2025-04-24 コメント投稿する ▼
公約大阪万博で来場者が死亡 救急搬送51件でも情報非公開に批判噴出「命守る体制に不安」
万博会場で初の死者 問われる“命を守る体制”のあり方
2025年4月24日、大阪・関西万博の会場内で、来場していた女性が体調不良を訴え、場内の医療施設で処置を受けた後、場外の病院に搬送されましたが、そのまま死亡が確認されました。万博で来場者の死亡が確認されたのは、今回が初めてです。
死亡した方の年齢や容体などについて、万博を主催する日本国際博覧会協会は「プライバシーの問題がある」として公表していません。しかし、報道機関などからの求めにより、28日の記者会見では開幕以降の救急搬送件数と熱中症の発生状況だけが明かされました。
搬送は51件 熱中症ゼロの報告も不安残る
協会によると、開幕から15日間(4月13日~27日)で51人が会場から救急搬送されたとのことです。うち熱中症による搬送はゼロと報告されていますが、熱中症と診断されなかった来場者の症状や背景には触れられておらず、体調不良の傾向について詳しい情報は依然として明かされていません。
2005年の愛知万博では、来場者約1000人につき1人が医療施設にかかっていました。今回の大阪万博では、1日最大22万人の来場者が想定されているにもかかわらず、常設の診療所は3カ所(終日対応は1カ所のみ)。そのほか、応急手当所が5カ所設けられていますが、場所が分かりづらい、看板がないといった指摘もあります。
SNSでは批判の声 「透明性が足りない」
この件について、ネット上では「情報開示が不十分ではないか」「これで本当に“命を守る万博”なのか」といった批判が噴出しています。
「たった15日間で51人も救急搬送!しかも熱中症なしでこの数字!こりゃ命懸けぢゃな! #中止だ中止 #大阪万博は危険がいっぱい」
「“命をテーマにした万博”のはずなのに、医療体制が脆弱すぎる。現場で何が起きてるのか、もっと正直に話してほしい」
また、会場内での医療対応に加えて、協会が公表している「来場者数」に対しても疑問の声があります。関係者や報道関係者などを含んだ延べ人数であることが明らかになり、「水増しではないか」という指摘がネット掲示板などで相次いでいます。
協会の高科淳副事務総長は会見で「透明性を確保している。水増しではない」と述べ、改めて問題はないと説明しました。
命を扱う現場だからこそ、説明責任を果たすべき
万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。それだけに、医療体制の実態や発生している事案の傾向を丁寧に開示し、来場者にとって安心できる環境を整えることが、主催者に課せられた大きな責任です。
特にこれから暑くなる時期を迎えるにあたり、体調不良者への対応が後手に回れば、さらなる悲劇を招きかねません。搬送件数や原因の分析を積極的に開示し、来場者に対する注意喚起と予防策の周知を進めていくべきです。
- 大阪万博で初の死亡事例が発生。医療救護施設で処置後に病院搬送され死亡。
- 開幕15日間で救急搬送は51件。熱中症による搬送はゼロと報告。
- 医療体制の手薄さ、施設案内の不備に不安の声。
- ネット上では「透明性に欠ける」「説明責任を果たしていない」との批判。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。