2025-04-08 コメント投稿する ▼
公約開幕直前の大阪万博、地下でメタンガス検出 知事『安全に問題なし』
地下ピットで危険濃度のメタンガス
異常が確認されたのは6日午後。会場西側の「グリーンワールドエリア」にある電気設備の地下空間で、空気と混ざると引火・爆発の恐れがある濃度(約5vol%)のメタンガスが検出された。消防と万博協会の職員が対応にあたり、約30分の換気で数値は安全圏に戻ったという。
実はこの場所、昨年3月にもトイレ工事中にメタンガスが原因とみられる爆発が起きた因縁のエリアだった。これまでにも基準値を超えるメタンガスが検出されていた経緯があり、現在は継続的な観測が行われている。
「空気より軽いので自然換気で対応」吉村知事の見解
会見で吉村知事は、「メタンガスは空気より軽く、屋外であれば自然換気で十分対応できる」とした上で、「今回の検出場所は建物内ではなく、屋外のマンホール下。モニタリングの回数を増やし、柵を設けるなどして万全を期す」と説明した。
府や万博協会では今後、該当エリアへの立ち入りを制限し、ガス検知器の設置や監視の強化を図るとしている。
「並ばない万博」目指すも、テストランでは長蛇の列
テストランでは別の問題も浮き彫りになった。4日から6日までの3日間、抽選で選ばれた約10万人の府民らが来場したが、入場ゲートには長蛇の列。中には1時間以上待たされたという来場者もいた。
吉村知事はこれについても言及し、「ゲートを30分早く開けるなど、柔軟な対応が必要だ」とした。「『並ばない万博』を目指しているが、実際に行列ができた場合はプランBを持っておくことも大事。会期中も状況を見て判断したい」と述べた。
安全対策と運営力が問われる開幕直前
今回のメタンガス検出は、大阪・関西万博の安全対策に対する不安を再び呼び起こす形となった。会場の整備や誘導体制にはまだ課題が残っているが、関係者は開幕までに万全を期す構えだ。
特に人が密集するイベントでの安全対策は、万博の成否を左右する大きな要素。来場者が安心して楽しめる環境づくりが、改めて強く求められている。
- 4月6日、万博会場の地下空間で基準値超えのメタンガスが検出された。
- メタンガスは自然換気で対応可能と吉村知事は説明。
- 昨年同エリアでは爆発事故も起きており、引き続き監視を強化する。
- テストランでは入場ゲートに長蛇の列ができ、「並ばない万博」が課題に。
- 万博協会は混雑緩和と安全対策の両立に取り組む方針。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。