高市早苗の活動・発言など - 5ページ目
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活動報告・発言
公約がついているタイトルは公約に関連する活動です。
公約ルビオ米国務長官が拉致被害者家族と面会へ、トランプ大統領同席は不透明
米国務長官が拉致被害者家族と面会へ、トランプ大統領の同席は不透明な情勢に 米国務省は2025年10月28日、来日中のマルコ・ルビオ国務長官が北朝鮮による日本人拉致事件の被害者家族と同日午前に面会すると発表しました。しかしドナルド・トランプ大統領が同席するかどうかは明らかになっておらず、日米関係における重要な外交課題への対応が注目されています。 日本政府は今回のトランプ大統領来日に合わせて、拉致被害者家族との面会を調整してきました。高市早苗首相は10月23日に拉致被害者家族と面会した際、トランプ大統領をはじめ各国首脳との会談で拉致問題への理解と協力を求めていく姿勢を表明していました。 トランプ大統領が拉致問題に慎重姿勢を示す背景 日米外交筋の情報によると、トランプ大統領は拉致被害者家族との面会に慎重な姿勢を示していることが分かりました。その理由は明らかになっていませんが、トランプ氏が訪日後に韓国を訪れる際、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記との会談を希望していることが関係している可能性があります。 トランプ大統領は10月24日、ホワイトハウスで記者団に対し、金正恩氏との会談について意欲を示していました。北朝鮮は拉致問題を解決済みと主張しており、トランプ氏が金正恩氏との対話を優先するあまり、拉致被害者家族との面会を避けている可能性が外交筋の間で指摘されています。 トランプ大統領は第1次政権時にも北朝鮮との対話を重視し、金正恩氏と3回の首脳会談を実施しました。2019年の第1次来日時には拉致被害者家族と面会し、金正恩氏に拉致問題を提起した経緯があります。しかし今回は、米朝会談の実現を優先する戦略的判断が働いている可能性が高いとみられています。 >「拉致被害者家族との面会は当然実現すべきだ」 >「トランプ氏は北朝鮮との関係を優先しすぎではないか」 >「金正恩との会談より先に日本の家族に会うべきだろう」 >「拉致問題を解決済みとする北朝鮮の主張を認めてはならない」 >「トランプ大統領には日本の立場を理解してほしい」 ルビオ国務長官の面会が持つ意義 トランプ大統領の同席が不透明な中、ルビオ国務長官が拉致被害者家族と面会することには一定の意義があります。ルビオ氏は2025年1月に国務長官に就任して以来、日米外相会談で岩屋毅外務大臣から拉致問題への協力を求められ、支持を表明してきました。 ルビオ国務長官は対中強硬派として知られ、人権問題にも積極的に取り組んできた経歴を持ちます。上院議員時代には中国の新疆ウイグル自治区における強制労働問題に関する法律の成立を主導するなど、人権侵害への対応で実績を残してきました。 拉致被害者家族にとって、米国の外交トップが直接話を聞く機会は極めて重要です。横田めぐみさんの母、横田早紀江さんは89歳、多くの被害者家族が高齢化する中、時間的制約は極めて厳しい状況にあります。日本政府が認定する拉致被害者は17人で、このうち5人が帰国しましたが、残る12人の消息は依然として不明のままです。 拉致問題解決への国際的な協力が不可欠 北朝鮮による日本人拉致問題は1970年代から1980年代にかけて発生し、2002年に金正日総書記が拉致を認めて謝罪しました。しかし北朝鮮は8人が死亡、4人は入国していないと主張し、日本側はこれを受け入れていません。 高市首相は就任後、拉致問題を最重要課題と位置づけ、全ての被害者の一日も早い帰国実現を目指す方針を明確にしています。10月28日の日米首脳会談でも、トランプ大統領に対して拉致問題への協力を改めて要請する見通しです。 トランプ政権の米国第一主義の外交政策の中で、日本の人権問題にどこまで関与するかは不透明な部分があります。しかしルビオ国務長官が被害者家族と面会し、その訴えを直接聞くことで、米国政府内での問題意識が高まる可能性があります。拉致問題の解決には、日米同盟の強化とともに、国際社会全体での圧力と対話が必要不可欠です。
公約高市早苗総理とトランプ大統領が初会談、安倍晋三氏の友情継承し日米同盟強化へ
高市総理大臣がトランプ大統領と初会談し、強固な日米同盟を確認しました。安倍晋三氏との親交を背景に、両首脳が「世界最強の同盟」を強調する場面では、トランプ氏は高市氏を最も偉大な総理大臣の一人になると期待しています。 日米「最強同盟」再確認へ 高市早苗総理大臣とドナルド・トランプ米大統領が2025年10月28日午前、都内の迎賓館で初会談を行いました。会談の冒頭、高市氏は「直接お会いできることを楽しみにしておりました」と述べ、トランプ氏が故・安倍晋三元総理と築いた長年の友情に感謝の意を表明しました。 高市氏は会談で「日米は今や世界で最も偉大な同盟になりました」と述べ、日本も共に世界の平和と繁栄に貢献していく決意を示しました。さらに「私は日本の国益を守り抜くためにも、強い日本外交を取り戻す決意です」と力強く語りました。 これに対してトランプ氏は「私は常に日本に対する大きな愛情と大きな敬意を抱いてきました」と応じました。高市氏に対しては「シンゾー(安倍元総理)から聞いています。あなたが最も偉大な総理大臣の一人になると思っている」と述べ、故・安倍氏との信頼関係を踏まえた期待を表明しました。 安倍路線の継承を全面に トランプ氏の来日は、2019年のG20サミット以来約6年ぶりとなります。高市氏が総理就任からわずか1週間という異例の早さでの首脳会談となったのは、かつてトランプ氏と蜜月関係を築いた安倍氏の後継者という立場を明確にする狙いがあります。 >「高市さんはトランプさんとの信頼関係を安倍さんから引き継げるかが鍵だ」 >「安倍さんみたいにトランプさんと仲良くやってくれたら日本は安心だよね」 >「女性総理として初の日米首脳会談、歴史的な瞬間だな」 >「日米同盟が強固なのは本当にありがたい。中国への抑止力になる」 >「トランプさんが高市さんを認めてくれているのは心強い」 高市氏は、2012年の自民党総裁選で安倍氏を支援し、推薦人にも名を連ねた人物です。安倍氏が第二次政権を発足させた際には自民党広報本部長に抜擢され、「日本を、取り戻す。」のキャッチコピーで知られる選挙戦を指揮しました。その後も安倍氏の信任を得て、政務調査会長や経済安全保障担当大臣などの要職を歴任しています。 世界平和への評価も 高市氏は会談で、トランプ氏が仲介したタイとカンボジアの停戦やガザ地区を巡る和平合意を高く評価しました。「これだけの短期間に世界はより平和になった」と述べ、「私自身も強い感銘を受けた」と強調しました。 トランプ氏は「あなたが望むこと、必要な支援があれば、私が日本を助けるためにできることがあれば私たちは共にあります。最も強固なレベルの同盟国です」と応じ、日本への全面的な支援を約束しました。 会談では中国の威圧的な行動により厳しさを増す東アジアの安全保障環境を踏まえ、日米同盟の更なる強化を確認しました。高市氏は国家安全保障戦略など安保関連3文書の改定前倒しを含め、主体的に防衛力を強化する方針を説明したとみられます。 両政府は、レアアースなど重要鉱物の確保や供給を巡る連携を確認する方向で調整しています。また関税合意の履行や、日本による約84兆円規模の対米投資についても協議が行われる見通しです。 高市氏にとって、総理就任直後にトランプ氏との良好な関係を演出できたことは、自身の外交手腕を国内外に示す好機となりました。安倍氏が築いた日米の信頼関係を継承し、新たな時代の日米同盟を構築できるかが注目されます。
高市早苗首相、フィリピンと物品役務相互提供協定に原則合意 日本8か国目の締結へ
2025年10月26日、マレーシアで行われた高市早苗首相とフェルディナンド・マルコス・フィリピン大統領との首脳会談で、日本とフィリピンが物品役務相互提供協定の締結に原則合意したことが明らかになりました。これは日本初の首相に就任した高市氏にとって、初めての海外首脳との対面会談となり、両国の安全保障協力が新たな段階に入ることを象徴する重要な一歩となりました。 日本とフィリピンが安保協力を強化する背景 今回合意された物品役務相互提供協定は、自衛隊とフィリピン軍が食料、燃料、輸送、医療サービス、弾薬などを相互に提供できる仕組みを定めるものです。共同訓練や平和維持活動、人道支援活動などの際に、両国の部隊が必要な物資や役務を円滑に融通し合えるようになります。 この協定の背景には、南シナ海における中国の海洋進出があります。中国はフィリピンの排他的経済水域内でも領有権を主張し、海警局の船舶による威圧的な行動を繰り返しています。2025年10月12日にも、南シナ海の南沙諸島パグアサ島付近で中国船舶がフィリピン政府の船に故意に衝突する事件が発生しました。国際仲裁裁判所は2016年に中国の主張を退ける判決を下しましたが、中国はこれを無視し続けています。 こうした状況下で、日本とフィリピンは自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた戦略的パートナーとして、安全保障面での連携を強化してきました。2024年7月には両国の外務・防衛閣僚会合で相互アクセス協定が署名され、2025年6月に日本の国会で承認、9月11日に発効しています。 >「これで日本とフィリピンの関係が本当に強くなるね」 >「中国の横暴に対抗するには同盟国との協力が必要だ」 >「災害支援でも役立つし、良い協定だと思う」 >「南シナ海の平和を守るためには日米比の連携が重要」 >「高市首相の外交デビューとしては上々のスタートだ」 セブ島地震での人道支援に初適用 実は今回の物品役務相互提供協定の原則合意に先立ち、2025年9月30日にフィリピン・セブ島沖で発生したマグニチュード6.9の地震への人道支援で、相互アクセス協定が初めて適用されました。この地震では死者72人、行方不明者559人、被災者約7万7000人という甚大な被害が発生しました。 日本の航空自衛隊は10月7日から11日にかけて、KC-130H空中給油・輸送機と隊員約30人をフィリピンに派遣し、物資輸送支援を実施しました。中谷防衛相は当時「日本とフィリピンとの間の防衛協力がかつてないほど進展をしている証だ」と強調しました。相互アクセス協定の発効からわずか1か月足らずで実際の人道支援活動に活用されたことは、両国の協力関係の実効性を示すものとなりました。 日本が締結するACSAは8か国目へ 日本はこれまで、アメリカ、オーストラリア、イギリス、カナダ、フランス、インド、ドイツの7か国と物品役務相互提供協定を締結してきました。フィリピンとの協定が正式に署名・発効すれば、日本にとって8か国目の締結国となります。 特に注目すべきは、日本が相互アクセス協定を締結しているのはオーストラリア、イギリスに続いてフィリピンが3か国目であることです。相互アクセス協定は部隊の相互往来を円滑にする仕組みで、物品役務相互提供協定と組み合わせることで、より実効性の高い安全保障協力が可能になります。 高市首相は会談で「自由で開かれたインド太平洋の実現に向け戦略的パートナーであるフィリピンとの関係を一層強化していきたい」と述べました。また経済分野では、インフラの強靭化推進を支援する意向を表明しました。2026年はフィリピンが東南アジア諸国連合の議長国を務める予定で、日本との国交正常化から70年目の節目でもあります。マルコス大統領は会談冒頭で、高市首相にフィリピン訪問を呼びかけました。 国益に沿った外交姿勢を評価 高市早苗氏は従来から、国益を明確に説明した上での海外支援の重要性を主張してきました。今回の物品役務相互提供協定も、単なる一方的な支援ではなく、日本の安全保障環境の改善に直結する相互協力の枠組みです。南シナ海の安定は、日本のシーレーン(海上交通路)の安全確保にも不可欠であり、フィリピンとの協力強化は日本の国益に合致します。 また今回の協定は、単に軍事面だけでなく、セブ島地震のような災害時の人道支援にも活用できる点が重要です。国民の税金を使った海外支援が、どのように日本の国益につながるのかを明確に示すことは、国民の理解を得るために必要不可欠です。高市政権の外交姿勢は、こうした説明責任を果たす方向性を示していると言えるでしょう。
高市首相、マレーシアに31億円無償資金協力・潜水作業支援船供与で地域安保を強化
高市首相、マレーシアに31億円無償資金協力で安保能力強化へ シーレーン防衛と地域安定を支援 高市早苗首相は2025年10月22日、マレーシアのクアラルンプールで、同国のアンワル首相との会談後、政府安全保障能力強化支援(OSA)の枠組みを通じてマレーシア国軍に対し、潜水作業支援船及び停戦監視用機材を供与することで合意しました。供与額は31億円です。この決定は、就任後初の外国訪問でASEAN首脳会議に出席した高市首相の、地域戦略の重要性を示す具体的な施策となります。 シーレーン防衛の地政学的要衝 マレーシアはインド洋と東アジアを結ぶ海上交通路、いわゆるシーレーンの防衛において極めて重要な位置を占めています。同国はマラッカ海峡の沿岸国であり、南シナ海の南部に広く接することで、世界の原油タンカーの約3分の1以上が通過する重要航路を管轄下に置いています。日本の石油輸入の約9割が中東から海路で運ばれており、その全てがこの海域を通ります。この生命線とも呼ぶべき海域の安全確保は、日本の経済安全保障にとって極めて重大な課題です。 >「日本の経済安全保障を考えると、このシーレーン防衛は本当に重要ですね」 >「マレーシアの役割が大きいというのは初めて知りました」 >「アジアの地政学が複雑になる中での投資なんですね」 >「インフラ支援だけじゃなく、安保協力も本気なんだと感じます」 >「東南アジアとの絆を深めることは日本の国益にもつながるんだ」 外務省は供与の意義について、「包括的・戦略的パートナーであるマレーシアは、マラッカ海峡の沿岸国であるとともに南シナ海南部に広く接しており、インド洋と東アジアをつなぐ海上交通路の要衝に位置している」と説明しています。マレーシア国軍は、この重要なシーレーンの警戒監視活動を担うとともに、地域の安定と発展において重要な役割を果たしており、同国の安全保障能力の向上は日本及び地域全体の利益に直結します。 潜水作業支援船と監視機材の戦略的役割 今回供与される潜水作業支援船は、マレーシア国軍の潜水士による捜索救難活動や訓練の拠点となる船舶です。海難事故や沈没船からの救出、海中の不発弾処理といった複雑な作業や訓練に活用される重要な資産となります。シーレーンの安全保障を担う海軍の能力向上に直結するこの支援は、長期的な地域安定に向けた投資です。 同時に供与される停戦監視用機材は、カンボジアとタイの国境に配置されるASEAN(東南アジア諸国連合)監視団の活動を支援するためのものです。無線機や双眼鏡などの基本的な監視用具を含み、両国の和平合意に基づく停戦監視活動を強化します。このような広域的な平和維持活動への支援は、ASEANの中心性を尊重し、地域全体の安定に寄与する日本の外交姿勢を示すものです。 高市政権の初外遊と「法の支配」の強調 高市首相の就任後初の外国訪問がマレーシアでのASEAN関連会議でした。同首相はASEAN首脳との会議で、「法の支配に基づく国際秩序」と「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の重要性を強調する共同声明の採択を主導しました。この方針は、海洋進出を強める中国をけん制し、地域の安定を守るという日本の基本戦略を反映しています。 マレーシアへの支援は、日本がASEAN各国との安全保障協力をいかに重視しているかを示す象徴的な案件です。政府開発援助(ODA)や安全保障支援を通じ、日本は東南アジア地域への関与を深める一方で、中国の影響力拡大に対抗する戦略的パートナーシップを構築しています。 OSA枠組みの拡大と経済協力の融合 政府安全保障能力強化支援(OSA)は、同志国の軍など安全保障機関に対して機材供与やインフラ整備を行う無償資金協力の枠組みです。マレーシアは2023年度にOSA対象国に指定されており、今回の潜水作業支援船の供与はこれまでの無人航空機や救難艇の供与に続く案件となります。段階的な能力強化を図る一貫した支援政策が展開されています。 高市首相は会議で、ODAやOSAを通じた海洋安保や災害対策での協力方針を示すとともに、新たに「日ASEAN経済関係強化のためのワーキンググループ」の立ち上げで合意しました。サイバーセキュリティ能力の構築や人材育成、信頼できるAI技術の共同活用なども含まれており、安全保障と経済協力の融合を図る包括的アプローチが展開されています。
日経平均5万円初突破、高市政権とFRB利下げ期待で相場上昇
日経平均5万円の大台突破 高市政権とFRB利下げ期待が相場を押し上げ 初の5万円台に突入、市場の期待度を示す 東京証券取引所で2025年10月27日午前の取引開始直後、日経平均株価はついに初めて5万円の節目を突破しました。 始値は前週末比606円15銭高の4万9905円80銭で取引が開始され、上場来初となる5万円台への到達という歴史的な瞬間を迎えました。上昇幅は一時800円を超える場面も見られ、市場参加者の強気姿勢が鮮明になっています。 この急速な株価上昇の背景には、複数の好材料が同時に作用しています。米国の良好な経済指標と金融緩和への期待、国内政治の安定化を巡る楽観論、そして米中間の貿易摩擦懸念の後退が相まって、投資家のリスク選好姿勢を大きく高めています。日本の金融市場の歴史において、5万円は新たなマイルストーンとなりました。 >「やっと5万円か。もう何年も待ってた。これでアベノミクス以来の恩恵をようやく感じられた」 >「高市政権の政策で景気が良くなると思うと、買い時かもしれない」 >「アメリカの利下げが続くなら、日本株はもっと上がるんじゃないか。円安も進むし」 >「5万円を突破したら売却のチャンスだと思ったけど、このままいきそう。追いかけ買いも出てるのかな」 >「米国との関係が良好だと判断された。トランプとの会談がうまくいけば、さらに上昇も期待できる」 米国利下げ継続の観測が相場を下支え 米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和の継続期待が、東京市場の上昇を大きく牽引しています。9月の米消費者物価指数が市場予想を下回ったことで、今週予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測が強まっています。FRB当局者は10月のFOMC会合で0.25ポイントの利下げを実施する方向で示唆しており、市場参加者の間では年内3回連続の利下げシナリオが広く織り込まれています。 こうした米国の金融緩和基調は、日本を含むアジア太平洋地域への資金流入を促進する要因となっています。低金利環境下では、リスク資産である株式への投資インセンティブが高まり、相対的に利回りが期待できる日本株が注目を集めやすくなります。前週末の米国株式市場では主要3指数(ダウ平均、S&P500、ナスダック)がそろって最高値を更新しており、その好況基調が東京市場へも波及しました。 高市新政権による政治の安定化が買い材料に 国内政治の混乱が一掃されたことも、株価上昇の重要な要因です。10月21日に就任した高市早苗首相は、安倍晋三元首相と同じく積極的な財政政策と金融緩和を推し進める政治家として市場から評価されており、「サナエノミクス」への期待が高まっています。 先月6日の自民党総裁選で高市氏が選ばれた際、日経平均は1日で2200円近く上昇するという「高市トレード」が発生しました。 高市内閣は日本維新の会との連立政権を組成し、政治の決定メカニズムが正常化したとの見方が市場で優勢になっています。公明党が連立から離脱した9月下旬から続いた政治的不確実性が払拭され、改めて政策実行への信頼が回復した形です。市場参加者の間では、減税や規制改革などの経済活性化政策が具体化されるとの期待が広がっており、これが現在の株価水準を支えています。 米中貿易摩擦懸念の緩和も好材料 米中間の通商摩擦に対する懸念も和らいでいます。先月までトランプ米大統領による高関税政策が経済に悪影響を与えるとの警戒感が市場で高かったのに対し、最近の関税措置が企業業績に及ぼす悪影響が当初予想より限定的だと判断されるようになりました。 特に自動車産業への関税が当初の40%から15%に引き下げられたことで、日本の自動車メーカーを中心とした主力企業への悪影響が軽減される見通しが強まっています。 この好材料の積み重ねにより、投資家のリスク選好姿勢が大幅に改善し、日本株への買いが加速しました。外国為替市場でも円相場が急落し、午前9時時点で1ドル=153円近辺まで円安が進行しています。円安進行は日本の輸出企業の業績改善期待につながり、さらなる株価押し上げ要因となっています。 トランプ・高市首脳会談が次の焦点 10月28日に予定されている高市首相とトランプ米大統領の初めての対面会談は、相場の次のターニングポイントとなる可能性があります。トランプ氏は27日から29日の日程で来日し、27日に天皇陛下と会見、28日に東京都内で日米首脳会談を開く予定です。 両首脳が日米同盟の結束を確認し、良好な関係が構築できれば、市場は一段と強気姿勢を強めるとみられています。 高市首相は25日のマレーシアでの電話会談でトランプ氏と初接触し、「日米同盟をさらなる高みに引き上げる」との意思確認を済ませています。電話会談ではトランプ氏が安倍元首相への言及を何度もしたほか、高市首相のことを「偉大な人物だった安倍氏の親友」と述べるなど、好意的な態度を示しています。会談を通じて防衛力強化策や防衛費増額などを巡る具体的な政策調整が進めば、日米同盟強化への市場評価が一層高まり、株価を一段と押し上げる契機になる可能性があります。
公約高市首相がASEAN首脳会議で「法の支配」強調、インド太平洋秩序維持へ初外遊で示した決意
初の外遊で「法の支配」強調 高市首相、ASEAN首脳会議で地域秩序維持へ決意 高市早苗首相は2025年10月26日、マレーシアで開催された日本・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席し、「法の支配に基づく国際秩序」の重要性を強調した共同声明の採択を主導しました。首相就任後、初となる外国訪問で、地域の平和と安定維持に日本の強い決意を示した形です。 「自由で開かれたインド太平洋」実現へ、ASEANとのシナジー構築 首相は会議の冒頭、「これまでの協力を一層発展させ、ともに強く、豊かになるための取り組みを進めていく。ASEANとともにインド太平洋地域の平和、安定、繁栄を守り抜いていきたい」と述べました。共同声明では、ASEAN側の「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」と日本が主導する「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」が本質的な原則を共有していることを「再確認」すると明記。法の支配に基づく国際秩序とルールに基づく開かれた地域秩序の実現に向け、両構想の結びつきを強めることが記載されました。この共同声明は2020年以来、5年ぶりの発出です。 日本政府としても、この地域での影響力拡大を目指す中国を意識し、国際法を尊重した安定的な秩序構築を呼びかけるメッセージ性が強い内容となっています。 >「高市さんは就任直後の海外訪問先にASEANを選んだのか。かなり手腕を見せているね」 >「FOIPって何だろう?日本が言う『開かれた』ってどういう意味?」 >「南シナ海の紛争解決には、やっぱり『法の支配』と『ルール』が必須だと思う」 >「ASEANとのタイアップは強力。中国への牽制になるだろう」 >「日本とASEANの価値観が共通していることが大事。経済面でも連携が重要」 安全保障と経済で「三本柱」協力を推進 会議では、政府開発援助(ODA)や政府安全保障能力強化支援(OSA)を通じた海洋安全保障と災害対策での連携強化のほか、サイバーセキュリティー人材育成への協力方針も示されました。さらに経済協力を強化するため、事務レベルのワーキンググループ立ち上げも発表。AI分野では「信頼できる人工知能システムを構築する枠組み『AI共創イニシアチブ』を創設する計画も明らかにしました。 これらの協力は、FOIPを実現するための「三本柱」――法の支配と航行の自由の定着、経済的繁栄の追求、平和と安定の確保――と整合性を持つ構成となっており、日本がインド太平洋地域で実質的な影響力を発揮する姿勢を示しています。 フィリピン・マルコス大統領との2国間会談で南シナ海情勢も協議 首相は会議の前後で、マレーシアのアンワル首相、フィリピンのマルコス大統領、オーストラリアのアルバニージー首相らと個別に会談しました。マルコス氏との会談では安全保障協力の基盤強化と南シナ海情勢での連携継続を確認。南シナ海では、中国が一方的な領有権を主張し、フィリピンの海域でも威圧的な行動を継続させており、この海域での「法の支配」確立は日比両国の共通利益となっています。 首相は26日夜、政府専用機で帰国の途に就きました。
公約高市自維政権の憲法9条破壊を警告 九条の会が声明発表
高市自維政権の憲法破壊を警告 九条の会が声明 日本の市民団体「九条の会」は、2025年10月25日、高市自維政権が憲法9条の改正や戦争国家体制の構築を目指し、議員定数削減や排外主義を助長する外国人規制強化、選択的夫婦別姓の否定など人権と民主主義の危機を引き起こす政策を進めていると警告しました。団体は、高市政権のこれらの動きが日本の憲法と民主主義に対する重大な脅威となることを懸念し、「高市右翼政権による憲法9条破壊と戦争国家体制づくりに立ち向かおう」という声明を発表しました。 極右政権としての登場 「九条の会」は、高市政権の成立を「戦後を根底から覆す極右政権の登場」と表現し、その姿勢に強い懸念を示しました。特に、高市内閣が憲法9条の改正を主軸に据え、明文改憲を強行しようとする動きに対しては、極めて危険であると警告しています。自民党と日本維新の会が連立を組んだ際に、憲法9条と緊急事態条項に関する「両党の条文起草協議会」の設置が合意され、これが戦争体制の構築を加速させるための重要なステップとなっているとしています。 声明は、この改憲の試みが、戦争国家へと向かう道を開くことを懸念し、「憲法9条の明文改憲こそが、戦争体制を作るために必要な判断に基づく企てである」と批判しています。 安保3文書と軍事費の増額 また、声明は高市政権が進める「安保3文書」の前倒し改定や、長射程ミサイルの整備、軍事費を国内総生産(GDP)比2%に増額する方針についても言及しました。これらの動きは、憲法9条に違反し、戦争準備を加速させるものであると指摘しています。九条の会は、高市政権がこれらの政策を進めることで、日本の平和主義の基盤を崩壊させ、戦争への道を開こうとしていると強く警告しています。 小池晃書記局長や、九条の会の声明に賛同する市民団体などは、安保政策の変更が日本の平和憲法を危うくするだけでなく、国際的な信頼を損ねる可能性があると懸念しています。 議会制民主主義の破壊 さらに、声明は高市政権のもう一つの危険な動きとして、衆院議員の比例定数削減案を臨時国会に提出しようとしている点を挙げました。これに対して「九条の会」は、「議会制民主主義を根本から破壊する暴挙だ」と強く批判し、定数削減が民主的な議論の場を縮小させ、少数派の意見が無視される事態を招く可能性を警告しています。 比例代表制が縮小されれば、選挙における多様な声が反映されにくくなり、権力集中の危険性が高まると指摘しています。この改革案が通れば、日本の政治体制はさらに不安定化し、市民の権利を守るための力が弱まると考えています。 人権と民主主義の危機 声明の中で特に強調されたのは、高市政権が憲法9条の改憲に向けた動きを強める中で、同時に人権と民主主義が危機に瀕しているという点です。選択的夫婦別姓の導入を否定し、外国人規制を強化することは、少数者や弱者の権利を無視することにつながります。これらの政策が実行されることによって、社会的な分断が進み、平等な権利が侵害される恐れがあると「九条の会」は警告しています。 「高市政権の企てに危惧を持つ全ての市民が声を上げ、危険な策動を阻止し、はねのけましょう」という呼びかけは、国内外で反響を呼んでいます。憲法9条を守り、平和と民主主義を重んじる立場を強調する市民運動がさらに広がりを見せることが期待されます。 結論と呼びかけ 「九条の会」は、憲法9条改正の動きに対して引き続き反対し、平和憲法を守り抜くための活動を強化することを表明しました。また、高市政権の政策が国民の基本的な権利を侵害するものであるとして、全市民に対し、政治的な警戒心を持ち、声を上げるよう呼びかけています。 高市政権による憲法破壊の動きを阻止するため、国内外での市民活動や反対の声が一層強化されることが求められるでしょう。
NHK「ニュース7」の斜め画角批判に民放も萎縮、報道独立性が危機的状況―大越キャスターが「血祭り」対象に
斜め画角批判に民放も戦々恐々 報道の独立性が問われる時代 「ダッチアングル」で炎上、NHK「意図なし」と強調 NHK「ニュース7」が2025年10月22日の高市早苗首相就任ニュース報道で使用した斜め画角が、ネット上で大きな批判を浴びています。映画やドラマで不安感や緊張感を表現する手法として知られる「ダッチアングル」が政治報道で使用されたことから、視聴者に不安を意図的に植え付ける意図的な報道ではないかという疑いが広がりました。産経新聞の取材に対し、NHK側は「映像を見た人に不安感や否定的イメージを抱かせるという意図はない」と明確に否定し、「ズームやパンなどの撮影手法のひとつとして、これまでもさまざまなニュースで使用している」と説明しています。 NHK記者も「絶対に意図なんかありません」と答えており、局内では「毎回やっていることなのに、なぜと戸惑っている」「かっこいい映像を使っているつもりだった」「不安を煽っていると言われて、そういう見方もあるんだと初めて知った」との声が多数上がっています。一見、ニュース報道の映像技法に関する技術的な議論に見えますが、この騒動の背後には、政権を支持する層による報道機関への強い圧力が存在しており、民放各局は その圧力に萎縮し始めています。 >「NHKが高市総理を意図的に攻撃している。明らかに悪質だ」 >「公共放送が受信料を使ってこんなことをするなんて信じられない」 >「ダッチアングルで不安を煽る。これは報道とは言えない」 >「政権批判のキャスターは大越さんだけじゃないんでしょ。全員チェックしてほしい」 >「メディアリテラシーが大事。映像のトリックに気をつけよう」 ジャーナリストや政治家が次々「偏向報道」と批判 日本保守党代表の百田尚樹氏がX(旧ツイッター)で「高市総理及び関連画像が斜めになってる。これはダッチアングルと呼ばれる手法で、見る者に不安や緊張感を与える効果がある。意図的にやっているのは明らかで、極めて悪質な報道である」とポストしたことから、批判が一気に拡大しました。このポストは2500件を超えるコメントが殺到し、フォロワーの支持者層によって数万回にもおよぶ拡散が行われました。 ジャーナリストの西村幸祐氏も「NHKニュース7が超偏向・歪曲報道。映像を水平でなく角度をつけて訴求するのはプロパガンダ手法の一つだ」と批判し、その投稿は1000万回を超える表示を記録しました。参政党代表の神谷宗幣氏も「またこんなことをやっている。中に変なのがいるのか」とコメントするなど、政治家からもNHKへの非難が相次いでいます。 ネット上では「NHK解体が望まれる」「受信料拒否どころではない」といった過激な意見まで登場し、公共放送に対する信頼が大きく揺らいでいます。報道の中立性という根本的な問題が、一つの映像技法をめぐる議論の中で、政権支持層による強力な世論圧力に変わってしまっています。 民放各局が萎縮、大越キャスターが「血祭りにあげられている」 この圧力の中心は、テレビ朝日の「報道ステーション」に向かっています。同番組の大越健介キャスターは10月9日、高市総裁へのインタビューで「まぁ、高市さんがもし総理大臣になればですけれども」という前置きをしたことや、高市氏の発言を複数回遮ったことから、「失礼だ」「無礼だ」と大批判を受けました。 この批判に対し、高市支持者たちは大越氏の顔つきや表情まで指摘し始めました。スポーツ紙の"こたつ記事"では「大越氏は高市氏が自民党総裁になった時から明らかに顔の表情が変わりました。悔しさや憎しみ、憎悪に満ちた顔色になった」といった人格攻撃まで展開されています。 民放のプロデューサーは、この状況について「ちょっとでも高市氏に批判的だと捉えられてしまうと、オールドメディア叩きが始まってしまう。特に大越さんは血祭りにあげられていますよね」と述べ、深刻な懸念を示しています。権力を監視・批判するのがメディアの役割であるにもかかわらず、政権を支持する層からの強い圧力によって、報道機関が自らの職責を果たすことが難しくなりつつあります。 「上から指示」出始める報道現場の萎縮 別の民放記者は、現在の状況を率直に語ります。「こんな熱烈な支持者がいる政権は初めてです。ただ、権力を監視・批判するのは我々の仕事ですから、反応を気にしすぎて萎縮するわけにもいきません。とはいえ、炎上は避けたいところなので、揚げ足を取られないよう気をつけるようにと上から指示が出ています。」 この発言は、報道現場で起きている深刻な問題を端的に表しています。演出上のテクニックである「斜め画角」をめぐる議論が、いつの間にか「特定政権に対する批判的報道はけしからん」という言論統制的な圧力に変わってしまっているのです。 民放の別のプロデューサーは、ニュース映像の編集方針について説明します。「あのような画角の映像は我々が『撮ってきて』と発注するようなものでもなく、カメラマンが勝手に撮ってきます。パンしたりズームしたり、横からや下から覗くなどの様々なパターンを。編集マンはずっと正面打ちの映像だとつまらないので、視聴者が飽きないよう、色々なパターンの映像を組み込んでいるだけです。」 同プロデューサーは25年以上この業界にいますが、「政治でも事件でもいつもやっていること。今回の騒動で『ダッチアングル』という言葉も『不安を煽る』という効果も初めて知りました。そもそも我々の仕事は報道なので、素材に印象を加えるという発想がありません」と述べており、映像編集の一般的な手法に対する理解の欠如が、意図的な印象操作に仕立て上げられている実態が明かされています。 民主主義の「言論の自由」が問われている 今回の騒動が示しているのは、民間放送や公共放送が、特定の政治勢力からの圧力に対して、どのように報道の独立性を守るかという根本的な課題です。ネット世論が一度火がつくと、メディアはその圧力に自動的に屈してしまう傾向が強まっています。 NHKが「意図なし」と説明しても、それでは済まない世論が形成されています。大越キャスターがインタビューで厳しい質問をすれば「失礼だ」と叩かれ、政権に好意的なコメントをしなければ「反政権の姿勢だ」と疑われます。このような状況では、報道機関は権力の監視という根本的な役割を放棄せざるを得ず、民主主義の基礎である「言論の自由」そのものが脅かされることになります。 報道現場では既に、「揚げ足を取られないよう気をつけるように」という指示が出ています。これは検閲ではなく、市民からの圧力に基づいた自己検閲です。しかし自己検閲ほど危険なものはありません。なぜなら、誰が何を禁止したのかが不明確になるからです。
高市早苗首相が所信表明で大軍拡・社会保障削減を表明 維新要求優先で国民要求に背向ける
高市首相の所信表明演説、大軍拡優先で社会保障切り捨て 国民要求に背を向ける 高市早苗首相は2025年10月24日、衆参両院の本会議で就任後初の所信表明演説を行いました。演説では異次元の大軍拡方針を打ち出す一方で、社会保障は削減対象とし、物価高対策では消費税減税に一切触れないなど、国民生活の充実には背を向ける姿勢を鮮明にしました。連立を組む日本維新の会の要求を最優先にする政権運営の様相も浮き彫りになっています。 トランプ要求最優先の大軍拡計画 高市首相は演説で、防衛費を2025年度中に国内総生産(GDP)比2%水準に引き上げる方針を明言しました。従来の計画では2027年度での達成を目指していましたが、これを2年前倒しします。補正予算と合わせて今年度中に措置する考えを示しており、約11兆円(USD(米ドル)9000万ドル相当、2025年10月24日現在)規模の防衛関連予算に急速に到達することになります。 安全保障関連3文書についても、2027年度末の改定を2026年に前倒しする方針を表明。長射程ミサイル搭載潜水艦の導入や日本全土のミサイル基地化など、防衛力強化の加速が想定されています。2023年度以降わずか3年間で、防衛省の当初予算だけで3.3兆円の増加を実現しており、この急速な増額は教育予算の2倍以上の規模に達しています。 軍事費急増の背景には、米国のトランプ政権の存在があります。米政権は同盟国に軍事費増額を強く迫っており、日本にはGDP比3.5%への増額を要求する姿勢を示しています。高市首相が「主体的に防衛力の抜本的強化を進める」と述べたのは、米国からの圧力に先制的に対応し、GDP比2%超の軍事費増額を約束する意図を示唆するものです。GDP比3.5%を達成すれば、軍事費は21兆円規模に膨れ上がり、教育予算の数倍規模となります。経済成長の見通しが立たない中での財源捻出は、社会保障切り捨てと大増税、赤字国債の大増発を避けられません。 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設について「工事を進める」と明言したことも重大です。技術的にも財政的にも破綻した計画への固執は、米国への忠誠を示すものにほかなりません。 >「軍事費増加よりも子どもたちの教育や医療に税金を使ってほしい」 >「アメリカの要求に従うだけで日本の主権はないのか」 >「防衛費の2年前倒しで家計はさらに苦しくなるのでは」 >「社会保障切り捨てるなら軍事費削減すべき」 >「高齢者世帯の医療負担は限界。本当に国民第一なのか」 失敗したアベノミクスの焼き直し 高市首相は「経済あっての財政」を基本に大企業本位の成長を優先し、安倍晋三元首相の「アベノミクス」継承を掲げています。しかし失敗した政策の再実施では、国民生活がさらに苦しくなるのは必至です。 アベノミクスの実績は明らかに失敗しており、金融緩和による円安加速で物価が高騰した一方で、大企業や富裕層のみ潤いました。多くの国民は消費税増税に加え実質賃金が減少し、貧困と格差が拡大しました。アベノミクス以降、実質賃金は2012年の404万6000円から2024年の371万円へと年額33万6000円も落ち込んでいます。 高市首相が指示した労働時間規制緩和も重大です。演説では「国民のいのちと健康を守ることは重要な安全保障だ」と述べながら、労働時間規制の緩和で長時間労働が広がれば健康が損なわれます。この矛盾は大企業利潤追求を優先する姿勢を示しています。 社会保障切り捨てで弱者いじめを継承 高市氏は「税と社会保障の一体改革」を掲げ、給付削減と負担増を進める考えを示しました。石破前政権の医療費4兆円削減を踏まえ、薬剤自己負担の見直しや病床削減計画を推し進めます。一方で「現役世代の保険料負担を抑える」と強弁し、「攻めの予防医療」で高齢者に「社会保障の担い手になるよう」求める自己責任論を押しつけています。 高額療養費制度の患者負担増や、最高裁が違法と断じた生活保護基準の引き下げへの反省には一切言及していません。高市氏の社会保障政策は年金や生活保護を削る「アベ政治」そのものです。 政治とカネ問題から目をそらし国民要求に応えない 自民党の裏金事件への反省や対策を語らなかったことが重大です。高市首相は「政治への信頼を回復するための改革にも全力で取り組む」と述べただけで、「裏金」という言葉さえ口にしませんでした。党役員人事で旧安倍派関係議員を起用し、事件を「決着済み」とする姿勢を鮮明にしています。企業・団体献金の全面禁止といった抜本的対策もなく、幕引きを図ることは国民の為ではなく企業の為の政治になる恐れがあり、許されません。 先の参院選で示された最優先課題の物価高対策でも、踏み込みは見られません。現金給付は「国民の理解が得られなかった」と実施せず、国民が求める消費税減税には一切触れません。米不足や米農家への支援言及もなく、無為無策ぶりが際立っています。 一方、日本維新の会との連立合意文書にある社会保障削減や外国人政策、「副首都」構想などにはしっかり言及しました。国民要求には応えず、維新の要求は最優先——政権維持と連立のための政策を優先する姿が浮き彫りになっています。 外国人政策で不安をあおる 高市首相は人口減少に伴う人手不足の下で「外国人材を必要とする分野があることは事実だ」としつつ、「一部の外国人による違法行為やルールからの逸脱に対し、国民の皆様が不安や不公平を感じる状況が生じている」と主張。「排外主義とは一線を画す」としながら、外国人に対する不安感をあおっています。 しかし、法務省の「犯罪白書」によれば、刑法犯で検挙された外国人は2004年の1万4766人から2023年の9726人へと34%も減少しています。2023年の検挙人員は全体の5.3%に過ぎず、日本で起きている犯罪の圧倒的大多数は日本人によって起こされています。生活保護を含め外国人を日本人より優遇する制度も存在せず、「不公平」な実態はありません。 一方、外国人が文化を理解して日本社会に適応するための十分な政策は行ってきませんでした。低賃金労働を外国人に肩代わりさせながら、その一方で外国人に対する不安感をあおり、全ての人の人権や多様性を尊重しながら「共生社会」をどうつくっていくのかという視点は全くみえません。違法行為をことさらに強調して対策強化を主張するのは、デマに基づき外国人への差別=排外主義をあおるものにほかなりません。法を順守する外国人との共生と厳格な法執行は両立し、これを排他主義と言うのは間違っています。 高市首相が所信表明で示した政策姿勢は、国民生活の充実よりも米国への依存、大企業利潤の追求、そして連立パートナー維新の要求を最優先にするものです。軍事費の急速な増加と社会保障の削減という矛盾した政策は、働く者と高齢者、低所得者に苦難を強いるでしょう。国民が求める減税による物価対策や社会保障の充実は後回しにされ、国民と企業のための真の政治改革も先送りされています。来たるべき通常国会では、悪政推進の法案が目白押しとなる危険があり、国会内外での共同した反対の声が緊急に求められています。
公約マリーンワンで移動する高市首相とトランプ大統領、日米同盟の強固さを示す空母視察
トランプ米大統領が27日に訪日した後、28日に高市早苗首相との会談を予定する中、両首脳が大統領専用ヘリ「マリーンワン」で共に移動する方向で日米両政府が調整を進めていることが明らかになりました。外国首脳が同ヘリに搭乗して移動するのは極めて珍しく、日米同盟の強固さを象徴する外交イベントとなります。10月24日、ホワイトハウス関係者が明かしました。 会談後、両首脳は東京都内の米軍ヘリポートから横須賀基地(神奈川県横須賀市)に向かい、横須賀を拠点とする原子力空母ジョージ・ワシントンを共に視察する予定です。米政府は高市氏側に同行を打診し、日本政府は両首脳の信頼関係構築に向けて呼びかけに応じるとみられています。 日米同盟の可視化と高市政権の外交戦略 高市首相の就任は10月21日で、日本の首相としては初の女性です。トランプ大統領の訪日は今年2期目就任後、日本への最初の公式訪問となります。空母視察という防衛関連の象徴的なイベントを通じて、新政権が安全保障面で米国との連携を重視する姿勢を強調する狙いがあります。 マリーンワンでの共同移動は、両国関係の親密性を国内外にアピールする戦略的な演出です。安倍晋三元首相の時代から築かれてきた日米関係を、高市政権でも継続させるというメッセージを発信する意図が込められています。トランプ大統領は第1期(2017~2021年)で「アメリカ・ファースト」政策を推し進めてきたため、同盟国との関係維持が重要です。 >「新首相とマリーンワンで移動するって本当にスゴイ。日米の絆の強さが示されている」 >「高市さんは女性首相だし、この機会で日本の力をしっかりアピールしないと」 >「トランプ大統領が日本に来ることで、中国への牽制になるんじゃないか。戦略的だな」 >「原子力空母の視察は防衛力強化のメッセージだね。日本の防衛予算増加の背景も関係しているのでは」 >「10月30日の米中首脳会談の前に日本をしっかり抑える、という米国の戦略が見える」 米中首脳会談を前にした二国間協力の強化 トランプ大統領は高市首相との会談後、30日に訪問先の韓国で中国の習近平国家主席と会談する予定です。その直前のタイミングで日本を訪問し、高市首相と空母を共に視察することは、日本の戦略的な重要性を示すシグナルになります。 米中首脳会談の主要議題は、中国のレアアース(希土類)の輸出規制のほか、台湾情勢を含む安全保障分野とみられています。トランプ氏は中国による米国産大豆の購入再開、合成麻薬フェンタニルの取り締まり強化、レアアース輸出規制強化の取りやめを条件に交渉を進めており、短期的な成果獲得を目指しています。 こうした米中交渉の局面において、日本との関係を軸に協議を優位に進めたいという米国の考えが反映されています。ジョージ・ワシントン空母の視察は、インド太平洋地域における米国の軍事的プレゼンスと日米防衛協力の実態を高市首相に直接示す機会となり、東アジアの安全保障環境における日本の立場を強化するとともに、米国の対中姿勢の一貫性をアピールすることになります。 防衛力強化と地域の安全保障情勢 ジョージ・ワシントンは2024年11月に9年半ぶりに横須賀基地に配備され、現在同基地を拠点としています。原子力空母の視察は、日米同盟が具体的な防衛体制に支えられていることを示すものです。 高市政権は発足直後、物価高対策と防衛力強化を初閣議の主要テーマに据えています。日本は2024年度から防衛予算を大幅に増加させており、トランプ大統領との対面での会談と空母視察を通じて、この防衛力強化方針が米国の期待に応えるものであることを相互に確認する狙いがあります。 東アジア地域では、中国の軍事的脅威の増大により、日米同盟の重要性がこれまで以上に高まっています。台湾周辺での緊張、南シナ海での権益争い、北朝鮮のミサイル開発など、複数の安全保障課題が存在する状況下で、日米の防衛協力は不可欠な要素となっています。高市首相は今回の会談で、日本の防衛力強化方針と、安全保障分野における米国との協力の重要性を改めてトランプ大統領に伝える機会を得ることになります。
公約高市首相がトランプ大統領に拉致問題解決の協力要請へ
茂木敏充外相は10月24日の記者会見で、27日から来日するトランプ米大統領に対し、高市早苗首相が北朝鮮による日本人拉致問題解決に向けた協力を要請する予定であることを明かしました。茂木氏は「トランプ氏はこれまで積極的に北朝鮮に働きかけてくれた。改めてお願いする」と述べ、トランプ政権の対北朝鮮外交への期待感を示唆しています。首相就任直後のトランプ氏来日は、日米関係を強化する重要な機会として位置づけられています。 拉致問題解決への期待と時間的制約の現実 北朝鮮による日本人拉致問題は、被害者や御家族の高齢化が進む中、時間的制約のある緊急の人道問題として位置づけられています。日本政府が公式に認定した拉致事案は12件で、17人の被害者がいるとされています。このうち5人は帰国していますが、残る12人については北朝鮮側が「8人は死亡、4人は入国していない」と主張しており、解決には至っていません。 トランプ大統領は第1期(2018年6月)に金正恩朝鮮労働党委員長とシンガポールで史上初の米朝首脳会談を実施し、その後2019年にはハノイとベトナムで2度目の首脳会談を開催するなど、北朝鮮との直接的な外交交渉を主導してきた人物です。トランプ氏は当時、北朝鮮の非核化に向けた交渉を展開しており、日本の拉致問題についても認識を示していました。高市政権がトランプ氏の来日を契機に拉致問題解決への協力を改めて要請する背景には、この過去の交渉実績への信頼が存在しています。 >「トランプさんは金正恩と直接交渉できる数少ないリーダーだし、拉致問題でも頼りになりそう」 >「高市さんが新首相で初めてのトランプ来日だから、拉致問題の解決にかけるしかないな」 >「こういう外交的な局面では、アメリカの大統領の力が重要ってのがよく分かる」 >「被害者のご家族ももう高齢だからね。この機会を逃してはいけないってことだろう」 >「米朝関係がどうなるかによって、拉致問題も影響を受けるんじゃないかな」 自由で開かれたインド太平洋と地域安全保障戦略 茂木敏充外相は、トランプ氏来日について「日米同盟の強化や、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け協力関係を築く良い機会だ」と述べており、拉致問題だけでなく、東アジア地域の安全保障全体が会談の重要なテーマになることを示唆しています。インド太平洋地域における自由と開放性の維持は、米国が推し進める戦略的目標であり、日本もこれに賛同してきた政策です。 トランプ大統領の訪日期間中、高市首相との会談では防衛力強化や日米同盟の強固さを象徴する原子力空母視察が予定されており、安全保障分野での協力が強調される予定です。同時に、拉致問題の解決促進も重要な外交課題として位置づけられています。米国の支持と協力なくしては、北朝鮮との交渉は進展しない状況であり、トランプ大統領の政治的影響力が求められています。 高市政権の外交課題と北朝鮮政策 高市早苗首相は10月21日に就任したばかりの新首相です。就任直後のトランプ氏来日は、新政権の外交姿勢を国際舞台で示す重要な機会となります。拉致問題への取り組みは、日本の国内政治においても根深い課題であり、複数の政党が重視しています。 茂木外相によるトランプ氏への拉致問題協力要請の表明は、高市政権が拉致問題を対米外交の最優先課題の一つと考えていることを示しています。トランプ大統領が第2期政権においても北朝鮮との対話窓口を維持し、拉致問題を含む日米間の共通課題に対応する意思があるかどうかが、今回の会談における重要なポイントになります。北朝鮮の非核化、ミサイル問題、そして拉致問題は相互に関連しており、包括的なアプローチが必要とされています。
高市総理「日本成長戦略会議」新設へ。岸田政権の「新しい資本主義」廃止で政策転換。決断と前進の経済戦略
自民党が「日本成長戦略会議」新設へ――高市総理の決断と前進の姿勢が政策転換を加速させる 内閣の根幹となる新たな経済推進体制の構築 自民党は2025年10月24日、総裁直属機関として「日本成長戦略会議」を新設する方向で調整を進めることを明らかにしました。高市早苗総理が所信表明演説で創設を明言した、この会議は政府内にも設置される予定です。新たな機関の創設に伴い、現在存在する「新しい資本主義実行本部」(本部長・岸田文雄元首相)は廃止される方向で調整が進んでいます。この政策転換は、高市内閣が目指す経済の強い成長を実現するための戦略的な組織再編です。 高市総理は、国の総合的な国力を強化するために、「外交力」「防衛力」「経済力」「技術力」「情報力」「人材力」の六つの力が必要だと主張してきました。特に、これらの力を強化するための基盤となるのが経済成長です。高市総理は総裁選出馬時から「戦略的な財政出動」と「責任ある積極財政」を掲げ、成長投資と危機管理投資に重点を置いてきました。今回の「日本成長戦略会議」の新設は、その政策方針を具体化する第一歩です。 >「強い経済を実現してほしい。高市総理に期待している」 >「やっと政策が切り替わった。成長を優先する姿勢が見える」 >「岸田路線から脱却したんだ。前に進む感じがする」 >「決断が速い。これまでと違う」 >「経済成長こそが日本復活の鍵。期待したい」 岸田政権との政策の違いが明確に――「成長と分配」から「強い経済」へ 岸田文雄元首相が設置した「新しい資本主義実行本部」は、「成長と分配の好循環」という理念を中心に据えていました。この理念は、経済成長と同時に所得の再分配を重視するアプローチでした。一方、高市総理が掲げる「日本成長戦略会議」は、より直接的で明確な経済成長の実現に焦点を当てています。「先送りと後退」ではなく「決断と前進」を標榜する高市内閣にとって、既存の組織を廃止し新たな枠組みを構築することは、政策転換の強い意思表示です。 石破茂前総理の内閣でも「新しい資本主義実行本部」は継承されていましたが、高市総理はその廃止を決断しました。これは単なる組織の変更ではなく、政策理念の明確な転換を意味しています。旧岸田派の議員からは「岸田色をなくすための動きだ」との警戒の声も出ていますが、実際には、国民が求める経済再生に向けた明確な政策転換であることが重要です。高市総理が率先して組織の再編を行う決定力は、国民の不安を払拭し、経済成長への希望を生み出すものです。 物価高対策と経済成長の推進――国民生活の改善に直結する政策転換 2025年の日本経済は、依然として物価高の圧力にさらされています。長年の自民党政権の政策によって、日本の経済は停滞し、国民の実質賃金は伸び悩んできました。高市総理は「戦略的な財政出動」と「成長投資」により、雇用と所得を増やし、消費マインドを改善することを明言してきました。これは、既存の「分配」論議から一歩踏み出し、経済成長そのものによって国民生活を向上させるという、よりダイナミックなアプローチです。 「日本成長戦略会議」は、このビジョンを実現するための推進体制となります。高市総理直属の機関として、政府内で迅速かつ大胆な経済政策を立案・実行することが期待されています。物価高が続く中、国民は「安定」よりも「成長」を望んでいます。その声に応える形で、高市内閣は新たな戦略機関を設置するのです。これは、国民のための政治の実践そのものです。 先送りの文化から決断の文化へ――ガバナンス改革の象徴 高市総理の政治姿勢の特徴は、決断の速さと透明性にあります。総理は所信表明演説で、この会議の創設を明確に表明し、自民党も迅速に調整を進めています。政党内で議論があっても、最終的には決断と実行に移すという姿勢は、これまでの自民党の意思決定プロセスの改革をもたらすものです。旧派閥体制の解体と並行して、政策決定のガバナンスも改革される兆候が見えます。 また、高市総理が初めての女性総理大臣として就任したことの意義も大きいものです。女性の視点から、より柔軟で迅速な政策立案が期待されています。「日本成長戦略会議」の新設は、従来の慣習にとらわれず、国民の声に直結する政策実行体制を目指すものなのです。高市内閣は、組織のリセットを通じて、政治の信頼回復に向けた実質的な改革を進めようとしているのです。 国民経済の回復に向けた希望の兆し 日本経済は、数十年にわたるデフレからの脱却を目指してきました。高市総理が掲げる「責任ある積極財政」と「戦略的な財政出動」は、この課題に直面する国民の希望となるものです。「新しい資本主義実行本部」の廃止と「日本成長戦略会議」の新設は、単なる組織再編ではなく、経済成長への明確な方針転換を示しています。 旧岸田派の議員が懸念する「岸田色をなくす」という表現は、実は高市内閣の政策的優位性を示唆しています。成長重視から分配重視へ、そして再び成長重視へ――この振り子の揺り戻しは、国民経済の現実が何を求めているかを反映しているのです。高市総理の決断力と前進の姿勢が、日本経済の回復へ向けた第一歩を踏み出させたのです。
公約ガソリン補助金11月から段階的引き上げ、12月に約25円値下げ実現、自維公が方針固める
自民党、日本維新の会、公明党の3党は2025年10月24日、ガソリンの旧暫定税率(1リットルあたり約25円)廃止に向けた段階的な補助金引き上げ方針を固めました。11月13日から2週間ごとに補助5円を増やし、12月11日に約15円の値下げを完了させる計画は、物価高対策として迅速かつ実現可能な取り組みとして高く評価できます。 国民の切実な要望に応える迅速な政策実行 高市早苗政権は、就任直後から「物価高対策を最優先」との方針を掲げており、その姿勢が今回のガソリン補助金政策に色濃く反映されています。現在の国民生活は物価高によって極めて大きな負担を強いられており、ガソリン価格の引き下げは家計と物流産業双方に直接的な恩恵をもたらします。 提示されたスケジュールは、以下の通りです。 - 11月13日:補助5円増加(現在10円から計15円へ) - 11月27日:補助さらに5円増加(計20円へ) - 12月11日:最終段階で補助計15円増加(現在10円から計25円へ) この結果、12月11日時点でガソリンは約25円安くなり、旧暫定税率廃止と同等の価格低下を実現することになります。軽油についても同様のタイムスケジュールで進行され、11月27日には約7円安くなり、旧暫定税率廃止と同じ水準に達します。 >「やっと物価対策が動き出した。生活費に直結するので本当に助かる」 >「ガソリン代が下がれば運送業のコストも下がる。全国の物価に良い影響が出そう」 >「段階的だから流通現場の混乱も少なくて済みそう。現実的でいい政策だ」 >「高市首相は本当に物価を何とかする気なんだ。期待が高まる」 >「2ヶ月で約25円下がるなら、家計も楽になるし商品価格も下がるかもしれない」 流通現場との調整による現実的な実行戦略 今回の補助金政策の特筆すべき点は、3党がガソリンスタンドの業界団体と事前に調整し、「このスケジュールなら現場の混乱を抑えながら可能な限り早く価格を下げられる」と確認したという点です。この調整は、政策の実効性を担保する上で極めて重要です。 かつて、政府が一方的に政策を決定し、現場で混乱を招いた事例は少なくありません。しかし今回、業界団体との事前協議を重ね、段階的な値下げという形で実装することで、小売店舗のシステム対応や価格表示変更などの現場業務を現実的に進めることが可能になります。 これは、高市政権が「責任ある積極財政」を掲げ、単なる口約束ではなく実行可能な政策を打ち出していることの証拠と言えます。物価高対策として、国民の期待に応える政策設計がなされているのです。 補助金から減税へのスムーズな移行戦略 興味深いのは、この補助金政策が、暫定税率廃止への「つなぎ」の措置として機能するという点です。補助金を段階的に引き上げることで、12月11日に暫定税率廃止と同等の価格低下を実現した後、その後4週間をメドに在庫がはけ、実際の税率廃止へと移行する計画です。 軽油については、来年4月の廃止を見込んでいるという日程設定も、政策の現実性を示すものです。急激な価格変動や流通混乱を避けながら、段階的に「補助金から減税へ」という政策手段を転換させる戦略が示されています。 この移行戦略により、国民が二段階の値下げの恩恵を受けることになり、物価高対策としての効果が最大化される可能性があります。 税収減への財源確保が最大の課題 一方で、重大な課題が残されています。暫定税率廃止によって生じる約1兆5000億円(国と地方の合計)という巨大な税収減の代替財源をいかに確保するか、という問題です。 3党は「来週に再び協議し、税率を廃止した場合の税収減を穴埋めするための財源を検討する」と述べており、この財源問題が政策実現の最大の障壁になる可能性があります。 しかし、高市首相が「責任ある積極財政」を標榜し、国民の負担軽減を第一に掲げている以上、安易な増税や他の国民負担の増加ではなく、効率的な予算配分や行政改革による財源確保を求められます。 地方財政への配慮と公平性の維持 軽油についても同様の措置が講じられ、「地方自治体の税収減にも対応する」方針が示されています。物価高対策を進める際に、地方財政への配慮を忘れずに組み込む姿勢は、全国の都道府県や市町村の財政基盤を守る上で重要です。 長年、道路財源として活用されてきた揮発油税ですが、暫定税率廃止に伴う減収が道路整備や地方交通に悪影響を与えないよう、代替財源の確保と配分の公平性が求められます。 野党との合意形成と迅速な立法化 記事で明かされている通り、自民、維新両党の連立政権合意書には「廃止法案について臨時国会中に成立させる」と明記されています。さらに、立憲民主党を含む複数野党党も年内廃止を求めており、与野党間での合意形成の基盤がすでに存在するという強みがあります。 3党が「ほかの野党にも賛同を呼びかけた上で、価格を引き下げ始める方針」としているのは、この政策を国民と社会全体の合意事項として位置付け、円滑な実行を目指す姿勢の表れです。 実質的な物価対策として評価できる理由 今回のガソリン補助金政策は、複数の理由で高く評価できます。 第一に、迅速性です。政策決定から実行までの時間が短く、国民が早期に恩恵を受けられます。 第二に、実現可能性です。業界との事前調整により、現場の混乱を最小限に抑えながら実行できる設計になっています。 第三に、段階性です。急激な変動を避けつつ、段階的に値下げを進める方法により、流通網や小売業者の対応余裕が生まれます。 これらの要素が組み合わさることで、単なる「公約」ではなく、実現可能で現実的な物価高対策として機能する可能性が高いです。
高市早苗総理所信表明でヤジ相次ぐ、「統一教会」「裏金問題」連呼で国民の知る権利侵害
高市早苗総理が2025年10月24日午後に衆参両院本会議で行った就任後初の所信表明演説で、野党議員からのヤジが相次ぎ、国会の品位が問われる事態となりました。物価高対策や防衛費の増額、「給付付き税額控除」などの重要な政策が説明される中、「統一教会」「裏金問題」といった激しいヤジにより演説内容が聞き取りにくくなったことで、国民の知る権利が侵害されたとの指摘が相次いでいます。 演説中に相次いだヤジの実態 高市総理の所信表明演説は2025年10月24日午後2時から衆院本会議で行われ、その後3時から参院本会議で実施されました。演説では「責任ある積極財政」の下で、2025年度中に防衛費を対国内総生産(GDP)比で2%水準に引き上げることや、ガソリン税の暫定税率廃止、社会保障改革における「給付付き税額控除」の制度設計などが盛り込まれていました。 しかし演説中盤から、野党席より「統一教会」「暫定税率廃止後退してる」「裏金問題の全体解明をしましょう」といったヤジが連呼され、演説進行が大きく妨害されました。さらに「何言ってるか分からんだろ」といった怒号も飛び交い、議場の秩序が混乱する異例の事態に至りました。高市総理は声を張り上げてヤジを遮りながら演説を続けるという対応を余儀なくされました。 この様子は国会中継を通じてテレビでも中継されたため、ヤジが全国に放送される形となりました。読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は、日本テレビ系の番組で「いま野次ずっと飛ばしてる人いたでしょ。これいけませんよ」と述べ、「総理大臣が初めての所信表明で、何を言うのか皆聞こうとしてるわけですから。僕らもテレビ見て、野次ばっかりになっちゃって、中身が分かんないじゃないですか」と怒りを表明しました。 >「ヤジが酷すぎて聞こえない。国民として政策内容を知りたいのに」 >「大人の議論なのに幼稚としか言いようがない。議員の資質を問う」 >「静かに話を聞くことすらできない議員が、国民のために仕事ができるわけない」 >「演説中のヤジで国民の知る権利が侵害されている。これは許されない」 >「テレビ中継で全国に恥をさらしている。国会の品位が失われている」 国民の反応と知る権利の侵害懸念 この事態に対し、SNS上では批判の声が殺到しました。国民の多くは「ヤジが酷すぎて聞こえない」「うるさくて聞き取れない」という不満を寄せ、演説の重要な内容が伝わらなくなったことへの懸念を示しています。特に注目されたのは、ヤジによって政策内容の理解が著しく阻害されたという点です。 ヤジを飛ばしていた主な議員としては、立憲民主党の水沼秀幸衆議院議員(千葉4区)の名前が指摘されています。水沼議員は野田佳彦元首相の直弟子として知られ、2024年10月の衆院選で初当選した若手議員です。 国会におけるヤジについては、かつて「ヤジは議場の花」とも評価されてきた側面があります。しかし近年では品位を欠くヤジや議事進行を妨害する大声は厳しく批判される傾向が強まっています。国会法や議院規則では、議長の許可を得ない不規則発言は制止の対象とされており、特に罵詈雑言に近いヤジは議会制民主主義そのものを揺るがす行為として問題視されているのです。 過去には安倍晋三元総理が野党議員に対して「意味のない質問だよ」とヤジを飛ばし、謝罪に追い込まれた事例も存在します。イギリスやアメリカの議会では、ユーモアに富んだ気の利いたヤジが交わされることもありますが、日本の一部のヤジは罵詈雑言に近く、国際的に見ても品位を欠いていると指摘されています。 演説の主要政策内容が霞む懸念 高市総理の所信表明演説では、複数の重要な経済政策が示されました。2025年度中の防衛費GDP比2%への前倒し実現、ガソリン税の暫定税率廃止による物価対策、そして現役世代の保険料負担を軽減するための「給付付き税額控除」の制度設計が議論されることが発表されました。 さらに、税と社会保障の一体改革を推進するため、超党派で有識者も交えた「国民会議」の設置も提唱されています。健康寿命の延伸を通じた社会保障費抑制、女性の健康問題への対策強化なども盛り込まれていました。これらは国民生活に直結する重要な政策であるにもかかわらず、ヤジの影響により内容の詳細な伝達が困難になった可能性があります。 国民は国会中継を通じて、政府が示す政策内容を正確に理解し判断する権利を持っています。ヤジによって演説が聞き取れない状況は、この基本的な知る権利を侵害するものであり、議員としての責任を放棄する行為に等しいと言えます。 国会の秩序維持と議員の資質が問われる時期 今回のヤジ問題は、現在の日本の国会における議事運営のあり方を改めて問う出来事となっています。議長や委員長による厳格な議事運営が求められるとともに、議員自身の意識改革が不可欠です。 不規則発言があった場合には、議長が毅然とした態度で制止し、必要に応じて懲罰の検討も行うべきという声もあります。国民の多くは、国会中継を通じて真摯な政策論争や重要な国家方針を聞きたいと考えています。国会議員には、国民の代表としてふさわしい品位と姿勢が求められている時期なのです。
高市早苗首相が拉致被害者家族と面会 就任2日後の異例の速さに期待高まる
高市早苗首相が2025年10月23日、拉致被害者家族と就任後初めて面会しました。首相指名を受けてからわずか2日後という異例の速さは、拉致問題解決への強い意志の表れです。自民党の有村治子総務会長は24日の記者会見で、この迅速な対応を高く評価しました。 拉致問題解決への覚悟を示す 有村治子総務会長は記者会見で、高市首相が常にブルーリボンバッジを着けていることを紹介しました。そのうえで面会について「何としても私のときに解決に向けての手を打ちたいという真摯な表れだったと理解している」と述べ、首相の姿勢を評価しました。 高市首相は23日の面会で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記との首脳会談に強い意欲を示しました。首相は「何としても突破口を開く。覚悟はできている」と語り、長年膠着状態にある拉致問題の打開に全力を尽くす決意を表明しました。 >「高市総理なら本当に動いてくれそう。期待してます」 >「拉致問題が一番大事なはずなのに、今まで何十年も放置されてきたのが悔しい」 >「首相就任から2日で家族と面会って異例の速さだよね。本気度が違う」 >「ブルーリボンバッジを常に着けてるって、それだけで姿勢が分かる」 >「北朝鮮との交渉は難しいけど、今度こそ突破口を開いてほしい」 家族の切実な訴え 面会には横田めぐみさん失踪当時13歳の母である横田早紀江さん89歳、弟で拉致被害者家族会代表の横田拓也さん57歳らが出席しました。2002年に北朝鮮から帰国した曽我ひとみさん66歳も参加し、拉致問題担当相を兼務する木原稔官房長官と茂木敏充外相も同席しました。 横田拓也さんは面会後の会見で「全幅の信頼を寄せているし、大きな期待を持っている」と述べ、高市首相への期待を表明しました。双子の弟で家族会事務局次長の哲也さんも「高市総理ならば拉致問題を解決してくれるのではないか」と期待を寄せました。 横田めぐみさんは2025年10月5日に61歳の誕生日を迎えたばかりです。母の早紀江さんは「何十年願ってもこんな状態。解決に向け、本気で立ち上がってもらいたい」と訴え続けています。拉致から48年が経過し、家族の高齢化が進む中、時間的制約のある人道問題として一刻の猶予も許されない状況です。 歴代政権との違い 石破茂前首相は就任から約2週間後に家族と面会しましたが、東京と平壌に連絡事務所を開設する構想を示していました。これに対し家族会は「時間稼ぎにしか寄与しない」と強く反発していた経緯があります。 一方、高市首相は就任直後に面会の意向を示し、実際に2日後という異例の速さで実現しました。有村総務会長は「首相指名を受け、まずお目にかかったのが拉致問題と戦っている家族会の皆さまだったのは、とても大事な営みだった」と強調しました。 今後の展開 日朝首脳会談は2002年と2004年の2回実施されましたが、5人の拉致被害者が帰国した後、残る被害者の帰国は実現できていません。2014年のストックホルム合意で北朝鮮は再調査を約束しましたが、2016年に一方的に調査中止を宣言しました。 高市首相の積極姿勢に対し、家族や国民の期待は高まっています。27日には米国のトランプ大統領が来日する予定で、拉致被害者家族との面会も調整されています。日米連携を強化しながら、北朝鮮との交渉にどう臨むのか、新政権の外交手腕が問われます。
自民が裏金2議員を部会長起用、松川るい氏と鈴木英敬氏、中曽根弘文氏は改憲本部長
自民党は2025年10月24日、総務会を党本部で開き、派閥裏金事件に関係した議員2人を部会長に起用する人事を決定しました。旧安倍派に所属していた松川るい元防衛政務官を内閣第2部会長、鈴木英敬元内閣府政務官を総務部会長にそれぞれ充てます。また、党憲法改正実現本部長には、総裁選で高市早苗首相の推薦人を務めた中曽根弘文元外相を起用しました。高市政権下で裏金議員の登用が続いており、国民の政治不信を招く人事との批判が出る可能性があります。 論功行賞色濃い人事 松川氏は2019年から2022年にかけての4年間で計204万円の裏金を派閥から受け取っていたことを認めています。2024年1月に自民党が設置した政治刷新本部のメンバー10人のうち、9人がパーティー収入の一部を裏金にしていた疑いが明らかとなり、松川氏もその一人でした。 鈴木氏は2022年に開催された政治資金パーティーでの収入280万円を政治資金収支報告書に未記載としていたことが問題となりました。元三重県知事で、未記載は派閥の国会議員事務局の指示によるものと説明していますが、政治資金規正法違反の疑いは免れません。 中曽根氏は2025年9月の自民党総裁選で高市氏の推薦人20人のうちの一人として名を連ねていました。憲法改正実現本部長への起用は、総裁選での貢献に報いる論功行賞の色合いが濃い人事といえます。 >「裏金議員をまた起用するの、懲りないな」 >「国民は納得しないでしょ、こんな人事」 >「高市さんは裏金に甘すぎる」 >「推薦人への見返り人事って分かりやすいな」 >「政治不信が深まるばかりだ」 副大臣・政務官にも裏金議員7人 裏金議員をめぐっては、高市氏は首相就任前の10月7日の自民役員人事で、萩生田光一氏を幹事長代行に登用しました。萩生田氏は派閥裏金事件で2057万円の裏金を受け取っていたとされる中心人物の一人です。 21日の内閣人事では閣僚起用を見送ったものの、佐藤啓氏を官房副長官に充てました。佐藤氏も旧安倍派に所属し、裏金事件に関係していた議員の一人です。副大臣と政務官にも衆参両院議員計7人の裏金関係議員を起用しています。 高市氏は首相就任前、裏金議員の処遇について慎重に対応する姿勢を示していましたが、実際には党役員、官邸スタッフ、副大臣・政務官、そして今回の部会長と、次々に裏金議員を重要ポストに登用しています。 憲法改正に向けた布陣 中曽根氏の憲法改正実現本部長への起用は、高市政権が憲法改正を重要課題として位置づけていることを示しています。高市氏は総裁選でも憲法改正の実現を公約に掲げており、自民党と日本維新の会の連立合意書にも憲法改正の推進が盛り込まれています。 中曽根氏は元外相で参院7期のベテラン議員です。父は元首相の中曽根康弘氏で、政界での影響力も大きい存在です。憲法改正という難しい課題を推進するために、経験豊富な中曽根氏を起用したとみられます。 しかし、裏金議員の相次ぐ登用によって、国民の政治不信は深まるばかりです。派閥裏金事件で自民党は参院選で大敗し、政権交代の危機に瀕しました。にもかかわらず、裏金議員を要職に起用し続ける姿勢は、国民の怒りに真摯に向き合っているとは言い難いものがあります。 高市政権は衆参両院で過半数に届かない少数与党の状況が続いています。国会対応や政策実現で野党の協力を得るためには丁寧な政権運営が必要ですが、裏金議員の登用は野党の批判を招き、国会運営をさらに困難にする可能性があります。
高市早苗首相が国家情報局創設を指示、スパイ防止法と両輪で情報機能強化へ
高市早苗首相は2025年10月24日、木原誠二官房長官に対し、国家情報局の創設に向けた検討を指示しました。この新組織は、国内外のインテリジェンス活動における司令塔として、省庁の縦割りを超えた情報の一元化を目指すものです。スパイ防止法と並び、高市政権が進める安全保障強化策の要となる構想で、来年の通常国会への法案提出が視野に入っています。 縦割り行政の限界を突破する新組織 政府が構想する国家情報局は、現在の内閣情報調査室を大幅に改組する形で設立される予定です。現在、日本の情報機関は内閣情報調査室、警察庁公安部、外務省国際情報統括官組織、防衛省情報本部、公安調査庁の5つに分散しており、2014年に設置された国家安全保障局に必要に応じて情報提供される仕組みとなっています。しかし、一元的な指揮や集約機能が不十分との指摘が長年なされてきました。 新設される国家情報局は、国家安全保障局と同列に位置づけられ、各省庁に指示する権限が付与される方針です。現在の内閣情報官は国家情報局長に格上げされ、国家安全保障局長と同格となります。警察庁、外務省、防衛省、公安調査庁などから出向者を集め、各省庁の情報を集約する体制を整える計画で、首相と官房長官の直轄ポストとすることで官邸主導の情報活動を強化する狙いがあります。 >「やっと日本もまともな情報機関ができるのか」 >「省庁バラバラじゃ、外国のスパイに対抗できないよね」 >「これで中国やロシアの工作活動にも対応できるようになるかも」 >「情報機関の強化は国を守るために必要だと思う」 >「他の先進国は当たり前にやってること、日本は遅すぎた」 高市首相の持論が政権公約に 高市氏は自民党総裁選の公約として国家情報局の設置を掲げており、インテリジェンス強化は就任前からの持論でした。2025年9月19日の記者会見では、インテリジェンス関係省庁の司令塔として国家情報局を設置する方針を明言していました。日本維新の会も同様の立場で、自民党と維新が10月20日に結んだ連立政権合意書にも創設方針が盛り込まれています。 政府は関係閣僚による国家情報会議を新設し、同局に事務局を担わせる方針です。法案は来年の通常国会への提出を視野に入れており、具体的な制度設計が急ピッチで進められています。 スパイ防止法との車の両輪 国家情報局の創設と並行して、政府はスパイ防止法の制定にも着手する構えです。現在の日本には、外国のスパイ活動そのものを包括的に取り締まる法律が存在しません。特定秘密保護法や重要経済安保情報保護活用法などはありますが、適用範囲が限定的で、諸外国では重罪とされるスパイ行為も、日本では出入国管理法違反や窃盾罪などの軽い罪でしか処罰できないのが現状です。 高市氏は自民党の治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会の会長として、スパイ防止法の導入を提言してきました。過去には1985年に国家秘密法案として国会に提出されましたが、表現の自由や知る権利への懸念から廃案となった経緯があります。しかし、近年の中国やロシアによる諜報活動の活発化、半導体など先端技術を狙う産業スパイの増加を背景に、法整備を求める声が再び高まっています。 ただし、スパイ防止法については、日本弁護士連合会が言論・表現の自由や国民の知る権利を侵害する危険性を指摘するなど、慎重論も根強く残っています。岩屋毅外相も国会で基本的人権への配慮を前提とした慎重な姿勢を示しており、法案の内容や審議過程では激しい論戦が予想されます。 国家情報局の創設とスパイ防止法の制定は、高市政権が掲げる安全保障強化策の両輪です。国際的な情報戦が激化する中、日本の情報機能をどう強化し、同時に国民の権利をどう守るか、政府の手腕が問われることになります。
出国税3000円案浮上でオーバーツーリズム対策加速へ 高市首相の総裁選発言が現実に
自民党が2025年10月23日、訪日外国人観光客の地方誘客やオーバーツーリズム対策を進めるための財源確保に向けて、国際観光旅客税の引き上げを求める緊急提言をまとめました。現在1人1000円を徴収している出国税を増額する方向で検討が進んでおり、政府の年末の税制改正に反映させる方針です。 観光客の急増に伴い、京都や奈良など一部の観光地では地元住民の生活に深刻な影響が出ています。路線バスに乗れない、私有地への無断侵入、ゴミのポイ捨てなど、オーバーツーリズムの問題は待ったなしの状況となっています。 高市首相が3000円案に言及 出国税の引き上げをめぐっては、高市早苗首相が首相就任前の2025年9月30日、自民党総裁選の討論会で対策費に充てるため国際観光旅客税を3000円に引き上げる意向を示していました。政府内では現在、3000円への引き上げ案が浮上しています。 国際観光旅客税は2019年1月に導入され、日本から出国する日本人と外国人の双方から1回につき1000円を徴収しています。税収は顔認証ゲートの導入や多言語案内板の整備など、観光基盤の拡充に充てられてきました。2025年度の観光庁予算では約400億円規模の税収が見込まれています。 >「出国税3000円は安すぎる。400億円程度で観光公害対策が出来るのか?」 >「観光公害に悩む地域住民のためなら仕方ない。でも使い道をしっかり監視してほしい」 >「日本人も払うのに外国人観光客対策って納得いかない」 >「京都の惨状を見たら増税もやむを得ない。地元の人が暮らせなくなってる」 >「税金上げる前に既存の予算の無駄遣いをなくすべきでは」 使途の透明性確保が課題 今回の緊急提言では、観光政策を着実に実施していくには財源となる出国税の引き上げが必要と指摘しました。同時に、納税者の理解を得るため使途の適正性と透明性を確保することの重要性も強調しています。 現行制度では、国際観光旅客税の税収は快適な旅行環境の整備、日本の魅力に関する情報発信、地域での体験滞在の満足度向上の3分野に充当されることになっています。しかし、実際には税収が予算額を上回った場合、その分が一般財源として観光と関係のない事業に使われる可能性があるという指摘もあります。 海外では既に同様の税制が導入されており、米国では約3500円、オーストラリアでは約5230円が徴収されています。国際水準と比較すると、日本の現行1000円は低い水準にあると言えます。 地方創生への期待と懸念 自民党のプロジェクトチームは、自動車産業に次ぐ第2の成長産業である観光を持続的に発展させるには、外国人観光客を地方に呼び込むための対応や、地域の実情に応じたきめ細かいオーバーツーリズム対策が必要だとしています。 政府は2030年に訪日客6000万人、消費額15兆円の目標を掲げていますが、観光客の増加ペースを抑える意図はなく、成長と共存の両立を図る方針です。ただし、地域によっては既に混雑やマナー問題が深刻化しており、観光の持続可能性を高める対策が急務となっています。 出国税は日本人にも課税されることから、引き上げた場合の使途について、納税者の理解が得られる先進的で費用対効果が高い施策に充当し、適正に透明性を確保する必要があるという意見が出ています。今後、年末の税制改正要望で具体的な引き上げ幅が検討される見通しです。 観光立国を目指す日本にとって、インバウンド需要の取り込みは経済成長の鍵となりますが、同時に地域住民の生活を守り、持続可能な観光を実現するバランスが問われています。出国税の引き上げがその解決策となるのか、今後の議論が注目されます。
高市早苗首相写真騒動、時事通信「支持率下げる」発言の影響で批判殺到
2025年10月22日、日本初の女性首相となった高市早苗氏の外遊調整を報じた記事に添えられた写真が、SNS上で大きな波紋を広げています。写真に写る高市首相氏の表情に対して、「印象操作ではないか」との批判が相次いでおり、報道の中立性を巡る議論が再燃しています。 問題の写真をめぐる批判の声 配信記事には、高市首相氏が左頰に右手を寄せ、後方を見ている様子が写された写真が添えられていました。自民党の若林洋平参院議員は同月22日、SNSに「情けない印象操作は本当にやめていただきたい」と投稿し、別の笑顔の写真も複数枚投稿しました。 政治学者の岩田温氏も「悪意に満ちた写真。いい加減にしろ」と書き込み、NHKから国民を守る党の浜田聡前参院議員や自民党の鈴木正人埼玉県議も、写真選択への疑問を表明しました。SNSでは24時間で13万件を超える関連投稿があり、写真の選択基準に対する疑念が広がっています。 >「なんでこの写真を選んだ?悪意しか感じない」 >「わざと変顔選んでるとしか思えない」 >「共同通信もやはり支持率下げてやるの一味だった」 >「せめて写真だけでも印象がいいものを選んでほしい」 >「報道の中立性が問われる時代になった」 時事通信カメラマンの発言問題 今回の騒動の背景には、2025年10月7日に発生した時事通信社カメラマンの発言問題があります。自民党本部で高市総裁氏の取材待機中、同社の映像センター写真部所属の男性カメラマンが「支持率下げてやる」「支持率が下がるような写真しか出さねえぞ」と発言したことが、生配信の音声でSNSに拡散されました。 時事通信社は同月9日にこの事実を認め、カメラマンを厳重注意したと発表しました。同社の斎藤大社長室長は「報道機関としての中立性、公正性が疑われることのないよう社員の指導を徹底します」とコメントしています。 報道の責任と世論形成 一方で、今回の写真選択と時事通信社の事例は別の問題です。しかし、SNS上では両者を混同する声も多く見られました。報道写真が一瞬を切り取ったものであっても、その選択が政治的意図を持って行われたのではないかという疑念が広がっています。 メディア研究者は「SNSの拡散速度はマスメディアを超えている」と指摘し、報道機関には説明責任のあり方を再考する時期が来ていると分析しています。共同通信社が意図的に不自然な写真を選んだ証拠はありませんが、国民の信頼を得るためには疑われない工夫と説明する姿勢が欠かせません。 両面の評価が示す現実 興味深いことに、首相指名選挙で投票を終えた高市首相氏が男性議員が数多く座る本会議場を歩きながら自席に戻る瞬間を収めた写真については、「時代が動いた瞬間をこれ以上ない絵でとらえている」などとSNSで称賛を集めています。 報道写真の一枚が、ここまで国民感情を揺さぶるのは珍しい事例です。カメラのシャッターを切る瞬間にこそ、報道の矜持が問われているといえるでしょう。新内閣が発足し日本が世界から注目される中、報道の自由を守るためには中立性への配慮がこれまで以上に重要になっています。
高市早苗首相とトランプ氏28日に初会談 中朝政策確認へ拉致家族面会も
高市早苗首相とトランプ米大統領が2025年10月28日に日米首脳会談を行うことが正式に発表されました。レビット米大統領報道官が2025年10月23日の記者会見で明らかにしたもので、高市首相の就任後初めての対面での首脳会談となります。トランプ大統領の来日は2019年6月の大阪での主要20カ国・地域首脳会議以来6年ぶりで、2025年1月に発足した第2次政権では初めてです。 史上初の女性首相とトランプ氏の会談 高市早苗氏は2025年10月21日、衆参両院の首相指名選挙で日本の第104代首相に選出されました。憲政史上初の女性首相の誕生です。自民党は日本維新の会と連立政権を樹立し、維新は閣外協力の形で与党入りしています。 トランプ大統領は高市氏の自民党総裁選出時、自身のSNSで「非常に尊敬される人物で、深い知恵と強さを備えている」と評価していました。安倍晋三元首相に近い高市氏との関係構築はスムーズに進むとの見方が米政府関係者の間で広がっています。 トランプ氏の来日は27日から29日の日程で調整されています。27日の到着後に天皇陛下と会見し、28日午前に高市首相と会談する予定です。日本滞在中には米海軍横須賀基地の視察や北朝鮮による拉致被害者家族との面会も計画されています。29日午前に日本を離れ、韓国へ向かう見通しです。 >「女性首相とトランプの会談、どんな化学反応が起きるか楽しみだ」 >「高市さんは安倍元首相の路線を継承するって言ってたから、トランプとも相性良さそう」 >「拉致問題でトランプが本気で動いてくれるかが鍵だよね」 >「また対米投資の話を押し付けられるんじゃないか心配」 >「日米同盟強化と言いながら、結局は金の問題になりそう」 中朝への基本政策と経済分野での協議 日米政府関係者によると、首脳会談では急速に軍備を拡大する中国や核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対する日米の基本政策を確認するほか、日本の対米投資の在り方など経済分野でも意見を交わす見通しです。 高市首相は会談で、新政権の防衛力強化策や防衛費の増額、反撃能力を高める施策について説明する機会になるとしています。日本は来年末までに国家安全保障戦略の見直しを行う予定で、トランプ政権との連携強化が焦点となります。 経済面では、日米関税協議で合意した5500億ドル、約80兆円規模の対米投資の具体的な進め方についても協議される可能性があります。トランプ大統領の任期中に日米両国にとって国益を最大化するプロジェクトを実施していく方針です。 拉致問題解決への期待 トランプ氏は日本滞在中、北朝鮮による拉致被害者の家族と面会する方向で調整しています。トランプ氏は第1次政権時代の2017年11月と2019年5月にも拉致被害者家族と会い、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記に拉致問題を提起した経緯があります。 高市首相も2025年10月23日午後に官邸で拉致被害者家族と就任後初めて面会しました。横田めぐみさんの弟で拉致被害者家族会代表の拓也氏や母早紀江氏、2002年に北朝鮮から帰国した曽我ひとみさんらが参加しています。 トランプ氏は過去の面会で「あなた方の息子、娘を帰国させたい。そのために私たちは努力する」と約束しており、今回の来日でも拉致問題解決に向けた具体的な行動が期待されています。拉致問題担当相を兼務する木原稔官房長官と茂木敏充外相も同席する予定です。 第2次トランプ政権と日本の課題 トランプ氏の来日は第2次政権で初めてとなります。前回の来日は2019年6月、大阪市で開かれた主要20カ国・地域首脳会議に参加した際でした。当時は米中貿易摩擦が深刻化しており、トランプ氏は貿易を最優先課題として議論する姿勢を鮮明にしていました。 今回の来日では、日本の政権発足直後という異例のタイミングでの訪問となります。米政府関係者は、高市氏が安倍元首相に近いことから「関係構築はスムーズに進む」と強調しており、日米両政府が関税政策を巡り積み上げてきた経験を引き継いでくれるだろうと期待の声が上がっています。 高市首相は就任記者会見で「日米同盟をさらなる高みに引き上げる」と強調しました。同志国やグローバルサウスとの協力拡大も進めるとしており、中国や北朝鮮への対応では日米の連携が一層重要になります。 トランプ政権は日本に対してロシアからのエネルギー輸入停止を求めるなど、同盟国にも厳しい姿勢を示しています。高市首相は就任直後から内政と外交の両面で難しい判断を迫られる状況に置かれており、28日の首脳会談がその試金石となります。
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