2025-03-29 コメント: 2件 ▼
高市早苗氏「今の自民党は何をしたい政党か分からない」財政政策に苦言
自身が商品券を配った経験があるかとの質問に対し、高市氏は「総理大臣が商品券を配らなきゃいけないとは知らなかったんですけど。私の場合は心遣いとしてよく使うのは」と述べ、「奈良県の高山おかき、奈良県産の靴下…でも3500円ぐらいですから」と笑みを浮かべた。この発言にスタジオは笑いに包まれた。高市氏は奈良県出身である。
続いて、現在の自民党についての見解を問われると、高市氏は「これは自戒を込めておわびをしなければいけないんですが」と頭を下げ、「何をしたい政党か、分からなくなっている」と厳しい評価を下した。さらに、「特に、財務省に洗脳されて、お金削ることばっかり考えてたらアカン。ホンマやったら、投資&リターン。こういう発想を広げられたらいいなぁ」と述べ、財務省主導の緊縮財政路線に対する懸念を示した。
日銀の金融政策への懸念
高市氏は以前にも、日銀の金融政策に対して懸念を示している。2024年9月23日、インターネット番組に出演した際、「金利を今、上げるのはあほやと思う」と発言し、個人消費や企業の設備投資に悪影響を及ぼす可能性を指摘した。また、「長いデフレに戻る不安がある」とも強調している。
防衛費増額と財源問題
さらに、高市氏は防衛費増額に伴う増税に反対する考えを示している。財源として公共事業費などに使う建設国債を充てるべきだと主張し、基礎的財政収支(プライマリーバランス)を2025年度に黒字化するという政府目標にも苦言を呈している。戦略的な財政出動の必要性を訴えており、現行の財政政策に対する異議を唱えている。