2025-04-28 コメント投稿する ▼
高市早苗氏が頼清徳総統と会談 台湾海峡の平和と安定へ日米台連携を強化
高市早苗氏、台湾総統と会談 台湾海峡の安定へ日米台の連携強化を確認
自民党の高市早苗・前経済安全保障担当大臣が率いる訪問団が台湾を訪れ、28日に頼清徳総統と会談した。会談では、緊張が続く台湾海峡の平和と安定を守るため、日本、台湾、アメリカをはじめとした民主主義陣営が連携を強める必要性で一致した。
「平和こそが繁栄の前提」高市氏が訴え
高市氏は会談後、記者団の前で「日本と台湾は民主主義という価値観を共有する仲間だ。アメリカやオーストラリア、フィリピンなどとも連携し、台湾海峡の安定に努めるべきだ」と語った。また、中国による軍事的威圧を牽制する文脈もにじませつつ、「台湾への武力行使の口実になるような行動は慎むべき」との考えも強調した。
安全保障と経済の両面で協力深化へ
今回の会談では、防衛分野での情報共有に加え、半導体など重要物資をめぐるサプライチェーンの安定化でも一致。経済安全保障が国の安全と直結するという認識が、日台双方で明確に共有された形だ。
高市氏は「非政府間の関係であっても、人の交流や技術協力、情報交換は堂々と進めるべきだ」と述べ、日台の関係強化を改めて訴えた。
歴史的交流の積み重ねも重視
高市氏らは今回の訪問で頼総統のほか、蔡英文前総統や林佳龍外交部長(外相)、与野党の立法委員らとも面会。過去からの友好関係に加え、未来志向の協力のあり方について意見を交わした。台北市内で開かれたシンポジウムでは、高市氏が講演に立ち、半導体技術や経済安全保障の分野での日台連携の重要性を強調した。
- 高市早苗氏が頼清徳総統と会談、台湾海峡の安定へ多国間連携を確認
- 防衛分野での情報共有や、半導体を含むサプライチェーン強化で一致
- 「非政府間でも協力は堂々と進めるべき」と人的・技術的交流に意欲
- 蔡英文前総統や外相、立法委員とも面会し、幅広い意見交換を実施