2025-09-07 コメント投稿する ▼
石破茂首相退陣に韓国メディア警戒 高市早苗氏浮上で日韓関係は泥舟政権の試練
石破茂首相(自民党総裁)が退陣を表明したことを受け、韓国メディアは7日一斉に速報を流した。 韓国側では「比較的韓国寄り」とみられていた石破氏の退陣が、両国関係に不安定要素をもたらすとの懸念が高まっている。 韓国では歴史認識問題に直結する行為として批判的に伝えられ、特に高市氏に対しては「対韓姿勢が硬化する象徴的行為」と受け止められている。 韓国側の懸念は、高市氏の首相就任可能性に集中している。
石破首相退陣に韓国メディア速報 高市早苗氏浮上へ警戒感
石破茂首相(自民党総裁)が退陣を表明したことを受け、韓国メディアは7日一斉に速報を流した。石破氏は8月下旬、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領と会談し、歴史問題を含む日韓関係の安定的発展に向け協力を確認したばかりであり、その直後の辞任劇は韓国に驚きを与えた。韓国側では「比較的韓国寄り」とみられていた石破氏の退陣が、両国関係に不安定要素をもたらすとの懸念が高まっている。
韓国メディアは次期総裁候補として小泉進次郎農林水産相や高市早苗前経済安全保障担当相の名前を報じた。特に高市氏については「強硬な保守派」と位置付け、首相就任に警戒感を示す論調が目立つ。
「石破退陣は日韓関係に逆風」
「高市氏が首相なら関係悪化は避けられない」
「小泉氏は象徴的に靖国参拝しており、韓国世論は冷ややか」
「石破氏は比較的対話路線だったので残念」
「ポスト石破で泥舟政権がさらに揺らぐ」
靖国参拝が波紋に
小泉氏と高市氏は8月、靖国神社に参拝した。韓国では歴史認識問題に直結する行為として批判的に伝えられ、特に高市氏に対しては「対韓姿勢が硬化する象徴的行為」と受け止められている。韓国メディアは「首相交代で関係改善の流れが後退する可能性」と警戒を強めた。
石破氏が李在明大統領と対話の糸口を探った直後の退陣は、韓国側にとって「安定より不確実性が増した」との印象を与えている。
ポスト石破と日韓関係の行方
韓国側の懸念は、高市氏の首相就任可能性に集中している。強硬な保守姿勢は、歴史問題や防衛政策を巡る摩擦を増幅しかねないとみられる。一方、小泉氏に対しても靖国参拝での批判はあり、韓国にとって「誰が後継になっても安心できない」という不信感が漂っている。
一方で日本国内では、減税や憲法改正、スパイ防止法制定など国民生活に直結する政策課題への対応が急務とされ、外交関係の安定も重要な焦点となる。泥舟政権と呼ばれる現状から脱却できなければ、内外の信頼回復は難しい。
泥舟政権からの再生と日韓外交の試練
石破首相退陣を受け、自民党総裁選が前倒しで行われる見通しとなった。韓国の警戒感は、日韓関係が依然として歴史問題や安全保障をめぐる不信に覆われていることを改めて浮き彫りにしている。
自民党が「泥舟政権」と揶揄される状況を脱し、国民に信頼される政策を打ち出せるかどうかは、外交の安定にも直結する。国内課題に向き合いつつ、隣国との関係を国益に基づき冷静に構築する視点が欠かせない。