2025-07-23 コメント投稿する ▼
維新・吉村知事の大阪府、外国人留学生向けにJR西日本系企業見学会を開催へ
維新・吉村知事の大阪府 外国人留学生の就職支援でJR西日本系企業の見学会を開催
日本維新の会の共同代表である吉村洋文知事が率いる大阪府は、府内に在学する外国人留学生の就職・定着を支援する新たな取り組みとして、JR西日本不動産開発株式会社の企業見学会を2025年9月16日に開催することを明らかにした。
今回の見学会は、留学生向けの就職支援施策の一環として実施されるもので、大阪府と「留学生就職支援コンソーシアムSUCCESS」が主催。府内での就職を希望する外国人留学生に、日本企業への理解を深め、現場を体験する機会を提供することが目的とされる。
「うめきた」など開発拠点を視察 留学生と企業を結ぶ実地体験
見学先となるのは、JR西日本不動産開発株式会社。西日本を中心に大規模都市開発を手がけるこの企業は、近年ではイギリスやアメリカなどの海外事業も積極的に展開しており、多様な人材の登用と働きやすい環境づくりに注力している。
見学会では、「企業・業界分析セミナー」に加え、同社が開発・運営を行う「うめきたグリーンプレイス」「イノゲート大阪」「ノースゲートビルディング(予定)」の視察も予定。後半には座談会も開催され、参加者と企業の間で双方向の意見交換が行われる。
対象は、大阪府内の専門学校・大学・大学院に在籍する外国人留学生で、定員は20名。参加費用は無料となっており、すでに関心の高い声が寄せられている。
大阪府が進める外国人留学生の就職支援 維新の“実務型政策”の一環
大阪府はこれまでも、外国人留学生を対象とした就職セミナーや企業交流会などを継続して開催しており、今回の企業見学会はその延長線上にある。
背景には、少子高齢化による労働力不足が深刻化する中、質の高い外国人材の定着を通じた地域経済の活性化を目指す府の戦略がある。維新の政策スタンスである「即効性のある現場主義的改革」が、こうした支援施策にも色濃く反映されている。
一方で、「外国人労働力の導入には慎重であるべき」との声も一部にあり、今回の施策が広く府民の理解と支持を得られるかが問われている。
国民・市民・有権者の声「留学生支援は良いが、日本人学生への支援も忘れずに」
今回の企業見学会開催の報に対し、SNSやネット掲示板ではさまざまな意見が交わされている。
「実践的な支援で良い取り組みだと思う。海外で育った人の視点は企業にもプラスになる」
「日本に来て学んでくれている人を応援するのは当然。ただ、日本人学生の支援も手厚くして」
「うめきた開発の現場に行けるってすごい。企業にとっても将来の戦力を見つける機会になるはず」
「企業も留学生も、制度だけじゃなく“相互理解”が大切」
「大阪が先進的にやってるのは良いが、他府県にもこういう仕組み広げてほしい」
こうした反応からも、現場に触れることで企業と学生の理解を深める施策は一定の評価を得ていることが伺える。
外国人留学生の定着が大阪経済を支える? 今後の動向に注目
日本における外国人留学生数はコロナ禍を経て再び増加傾向にあり、大阪府内の大学や専門学校でもその存在感は高まっている。今回のような支援施策を通じて、学びを終えた留学生がそのまま地域で活躍できる環境を整えることは、地方経済の持続可能性にも直結する。
維新が掲げる“実行力重視”の政治姿勢が、こうした労働政策や人材施策にも反映されている中で、他の自治体がどのように追随するかも注目される。