2025-06-04 コメント投稿する ▼
れいわ新選組が石井義人氏を擁立 参院宮城選挙区で“消費税廃止”を訴え激戦に挑む
れいわ新選組、宮城選挙区に石井義人氏を擁立 「暮らしを直撃する消費税をなくす」
れいわ新選組は6月4日、次期参議院選挙の宮城選挙区(改選数1)に党職員の石井義人氏(62)を擁立すると発表した。石井氏は仙台市在住の元建設会社社員で、長年地元で働きながら政治への関心を深め、2019年からはれいわのボランティアとして活動してきた。今回、党の理念に共鳴し、「消費税の廃止」を主要な訴えとして立候補を決意した。
地域密着の経歴から国政へ
石井氏は日本大学農獣医学部農業工学科を卒業後、建設・不動産関連の企業でおよそ40年にわたり勤務。退職後、山本太郎代表の街頭演説をきっかけに政治の世界へ関心を持ち、地域活動に参加してきた。2023年には仙台市議会議員選挙に挑戦したが惜敗。その後も支援者とともに街頭での訴えや政策の勉強を続けてきた。
消費税廃止を柱に、インボイス撤回も掲げる
会見で石井氏は、「消費税が庶民の生活を直接苦しめている」と述べ、生活者目線での政策を重視する姿勢を強調した。れいわ新選組は、消費税を廃止し、その代替財源として富裕層や大企業への課税強化を訴えている。具体的には、法人税の引き上げ、所得税の累進強化、金融所得への課税見直しなどを掲げ、格差是正と実体経済の底上げを目指している。
また、小規模事業者への負担が大きいインボイス制度についても、「事業者を潰しかねない制度であり即時撤回すべき」と明言した。
激戦必至の宮城選挙区 注目の一騎打ちへ
宮城選挙区は改選数1のため、与野党に加え第三極や無所属も加わる構図となっている。現在、立憲民主党の現職・石垣のりこ氏、自民党新人の石川光次郎氏のほか、複数の候補者が名乗りを上げており、石井氏の参入によって選挙戦はさらに混戦の様相を呈している。
石井氏のように政党職員や地域活動を重ねてきた候補者が国政に挑むケースは珍しくなくなってきており、「政治のプロではなく、生活者の代表」というアプローチが有権者の共感を得られるかどうかが鍵となる。
ネットで広がる反応
X(旧Twitter)やThreadsなどでは、石井氏の立候補に対してさまざまな声が寄せられている。
「消費税廃止って大胆だけど、具体的に財源どうするのか説明してほしい」
「政党の職員からの挑戦ってリアルで好感持てる」
「れいわの政策は庶民には響くけど、現実路線かは疑問」
「インボイス制度に不満を持ってる事業者は支持するかも」
「宮城選挙区、マジで誰に入れるか迷うレベルになってきた」
有権者に響くか、庶民派候補の挑戦
物価高や税負担の増加に不満を抱える国民にとって、「消費税廃止」は大きなインパクトを持つスローガンだ。だが、経済政策としての持続可能性や実行可能性についての議論は避けられない。石井氏がどれほど有権者の生活感覚に寄り添いながら訴えを広げられるかが、選挙戦の鍵を握る。