導入 業界団体の日本造船工業会は民間の借り入れも含め3500億円を投じる考えを示す。政府も同額を拠出し基金をつくる想定となっており、官民一体での大規模投資が実現する見込みです。 基金による投資は各社で人手不足を補うロボット投資など幅広い分野に振り向ける予定で、船舶建造は、多数の部材(数十万点~100万点)を短期間で組み立て建造する極めて複雑な工程である造船業の特性を踏まえた自動化・効率化が期待されます。 >「1兆円の基金でようやく中韓と同じ土俵で戦える。日本の技術力を生かす時が来た」 >「造船業は地域の雇用を支えている。政府支援で地方経済も活性化してほしい」 >「アンモニア船や水素船など環境対応技術では日本が先行している。チャンスだ」 >「中国や韓国の政府支援は異常。日本もようやく本気で対抗してくれる」 >「建造量倍増は現実的な目標。檜垣会長のリーダーシップに期待している」 10年後倍増計画「達成は可能」 日本全体で船舶の建造量を10年後に現在の倍の1800万総トンに伸ばす政府計画について、檜垣氏は「達成は可能だ」との認識を示しました。この目標は現在の厳しい現実を考えると野心的ですが、檜垣会長は「日本経済やサプライチェーン(供給網)を守るためにまずは世界シェア20%を最低限達成しないといけない。そうしないと世界からも見放されてしまう」と危機感を込めて語っています。 実現に向けては業界再編も重要な要素となります。檜垣氏は「大きな会社同士の棲み分けは終わっている」として従来型の再編については一段落したとの認識を示しつつ、脱炭素社会で求められるアンモニアや水素といった新燃料に対応した船の設計では、海運会社や造船会社の垣根を越えた協業が必要だと指摘しました。 「オールジャパン」で技術革新推進 特に注目すべきは、檜垣氏が「『オールジャパン』というアライアンス(連合)で最大限効率を上げる必要がある」と述べた点です。これは単なる企業間の協力を超え、業界全体での連携強化を意味しています。 アンモニア燃料船などについては、中国や韓国との開発競争が激化している。国土交通省は2024年7月、次世代船舶の受注で30年に世界シェア首位を目指す目標を打ち出した状況の中で、技術開発競争に勝ち抜くための戦略的な取り組みが求められています。 実際に、造船大手の今治造船はクレーン新設のほか、アンモニアや液化天然ガス(LNG)、メタノールといった燃料のタンクの生産能力を高める。同社の投資総額185億円に対し、61億円を補助金でまかなうなど、具体的な設備投資も始まっています。 檜垣氏は2025年6月には日本造船工業会の会長に就任。日本造船工業会では三菱重工業や川崎重工業、IHIなど重工系のトップが会長を務めていたが、専業造船では初の会長就任となっており、業界の変革期を象徴する人事とも言えます。 1兆円基金を活用した造船業再生は、日本の製造業復活のシンボルとしても注目されており、檜垣会長のリーダーシップの下で業界全体の競争力向上が期待されています。
公約元政府高官7名が公安調査庁ベース対外情報機関創設提言、高市政権の安保強化に一石
元政府高官が情報機関刷新提言 公安調査庁ベースの対外諜報組織創設へ 高市政権の安保政策に一石 元国家安全保障局長や防衛事務次官ら政府要職経験者7名が2025年12月18日、政府のインテリジェンス機能強化に向けた包括的な提言を取りまとめたことが判明しました。英国の秘密情報局(MI6)を参考に公安調査庁をベースにした対外情報機関の創設を核とした内容で、高市早苗政権が進める情報活動改革に重要な影響を与えそうです。 日本の情報活動「著しく遅れ」と警告 今回の提言は、谷内正太郎元NSS局長、島田和久元防衛事務次官、吉田圭秀前統合幕僚長、高見沢将林(のぶしげ)元官房副長官補ら7人がまとめました。提言では、日本の情報活動能力が諸外国に比べて「著しく遅れている」と厳しく指摘しています。 特に重要な点として、政府が来年末までに目指す国家安全保障戦略など安保3文書の改定で、情報活動を「最重要課題として検討」するよう訴えたことです。これは高市政権が推進する安全保障政策の強化と歩調を合わせた動きと言えるでしょう。 組織創設だけでは不十分、制度整備も必要 提言は単なる組織論にとどまりません。「組織だけ創設しても有効な情報収集は困難」として、情報活動で身分偽装や贈賄を行った際の免責制度や、情報提供者の亡命を認める制度の整備も行うべきだと具体的な制度改革を求めています。 さらに、情報活動に従事する公務員の処遇改善や、各情報機関が持つ情報を政府内で共有するシステム構築も必要と指摘。情報活動関連の人員・予算を倍以上に増やすことも求めたとしており、抜本的な体制強化を訴えています。 >「これまでスパイ天国と言われ続けてきた日本も、ようやく本格的な情報機関を作る時が来た」 >「中国や北朝鮮の脅威を考えれば、情報活動の強化は待ったなしの課題だ」 >「諸外国並みのスパイ防止法と情報機関が必要。国民の安全を守るためにも急ぐべきだ」 >「技術流出を防ぐためにも、しっかりとした情報機関が不可欠だと思う」 >「高市首相なら本気で取り組んでくれそう。期待している」 高市政権の情報活動強化への本格始動 実際に高市政権では、情報活動強化への取り組みが本格化しています。政府が各省庁のインテリジェンス(情報活動)を統括する「国家情報局」を来年7月にも設置する方向で調整していることが明らかになっています。 情報局は既存の内閣情報調査室(内調)を格上げする形で創設し、外務省、防衛省、警察庁、公安調査庁などの情報部門が持つ情報を集約する予定です。外交・安全保障政策の司令塔である国家安全保障局と同格とし、各省庁に情報提供を指示する権限を持たせる方針となっており、従来の縦割り組織の弊害を解消しようとしています。 スパイ防止法制定への動きも加速 高市政権では国家情報局創設と並行して、スパイ防止法の制定についても積極的に取り組んでいます。高市政権がインテリジェンス(情報活動)に関する担当相の新設を検討していることも判明しており、政治責任の明確化も図る方針です。 これらの動きは、公安調査庁は、内閣官房内閣情報調査室、警察庁警備局、外務省国際情報統括官組織、防衛省情報本部とともに、内閣情報会議、合同情報会議を構成する日本の情報機関のひとつである現状から、より統合的で効率的な情報活動体制への転換を目指すものです。 現在の公安調査庁は破壊活動防止法や団体規制法の規制対象に該当する団体であるかどうかの調査(情報収集)と処分請求を行う機関であり、調査活動の過程で入手した情報を分析・評価し、政府上層部に提供している状況ですが、新たな対外情報機関の創設により、より能動的な情報収集活動が可能になると期待されます。
部活動改革予算139億円に大幅増額・教員働き方改革で地域展開加速・平日活動も本格移行へ
部活動改革予算、実質2倍超の139億円に 「改革実行期間」へ大幅増額で地域展開を加速 政府は2026年度予算案で、公立中学校の部活動を民間団体などに委ねる地域展開(地域移行)に57億円を計上する方向で最終調整に入りました。文部科学省は2025年度補正予算で確保した82億円と合わせて実質139億円とし、従来の66億円から2倍超への大幅増額となります。2026年度から6年間の「改革実行期間」に入ることを踏まえた措置で、平日も含めた全国的な部活動改革を本格化させる狙いです。 新たな段階へ 部活動改革は2026年度から新たな段階に入ります。これまでの3年間は「改革推進期間」として主に休日の地域展開を進めてきましたが、2026年度からの6年間は「改革実行期間」と位置づけられ、平日の活動も含めた本格的な改革が始まります。 政府は予算の大幅増額により、受け皿となるクラブ組織の整備や指導者の確保、生活困窮世帯への支援を強化します。従来の指導者謝金への補助に加え、地域クラブ活動の運営体制構築や専門的な指導者の育成にも重点的に予算を配分する方針です。 >「先生の休日が少しでも確保できるなら良い制度だと思う」 >「子どもが専門的な指導を受けられるようになりそう」 >「費用負担が心配だけど、教員の負担軽減は必要」 >「地域の指導者を見つけるのが大変そう」 >「部活の在り方が変わるのは時代の流れかもしれない」 教員の働き方改革が背景 部活動改革の背景には、教員の深刻な長時間労働があります。文部科学省の2022年度教員勤務実態調査によると、中学校教員の約77%が週50時間以上勤務しており、休日の部活動指導が大きな負担となっています。 中学校教員の約8割が部活動の顧問を担当している現状で、競技経験のない教員が指導を強いられるケースも多く、教員志望者減少の一因ともなっています。地域展開により、教員が休日に指導する必要のない環境を構築し、本来の授業準備や生徒指導に専念できる体制を目指します。 また、少子化により学校単位でチーム編成が困難な競技が増えており、生徒の多様なニーズに応えるためにも地域での活動環境整備が急務となっています。 課題山積の地域移行 一方で、地域展開には多くの課題も指摘されています。最も深刻なのは保護者の費用負担増加です。富山県黒部市の例では、指導員報酬として1人当たり年間約7000円の上乗せ負担が発生し、保護者の4割が「負担に感じる」と回答しています。 地方の指導者不足も深刻な問題です。中山間地域や離島では専門的な指導者の確保が困難で、地域展開を希望しても実現できない自治体が少なくありません。政府は今回の予算増額により、こうした課題への対応策も強化する考えです。 さらに、中学校体育連盟主催の大会参加資格や、学校教育との連携方法など、制度面での整備も求められています。地域クラブ活動が学校部活動と同等の教育的意義を持ち続けられるかが、改革成功の鍵となります。 継続的支援で全国展開 政府は単年度の予算措置にとどまらず、6年間の改革実行期間を通じて継続的な支援を行う方針を明確にしています。2026年度の57億円は当初予算であり、今後も必要に応じて補正予算での上積みも検討される見通しです。 スポーツ庁は「地域の子供は、学校を含めた地域で育てる」という理念のもと、既存の枠組みにとらわれない新しい部活動の形を全国に広げたい考えです。成功事例の横展開や課題解決のノウハウ共有により、地域の実情に応じた多様な展開方法を支援していく予定です。 教員の働き方改革と生徒の活動機会確保の両立を目指す部活動改革は、2026年度の大幅予算増額により新たな段階に入ります。地域社会全体で子どもたちを育てる体制構築に向けた本格的な取り組みが始まります。
官邸幹部が核兵器保有論言及、現実路線で安保環境変化に対応
官邸幹部が核保有論に言及 2025年12月18日、首相官邸の幹部が報道陣に対し、個人の見解としながらも「日本は核兵器を保有すべきだ」との考えを示しました。この幹部は高市早苗首相に対し安全保障政策などについて意見具申をする立場にあり、その発言は政権内部の認識を示唆するものとして注目されます。 発言の背景には、中国の核戦力増強やロシアによる核の脅し、北朝鮮の核開発など、日本を取り巻く安保環境の急激な悪化があります。官邸幹部は米国の核抑止の信頼性についても疑問を呈し、日本独自の核兵器保有について議論する必要があるとの認識を示しました。 ただし、実際に政権内で議論が進んでいるわけではなく、核不拡散条約体制との兼ね合いや非核三原則の見直しには政治的な体力が必要になるとも指摘しており、慎重な姿勢も併せ持っていることが窺えます。 高市政権の非核三原則見直し検討 この発言は、高市首相が既に検討している非核三原則の見直し論と軌を一にしています。首相は就任前から「持ち込ませず」の見直しを訴えており、国会でも安保関連3文書の改定の際に「非核三原則の堅持」の文言を引き継ぐかを問われて明言を避けています。 高市氏は過去の著書で非核三原則が「邪魔だ」として、特に「持ち込ませず」の部分について安保3文書からの削除を要請していたことを自ら明かしています。有事の際に核兵器を搭載した米軍艦船の寄港を認めなければ、核抑止力が弱まるとの考えからです。 >「核を持たない国は結局、核保有国に圧迫される運命にある。ウクライナを見れば分かる」 >「中国や北朝鮮が核で恫喝してくる中で、日本だけが丸腰でいるのはおかしい」 >「アメリカの核の傘が本当に機能するかどうか、もう信用できない時代になった」 >「核兵器は悪だけど、現実的に考えて抑止力として必要な時代だと思う」 >「被爆国だからこそ核の恐ろしさを知っている。だからこそ二度と使わせないための抑止が大切」 こうした国民の声からは、安全保障環境の変化に対する危機感と、理想と現実の間で揺れる複雑な心境が読み取れます。 変化する世界の核情勢 現在の国際情勢は、戦後長らく維持されてきた核兵器をめぐるパワーバランスが大きく変化しています。ロシアはウクライナ侵攻で核使用の威嚇を繰り返し、核保有国が非核国を侵略し核で脅すという前例を作りました。 中国は核兵器不拡散条約で認められた5つの核兵器国の中で唯一核弾頭数を増加させており、大陸間弾道ミサイルのサイロ建設や戦略原潜の建造を進めています。従来の最小報復戦略から大きく逸脱し、核戦力の即応態勢を高めている状況です。 北朝鮮も核・ミサイル開発を加速させており、2025年は「国防科学発展及び武器体系開発5ヶ年計画」の最終年として、核兵器の小型化や多様化を一層推進しています。特にウラン濃縮施設の公開や極超音速兵器の開発成功など、技術的な進歩を誇示しています。 核抑止の現実と限界 このような状況下で、核兵器を保有しない国々は厳しい選択を迫られています。従来の「核の傘」に依存する拡大核抑止は、核保有国同士の相互抑止と比較して常に脆弱性を抱えています。 特に隣接する核保有国からの脅威に直面した場合、米国が自国の都市を核攻撃のリスクにさらしてまで非核同盟国を守るかという疑問が常に付きまといます。この信頼性の問題こそが、韓国でも独自核保有論が高まっている背景にあります。 ロシアのウクライナ侵攻は、核保有国が核の威嚇を背景に侵略戦争を仕掛けるという新たなパターンを示しました。この「核による恫喝外交」は、国際法や外交規範を根底から揺るがす深刻な問題となっています。 核兵器保有国と非保有国の間には、決定的な力の格差が存在します。この格差が存在する限り、真に対等で公平な外交関係を築くことは困難です。核保有国は常に最終的な脅しのカードを持ち、非保有国はそれに屈服せざるを得ない構造的な不平等があります。 現在の世界では、核兵器を持つ国が持たない国に対して傲慢な圧力をかけたり、侵略したりするケースが横行しています。核による抑止力がなければ、真の意味での主権国家としての独立と尊厳を保つことが困難になりつつあるのが現実です。 非核三原則の理念は確かに尊いものですが、それを堅持することで国家の存立そのものが脅かされるような状況では、現実的な安全保障政策として再検討が必要な時期に来ているといえるでしょう。理想と現実のバランスを取りながら、国民の生命と財産を守るための最善の選択を模索することが、政治の責任であると言えます。
高市早苗政権、ラオス道路防災を支援 10億円無償資金協力の全容
高市政権が決断したラオス道路防災支援 高市政権は2025年、ラオス人民民主共和国における道路インフラの防災対策を支援するため、約10億円の無償資金協力を実施する方針を明らかにしました。対象は洪水や地すべりなど自然災害が頻発する山間部で、災害発生時の人命救助や物流確保を支える道路防災体制の強化が目的です。 今回の支援は、日本の外交政策における「実効性ある国際協力」を体現するものです。単なる金銭支援ではなく、現地の弱点を正確に見極めた上で、必要な機材を供与する点に特徴があります。 災害多発国ラオスが抱える道路インフラの課題 外務省の見解によると、近年のラオスでは集中豪雨に伴う洪水や地すべりが相次ぎ、特に山間部の道路網が深刻な被害を受けています。道路防災機材が不足しているため、災害時に緊急車両の進入ルートを確保できず、救助や復旧が大きく遅れるケースが続いています。 幹線道路の寸断は、遠隔地の集落にとって命綱を失うことを意味します。物資供給や医療アクセスが途絶え、被害が拡大する要因となってきました。道路は単なる交通手段ではなく、災害時の生命線であるという認識が、今回の支援判断の背景にあります。 10.09億円の無償資金協力と具体的支援内容 2025年12月12日、ラオスの首都ビエンチャンにおいて、駐ラオス人民民主共和国日本国特命全権大使と、フォンサムット・アンラワン外務副大臣との間で、供与額10.09億円(約6,900,000USD、換算基準日2025年12月12日)の無償資金協力に関する書簡が署名・交換されました。 支援の正式名称は「経済社会開発計画(道路防災対策機材の供与)」で、緊急迂回用の仮設橋梁や滞水排水車などが供与されます。これにより、国道8号を含む山間部の主要幹線道路で、災害発生直後から緊急支援ルートを確保し、迅速な道路復旧が可能になります。 機材供与による即応力の向上は、遠隔地を含む社会インフラの早期復旧につながります。結果として、ラオス全体の経済社会の強じん性、つまり災害に耐え回復する力を底上げすることが期待されています。 国益と国際貢献を両立する高市外交 今回の無償資金協力は、人道的意義だけでなく、日本の国益にも資する取り組みです。災害に強いインフラ整備は地域の安定につながり、東南アジア全体の経済成長と安全保障環境の改善に寄与します。 高市政権は、感情論や場当たり的なバラマキではなく、現場の実情に即した支援を重視しています。実務に強い外交姿勢は、国内外から評価される要素です。 > 「道路が復旧しないと救助も支援も始まらない」 > 「日本の支援は具体的で現場に合っていると感じる」 > 「災害対策こそ本当に必要な国際協力だと思う」 > 「形だけの援助より、機材供与はありがたい」 > 「高市政権の判断は現実的で評価できる」 道路防災という地味だが不可欠な分野への支援は、国際社会における日本の信頼を着実に高めます。高市政権が掲げる現実重視の外交路線は、今後の国際協力の一つの指標となりそうです。
WFPがミャンマー飢餓危機を警告 USAID閉鎖で資金不足、日本は5,800万ドル拠出
WFPが警告するミャンマーの飢餓危機 世界食糧計画(WFP)は、アメリカの国際開発庁(United States Agency for International Development=USAID)の事実上の閉鎖や外国政府の支援減少により、資金が大幅に不足しているとして、ミャンマーにおける飢餓危機への支援呼び掛けを強めています。WFPは、2026年にミャンマーで1,200万人以上が深刻な飢餓に直面し、うち約100万人が命を守るための緊急支援を必要とする水準に達すると警告しています。これは全国民の約3分の1に相当し、地域の安定を揺るがす水準です。 ミャンマーでは、2021年の軍事クーデター以降、紛争と国内避難の増加が収まらず、食料供給が逼迫しています。その中でWFPは、限られた資金で食料と栄養支援を毎日届けていますが、資金不足は支援の継続性を大きく脅かしています。WFPミャンマー事務所の代表であるマイケル・ダンフォード氏は、国際社会に対し「持続的な資金援助が必要だ」と訴え、外交的な支援も不可欠だと強調しています。 USAID閉鎖とWFP資金危機の背景 世界食糧計画は本来、国連傘下で最も大規模な食糧支援機関として、世界中で飢餓と闘ってきました。その活動はすべて政府や団体からの寄付によって支えられていますが、近年は主要な援助国による支援額の減少が続いています。WFPは2025年の受け入れ資金が前年に比べて約40%減少していると公表し、世界各地の緊急支援プログラムに深刻な影響が出ていると警告しています。 中でもアメリカのUSAIDは、2025年初頭に指針変更や実質閉鎖の動きが進み、WFPや他の国際機関への資金提供の停止や大幅削減につながっています。USAIDは長年、世界最大規模の援助供給源の一つでしたが、その機能停止は世界の人道支援体系に大きな亀裂を生じさせています。 支援資金の落ち込みは、単なる資金減少にとどまりません。WFPが緊急のニーズに応えるための食糧供給ラインが途絶するリスクが高まり、一部地域では深刻な人道危機が更に悪化する恐れがあります。国際的な援助の協調が弱まる中、脆弱な地域の住民は直接的な影響を受けやすくなっています。 日本政府の対応と国際協力 こうした国際社会の資金不足の中で、日本政府は世界食糧計画への支援として5,800万米ドル(約80億円)を拠出すると発表しています。この拠出は補正予算であり、WFPが世界各地で生活の基盤を守るために必要とする支援に充てられます。日本の支援は、紛争や気候変動、経済危機の影響を受ける複数の国や地域に対して行われ、ミャンマーもその対象の一つです。 今回の日本からの拠出は、食料支援だけでなく、子どもや妊婦などの栄養支援、食糧供給チェーンの強化、緊急時の対応能力向上まで多岐にわたる支援活動に資金が割り当てられています。日本はWFPへの主要な支援国の1つであり、継続的な援助が世界の飢餓対策に寄与しています。 世界的な人道支援の課題と今後の展望 ミャンマーだけでなく、世界各地で飢餓や食料不安が深刻化している背景には、紛争、経済不安定、気候変動など複合的な要因があります。WFPは2026年に約1,300万人への直接的な支援を目指して予算を組んでいますが、資金不足は支援能力を大きく制限しています。 > 「このままでは支援が途絶えて多くの命が危険にさらされる」 > 「国際社会は責任ある支援を再確認すべきだ」 > 「ミャンマーの未来に希望を持てるような支援が必要だ」 > 「支援が減ると地域全体の安定も失われる」 > 「飢餓は最も弱い人から命を奪う」 資金不足は単なる数字の問題ではなく、直接的に人命と社会の安定に影響を及ぼします。政府や国際機関がどこまで連携し、食料支援の継続と拡大を図れるかが今後の大きな焦点です。飢餓危機の回避には、持続的な資金提供だけでなく、紛争の解決や経済的支援の強化といった包括的なアプローチが求められています。
公約給食無償化で月5200円支援合意 自民党・公明党・日本維新の会が全額国費案
給食無償化で3党合意、月5200円の全額国費 2025年12月18日、自民党、公明党、日本維新の会の3党は国会内で協議を行い、公立小学校の給食無償化について、児童1人あたり月5200円を支援することで合意しました。2026年春の開始を想定し、給食の食材費を国が実質的に全額補助する枠組みです。 支援額は、2023年度に実施された文部科学省の調査で示された全国平均の食材費月4700円を基準に、物価高騰分として500円を上乗せして設定されました。表向きは国と都道府県が折半負担ですが、都道府県分は地方交付税で手当てされるため、最終的な財源負担は国に集約されます。 > 「給食が無償になるのは助かるけど、そのお金はどこから出るのか気になる」 > 「結局は税金で払うなら、無償って言い方は違うと思う」 > 「物価高で苦しいから支援はありがたい」 > 「全国一律で同じ金額で足りるのか疑問だ」 > 「教育にお金を使う優先順位は大事にしてほしい」 一律支援の仕組みと自治体の実情 今回の制度では、新たな交付金を国が創設し、児童数に応じて自治体へ給付する仕組みが取られます。保護者の所得制限は設けず、一律に支援する点が特徴です。自治体は原則として財政負担を求められず、制度運営に専念できるとされています。 ただし、すべての自治体で給食の食材費が月5200円以内に収まるわけではありません。すでに食材費が支援額を上回っている地域もあり、その場合は差額を保護者が負担する可能性があります。無償化とされながら、地域差によっては完全な無償とならない点が、今後の課題です。 地方反発と制度修正の経緯 当初の協議では、都道府県に半額の実負担を求める案が検討されました。しかし、全国知事会など地方側から強い反発が相次ぎました。物価高騰や人件費増で自治体財政が厳しさを増す中、新たな恒久負担を受け入れられないという声が背景にありました。 このため3党は方針を修正し、地方交付税で都道府県負担分を全額措置する形に転換しました。結果として、国が実質的に全額を負担する制度設計となり、地方側の理解を得ることになりました。制度実現を優先するための政治判断が色濃く反映された経緯です。 無償化政策の是非と財源論 給食無償化は子育て世帯の負担軽減として分かりやすい政策ですが、その財源は最終的に国民全体の税負担です。減税や物価高対策が強く求められる中で、恒久的な支出を積み上げる手法が妥当かどうかは慎重な検証が必要です。 特に教育分野の無償化を進めるなら、単に税で賄うのではなく、事業の効率化や優先順位の明確化が欠かせません。給食無償化も含め、無償化ありきではなく、財源と効果を冷静に見極める視点が、今後の国会論戦で問われることになります。
パスポート手数料引き下げで海外旅行負担軽減、出国税3倍で財源確保
海外旅行負担を軽減へ新制度発表 政府は2025年12月17日、パスポート手数料の大幅な引き下げを発表しました。現在の手数料から最大7000円引き下げ、10年用パスポートを約9000円に統一します。 現在は5年用と10年用に分かれており、10年用はおよそ1万6000円、5年用は12歳以上でおよそ1万1000円、12歳未満でおよそ6000円となっています。しかし新制度では18歳以上の成人は10年用に統一され、約9000円になります。 18歳未満については5年用を対象に一律およそ4500円とする方向で検討されており、現在の料金から大幅に引き下げられます。政府は2026年1月の通常国会で旅券法改正案を提出し、同年7月からの実施を目指しています。 出国税3倍に引き上げで財源確保 パスポート手数料引き下げの財源として、政府・与党は国際観光旅客税(出国税)を現行の1人1000円から3000円に引き上げる方向で調整しています。 2024年度の出国税による税収は、訪日客の増加で前年比1.3倍の525億円でした。税額を3000円に引き上げた場合、単純計算で1500億円規模に増える見込みです。 出国税は航空・船舶会社がチケット代に上乗せする形で間接徴収し、国籍による差別をしない原則があるため、旅行や仕事で海外に渡航する日本人も支払うことになります。 >「パスポート料金が安くなるのはありがたいけど、出国税が上がるなら結局負担は変わらないかも」 >「頻繁に海外出張する人には出国税の負担が重そう」 >「オーバーツーリズム対策なら仕方ないが、日本人も負担するのは複雑」 >「パスポートは10年に1回だけど、出国税は毎回かかるからトータルでは負担増」 >「せっかく海外旅行が回復してきたのに水を差すことにならないか心配」 外国人ビザ手数料も大幅値上げ 政府は外国人向けビザ発給手数料についても引き上げを検討しています。現在の一次有効(シングル)3000円、数次有効(マルチ)6000円から、欧米並みの水準に引き上げる方針です。 40年以上料金改定をしていないビザ手数料は、一次有効で5倍の1万5000円程度になる可能性が高いとみられています。これにより訪日外国人の負担は大幅に増加することになります。 オーバーツーリズム対策の必要性 観光客の急増で、地元住民の生活への悪影響や環境破壊などが懸念されており、増収分を対策費などに充てることが検討されています。 政府は増加した税収を観光地での混雑対策や地方へのインバウンド誘客事業に活用し、オーバーツーリズム問題の解決を図る考えです。一方で、海外旅行に出かける日本人の負担軽減策としてパスポート手数料を引き下げることで、バランスを取る方針です。
高市早苗首相の年収の壁178万円指示で税制改正前進、国民民主党との協議継続
高市早苗首相は2025年12月17日、自民党(自由民主党)の小野寺五典税制調査会長と首相官邸で会談し、所得税がかかり始める「年収の壁」の見直しについて、自民、国民民主(国民民主党)、公明の3党の幹事長が昨年12月に合意した178万円への引き上げを目指すよう指示しました。この指示は、国民民主党の玉木雄一郎代表が求める税制改正の実現に向けた重要な一歩となります。 高市首相の明確な指示で前進に期待 小野寺氏は会談後、記者団に対し「各党と誠意をもって対応し、少しでも賛成が得られるようにしっかり最後まで詰めていただきたいという首相からの指示があった」と説明しました。これまで自民党内では168万円案が検討されていましたが、高市首相の強いリーダーシップにより、3党合意の内容である178万円への引き上げを目指す方針が明確に示された形です。 高市首相は15日の参院予算委員会でも「与党の税制調査会で、現段階では課税最低限は168万円までたどり着いた」と発言していましたが、今回の指示により、より踏み込んだ対応を求める姿勢を明確にしました。 国民民主党の強い要求が背景に 年収の壁を巡っては、国民民主党の玉木雄一郎代表が168万円とする自民案では不十分だとして、自民側に譲歩を求めていました。玉木氏は「働き控えの解消と手取りを増やす」という政策目的を達成するには178万円への引き上げが必要だと一貫して主張してきました。 玉木氏は1995年に103万円の壁が設定された際の最低賃金と現在の最低賃金の上昇率(約1.73倍)を反映した適正な課税最低限として178万円という数字を提示しています。これは物価上昇やインフレに対応した税制改正の必要性を示すものです。 >「年収の壁が178万円になれば、もっと働ける」 >「今の168万円じゃまだ働き控えしちゃう」 >「パート収入を気にしないで済むようになってほしい」 >「やっと手取りが増える制度になりそう」 >「高市首相のリーダーシップに期待してる」 自民と国民民主の協議継続が焦点 小野寺氏は「誠意をもって対応するということが大切だ。178万円を目指して最終的に調整していきたい」と述べ、3党合意を踏まえた対応を約束しました。一方で、玉木氏は協議の決着に向けて党首会談の必要性に言及していますが、小野寺氏は「そこは総理の判断だ」と述べるにとどめています。 自民と国民民主両党の税調は、17日中を含めて協議を継続する予定です。これまでの経緯を見ると、財務省の強い反対や約7~8兆円の税収減が見込まれる財源問題などが障壁となっていますが、高市首相の明確な指示により前進する可能性が高まっています。 減税優先の政策実現に向けて この税制改正は、高市政権が掲げる経済政策の核心部分でもあります。現在の物価高は明らかに数十年にわたる政策の結果であり、物価高対策として財政出動や減税は一刻の猶予も許されない状況です。国民の生活を直接支援する減税政策の実現は、政治の責任として極めて重要な課題です。 高市首相は26日の党首討論でも玉木氏に対し「給与所得控除もあわせて考えながら、共に目的を達成していくということであれば大いに賛成する」と表明しており、178万円への引き上げ実現に向けた強い意志を示しています。今回の指示はその方針を具体的な行動として示したものと言えるでしょう。
高市首相、定数削減法案「通常国会で成立期す」野党理解求める方針
継続審議 高市首相「定数削減法案、通常国会で成立期す」野党理解求める方針示す 高市早苗首相(62)は2025年12月17日の会見で、衆院議員定数削減法案について「通常国会で野党の理解を求め、成立を期したい」と述べました。自民・維新両党が今国会に提出した法案は審議入りに至らず、継続審議となったため、来年1月召集予定の通常国会での成立を目指す方針を改めて表明した形です。 >とうとう今国会では成立しなかったね。野党の抵抗が強すぎた 同日、第219回臨時国会が58日間の会期を終えて閉幕しました。高市連立政権として初の国会では、総額18.3兆円の2025年度補正予算やガソリン税の暫定税率廃止法が成立した一方、議員定数削減法案は継続審議となり、積み残しの課題となりました。 法案は現在の衆院議員定数465人から「1割を目標として45人以上削減」し、420人以下にする内容です。具体的な削減方法は与野党協議会で選挙制度改革と併せて検討し、1年以内に結論が出なければ自動的に小選挙区25、比例代表20を削減する規定も盛り込まれています。 維新の連立条件で提出 定数削減は、日本維新の会が自民党との連立政権樹立の「絶対条件」として掲げていた政策です。吉村洋文代表(50)は「身を切る改革のセンターピン」と表現し、今国会での成立を強く求めていました。 >維新の看板政策だから絶対に通さないといけなかったのに 自民・維新両党は12月5日に法案を国会提出しましたが、立憲民主党など野党各党は「政治とカネの問題を後回しにして定数削減を先行させるのは本末転倒」として強く反発。日程的にも会期末まで2週間を切った状況での審議は困難な状況でした。 12月16日の与党党首会談で、高市首相と吉村代表は来年の通常国会での実現を目指して努力していくことで一致しました。維新の中司宏幹事長(54)は「2026年の通常国会での対応も視野に入れている」と述べ、長期戦も辞さない構えを示しています。 >1年後の自動削減条項があるから時間的余裕はないはず 野党は政治とカネ優先主張 野党側は定数削減法案よりも、企業・団体献金の禁止や政治資金規正法の改正を優先すべきだと主張しています。日本共産党の田村智子衆院議員は「議会制民主主義破壊の重大事態」と強く批判し、「裏金問題の解明や企業団体献金禁止を棚上げして政治改革を定数削減にすり替える暴挙」と非難しました。 立憲民主党など野党6党・会派の国対委員長は、議員定数削減法案より政治資金規正法改定案の審議を優先すべきだと確認しており、通常国会でも厳しい対立が続く見通しです。 >企業献金の問題が先でしょ。定数削減なんて後回しでいい 法案には「自動削減条項」という異例の仕組みが盛り込まれており、自民党内からも「そんなプログラム法があるか」との批判が出ています。閣僚経験者からは「結論が出なければ自動的に適用される仕組みは問題」との声も上がっており、党内調整も難航が予想されます。 木原稔官房長官(55)は17日の記者会見で「引き続き、自民党と日本維新の会の連立を基礎に、一つ一つの政策を果敢に実行していきたい」と述べ、連立政権の結束維持を強調しました。ただし、定数削減を巡る議論は来年の通常国会でも与野党対立の火種となることは確実です。 >高市さんも維新との約束を守らないといけないから大変だ 高市首相は臨時国会では審議日程や採決時期について「国会での協議に委ねられる」と述べていましたが、通常国会では「野党の理解を求め」る姿勢を鮮明にしました。しかし、野党側の理解を得るのは容易ではなく、連立政権の重要政策の行方は不透明な状況が続いています。
政府与党がインボイス特例控除を7割に緩和 小規模事業者の激変緩和で段階縮小スケジュール見直し
政府与党がインボイス特例控除を7割に緩和 小規模事業者の激変緩和で段階縮小スケジュール見直し 2025年12月16日に判明した政府・与党の見直し案によると、インボイスを発行しない免税事業者から仕入れた際の消費税の控除率を2026年10月から2年間は7割にすることが決まりました。この決定は、小規模事業者の負担軽減を求める声に応えたもので、当初予定されていた急激な控除率削減を緩和する重要な政策転換です。 現行制度の8割から段階的削減へ 現在のインボイス制度では、2023年10月から2026年9月まで、免税事業者からの仕入れについて80%の仕入税額控除が認められています。現行計画では26年10月から5割に下げる予定だったため、8割から5割への急激な変更を避け、段階的な縮小を図ることになります。 新しいスケジュールでは、控除率を段階的に引き下げる方針が明確化されました。26年10月から7割に引き下げた後、28年10月から5割、30年10月から3割と段階的に削減し、31年10月以降は特例措置を完全に廃止する計画です。 公明党の要望に配慮した激変緩和策 公明党の赤羽一嘉税制調査会長は12月2日、自民党の小野寺五典税調会長との会談で、消費税のインボイス制度で事業者の負担を減らす特例措置の延長を求めていました。日本商工会議所などが現行の特例を延長するよう要望していたため、今回の見直しはこれらの要望に配慮したものです。 また、特例措置としての控除が適用される期限も29年9月末から2年延長することで、小規模事業者への配慮を最大限に示した形となりました。 課税逃れ対策も強化 一方で、制度の適正運用を確保するための措置も盛り込まれました。外国法人グループが課税逃れに悪用しているとの指摘があることから、一つの免税事業者からの仕入れにつき年10億円までとしていた適用上限額を、年1億円に引き下げることが決定されました。 この措置により、大規模な取引における不正利用を防止しながら、中小規模事業者への支援は継続するという、バランスの取れた制度設計となっています。 2割特例も個人事業主に延長措置 インボイス発行事業者に転換した小規模事業者への支援も拡充されます。消費税の納税額を売上時に受け取る消費税額の2割に抑える特例措置を、個人事業主については28年の申告分まで2年間延長することになりました。ただし、納税額は3割に引き上げられます。 この2割特例は、インボイス制度を機に免税事業者から課税事業者に転換した事業者を対象とした負担軽減措置で、仕入税額の実額計算が不要となり、事務負担の大幅な軽減が期待できます。 税制改正大綱への反映と今後の展望 これらの見直し内容は、月内に取りまとめる2026年度税制改正大綱に盛り込まれる予定です。控除率を縮減する方向性は維持しつつ、引き下げのペースや幅を緩やかにすることで、小規模事業者が制度変更に対応する時間を十分に確保できるようになります。 この激変緩和措置により、課税事業者が免税事業者との取引によって被る税負担を軽減でき、免税事業者も取引上不利になるリスクをある程度抑えられるため、両者にとってメリットがあります。
2026年度予算案、過去最大120兆円超 物価高と防衛費が膨張要因
2026年度予算案、120兆円超へ 過去最大の規模に膨張 政府が編成を進める2026年度の予算案は、一般会計歳出(支出)総額が120兆円を超える見通しとなり、過去最大を更新することが16日に明らかになった。2025年度の予算案での115兆1978億円を上回り、物価上昇や人件費の高騰を反映して、必要な政策経費が膨張したことが背景にある。 物価高が予算を押し上げる 2026年度の予算案が過去最大となる背景には、物価高や人件費の高騰が大きく影響している。これらの要因は、経済対策や社会保障費の増加を招き、支出が膨らむ結果となった。特に物価上昇は、生活費やエネルギーコストの増加を引き起こしており、その対応として政府は必要な経費を確保せざるを得ない状況にある。 また、社会保障費も大きな圧力となっており、少子高齢化が進む中で、年金や医療費などが増加している。このため、これらの支出を反映させた予算案が編成されている。 25年度補正予算の成立 2026年度予算案の編成を前に、2025年度の補正予算案が16日の参院本会議で与党などの賛成多数で可決され、成立した。補正予算には物価高対応や成長戦略投資が盛り込まれており、総額は18兆3034億円となる。これにより、新型コロナウイルス禍後で過去最大の規模となる補正予算が成立した。 これらの補正予算を受けて、2026年度の予算案においても、引き続き物価高や成長戦略に対応するための措置が講じられることになる。このことが、今後の経済回復に向けた重要な礎となることが期待されている。 国債発行の増加 2026年度予算案では、国債発行による財政負担が増加する可能性が高い。借金である国債の償還や利払いに充てる国債費は、2025年度の28兆2179億円を上回り、過去最大となる見通しだ。これにより、財政悪化への懸念が高まり、金融市場では国債の売却が進み、長期金利が上昇している。 これらの国債費の増加は、将来的な財政健全化に向けた課題を残すこととなり、今後の予算編成においては、さらなる見直しや財政改革が求められるだろう。 防衛費と社会保障費が予算を圧迫 2026年度予算案の膨張を引き起こすもう一つの要因は、防衛費の増加である。日本は、近年の国際情勢の変化に対応するため、防衛力の強化に向けた予算を積極的に投入しており、防衛費は9兆円規模に達する見込みだ。この予算規模は、過去に例を見ないほどの規模であり、予算全体を圧迫する要因となっている。 さらに、少子高齢化に伴い、年金や医療などの社会保障費が増加しており、これも予算の膨張を招いている。特に、年金制度の維持や医療費の増加は、今後も大きな課題として政府にのしかかるだろう。 122兆円規模の概算要求 石破前政権下で今年8月末までに取りまとめた2026年度の概算要求総額は122兆4454億円となっており、これはこれまでの予算規模を大きく上回る金額となる。これを受けて、政府は予算案の見直しや調整を行いながら、最終的な支出額を決定することになる。 2026年度予算案が成立すれば、巨額の財政支出が続くこととなり、その影響が日本経済に与える影響にも注目が集まるだろう。予算案の確定には、さらなる議論と調整が必要とされる。 財政健全化に向けた課題 120兆円を超える規模となる2026年度の予算案は、財政健全化に向けた課題を一層浮き彫りにしている。増加する社会保障費や防衛費、そして国債費の増加により、財政健全化を進めるためにはさらなる政策の見直しが求められるだろう。 今後、政府は財政支出をどう抑制し、健全な財政運営を実現するかが問われる。また、物価高や少子高齢化などの問題を踏まえたバランスの取れた予算編成が、今後の課題となるだろう。
改正給与法成立 国家公務員の給与引き上げ 月給3.62%増、ボーナス年4.65カ月
改正給与法が成立 国家公務員の月給・ボーナス引き上げ 2025年度の国家公務員一般職に対する給与引き上げを決定する改正給与法が、2025年12月16日、参院本会議で与党などの賛成多数により可決、成立しました。この改正により、国家公務員の月給とボーナス(期末・勤勉手当)が引き上げられ、給与水準の改善が図られます。 給与引き上げの内容 改正給与法では、人事院勧告に基づき、月給の平均を3.62%(1万5014円)増額し、さらにボーナスは0.05カ月増加し、年4.65カ月となります。これにより、月給とボーナスの両方が引き上げられ、国家公務員の給与水準が安定することが期待されています。月給、ボーナスともに引き上げられるのは4年連続であり、継続的な給与改善が進められています。 年間給与の増加 改正により、国家公務員の平均年間給与は26万3000円増加し、総額で714万3000円となります。この増額は、公務員の生活を支援するだけでなく、経済全体にも一定の影響を与えると見込まれています。 社会的背景と今後の展望 公務員の給与は、社会全体の給与水準や物価動向に影響を受けるため、給与引き上げは政治的にも注目される政策の一つです。今回の改正給与法の成立は、公務員の労働条件改善とともに、政府の責任を果たすものと評価されています。給与の引き上げは、職務に従事する公務員のモチベーション向上や業務効率化にも寄与するとされています。 今後も物価高や社会経済状況に応じた給与引き上げが検討されることが予想されますが、その実施においては財政状況や社会全体の経済バランスを考慮する必要があります。 SNSの反応 SNSでは、国家公務員の給与引き上げに対する賛否が分かれる反応が見られます。支持する声や期待する声がある一方で、給与水準に対する懸念の声もあります。 > 「国家公務員の給与引き上げは当然。生活に余裕が出れば、より良いサービスを提供できる。」 > 「毎年のように給与が上がるのは羨ましい。民間企業も追随してほしい。」 > 「公務員の給与が増えても、税金がそのままじゃ意味がない。」 > 「この給与引き上げは、公共サービスの質を向上させることに繋がってほしい。」 > 「増税の影響もあるし、増額がどこまで実感できるかは疑問。」 このような声は、給与引き上げがもたらす社会的影響について、さまざまな視点から意見が交わされていることを示しています。
公約自民党政権、映画「みんな、おしゃべり!」に助成金交付 ろう者とクルド人の対立を描く
自民党政権、映画「みんな、おしゃべり!」に助成金交付 ろう者とクルド人の対立を描く 自民党政権下で、優れた日本映画製作を支援するための日本映画製作支援事業が実施されており、その一環として、映画「みんな、おしゃべり!」に対して助成金が交付されています。この映画は、ろう者とクルド人の対立を描いた作品で、文化庁文化芸術振興費補助金の支援を受け、GUM株式会社が企画・製作プロダクションを担当し、Mou Pro.が配給協力をしています。映画は2025年11月29日から上映されており、その内容が話題を呼んでいます。 映画の概要と助成金の目的 映画「みんな、おしゃべり!」は、ろう者とクルド人という異なる背景を持つ二つの家族が描かれた作品です。映画のストーリーは、古賀家というろう者の家族と、同じ街に引っ越してきたクルド人一家が些細なすれ違いから対立を繰り広げる様子を描いています。両家族の間の通訳として登場するのは、古賀家で唯一聴者の娘・夏海と、クルド人一家で唯一日本語を話せるヒワ。二人は次第に惹かれ合うものの、両家族の対立は深刻化し、最終的には街を巻き込む大きな問題に発展します。 この映画は、異なる文化的背景を持つ人々がどのようにコミュニケーションをとり、対立を解決していくのかをテーマにしており、視覚的にも感情的にも強いインパクトを与える内容です。映画のクライマックスでは、古賀家の弟・駿が描いた謎の文字がきっかけとなり、物語は予想を超えた結末に向かって進行します。 助成金交付の背景 映画「みんな、おしゃべり!」は、文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)を通じて、約1,023万円の助成金を受けて製作されています。この事業は、優れた日本映画の製作活動を支援することを目的とし、映画制作に必要な資金を提供するために、文化芸術の普及と振興を図るためのものです。助成対象となった「私の通訳者(仮題)」という名称で助成を受けており、製作団体であるGUM株式会社に対して交付された金額は約1,023万円となっています。 日本政府は、映画というメディアを通じて、日本国内外における文化交流や相互理解を深めるための活動を積極的に支援しています。今回の助成金交付も、異なる文化を理解し合うための重要な取り組みとして位置付けられています。特に、ろう者とクルド人という異なる背景を持つ人々が交わるドラマは、共生や多文化共存の重要性を再認識させ、社会的な意義が大きいと言えるでしょう。 映画の社会的意義と今後の展望 「みんな、おしゃべり!」は、ろう者とクルド人という異文化間の対立を描いていますが、単なる対立の物語ではありません。異なる文化や言語を持つ人々がどのように共生し、理解し合うことができるのかをテーマにしており、現代社会における多様性の重要性を訴えかけています。また、映画が描く「通訳」という役割は、言葉の壁を越えて人々をつなぐ重要な意味を持ち、視覚的にも強いメッセージを発信しています。 この映画は、社会問題に対して敏感でありながらも、エンターテイメントとしての魅力も兼ね備えています。助成金を受けて製作されたことにより、より多くの観客にそのメッセージが届くことが期待されています。今後も、映画が公開されることで、異文化理解や多文化共存に対する関心が高まり、社会に対する強い影響を与えることが予想されます。 映画が持つ社会的意義に加えて、文化庁の支援によって日本映画の質がさらに向上し、国内外で評価されることが望まれます。 SNSの反応 SNS上では、映画「みんな、おしゃべり!」に対する期待と関心が高まっています。特に、ろう者とクルド人という異文化間の交流を描いた点が注目されており、多くのユーザーがそのテーマに共感を示しています。 > 「異文化間の交流を描いたこの映画、絶対に観るべき!」 > 「ろう者とクルド人、言語や文化を越えてどうつながっていくのか、すごく気になる。」 > 「文化庁が支援する映画、期待してます。助成金でこんな素晴らしい映画が生まれるとは。」 > 「映画のテーマが現代の社会に必要なメッセージを与えてくれる。観た後に考えさせられそう。」 > 「『みんな、おしゃべり!』って映画タイトルがすごく面白そう!絶対観に行きます。」 こうした声は、映画が社会においても重要なメッセージを発信していることを示しており、文化庁の支援が実を結んでいることを証明しています。
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高市早苗
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