2025-04-06 コメント投稿する ▼
公約大阪万博会場で“火がつく濃度”のメタンガス 安全対策に疑問の声相次ぐ
マンホールから“火がつくレベル”のガス
寺本市議はこの日、会場の西ゲート付近にあるマンホール内で、メタンガスの濃度が「燃焼下限界」を超えていることを確認。自身の携帯用ガス検知器に「100%LEL(5VOL%)超え」と表示されたと報告した。
この「100%LEL」というのは、ガスが空気中で爆発可能な濃度に達していることを示す。寺本市議は「つまり、マッチやライターの火でも引火するレベル」と警鐘を鳴らした。
消防が駆けつけるも…対応に疑問の声
寺本氏は午後4時に119番通報を行い、消防隊が現場に急行。その後の投稿では「消防が警戒区域を設定し、換気を行いました」と伝えているが、通報直後の段階では規制線などが設けられておらず、「この対応で本当に良かったのか、今後問われるだろう」と現場の初動に疑問を呈した。
彼が投稿した動画には、マンホールを開けた途端に消防の警報器が激しく反応する様子が収められており、その場の緊迫した空気が伝わってくる。
SNSで広がる不安と称賛
この一件はSNS上で瞬く間に拡散され、「元消防士」がトレンド入りするなど話題に。ネット上では「そんな場所で火を使うなんて考えられない」「本番が始まったら大丈夫なのか」といった声が相次いだ。
一方で、早期に危険を察知し通報した寺本市議には「さすが元消防士、行動に説得力がある」「的確な判断に感謝」といった称賛の声も寄せられている。
夢洲は元々ガスリスクがある土地
万博会場のある夢洲(ゆめしま)は、かつて廃棄物処理場として使われていた人工島で、以前からメタンガス発生のリスクが指摘されてきた。昨年3月には、会場内のトイレ建設現場で、ガスが原因とみられる爆発も起きている。
これを受けて日本国際博覧会協会は、ガス検知器の設置や換気設備の導入を進めており、今年1月〜2月には数カ所で基準値を上回るガス濃度が確認された。ただし3月以降は「基準値以下に抑えられている」と公表していた矢先の今回の事態だった。
万博の安全性、あらためて問われる
今回の騒動を受け、協会側は再発防止策として、地下ピットのふたを常時開放することや、周囲に柵を設けて立ち入りを防ぐといった追加対策を講じる方針を示している。
だが、開催まで残り1年を切る中でのガス問題再燃に、市民や関係者からは不安の声がやまない。「本当に安全なのか」「誰が責任を持つのか」――。万博の華やかな開幕を前に、足元の“危険”への対応が、今まさに問われている。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。