2025-08-18 コメント投稿する ▼
伊東市議会、田久保市長を虚偽証言疑惑で刑事告発へ 「卒業証書19秒見せた」発言が波紋
伊東市長、虚偽証言疑惑で刑事告発へ
静岡県伊東市の田久保真紀市長が、学歴をめぐる百条委員会で虚偽証言を行った疑いが強まり、市議会が地方自治法違反容疑で刑事告発する方針を固めた。中島弘道議長は18日、記者団に「早ければ月内に百条委の報告書をまとめ、9月議会で不信任決議案を提出する」と明言。事態は市政の根幹を揺るがす深刻な局面に入った。
「私たちは(19・2秒見せられたとは)受け取っていない。そのことが証明できれば偽証となる」
「早く結論を出し、告発に向けて進めていく」
と中島議長は語り、告発の正当性を強調した。
問題の発端と虚偽証言の疑い
問題の焦点は、田久保市長が提示したとされる「卒業証書」の扱いだ。市議会の百条委員会は13日に証人尋問を行い、田久保氏は「チラ見せした事実はない。約19・2秒ほど見せたと記憶している」と証言。しかし証書そのものの提出を拒んだ。この証言をめぐり、中島議長らは「そもそも提示された記憶はない」と反論。証言が事実と異なる場合、偽証にあたる可能性が出てきた。
さらに、田久保氏が過去に在籍していた東洋大学はすでに同氏を除籍しており、百条委では追加の情報照会を行うことを決定。市長の学歴そのものの信憑性に疑問が突き付けられている。
市政への影響と今後の展開
今回の問題は、市長個人の学歴問題にとどまらず、市政全体の信頼性に直結している。虚偽証言が立証されれば刑事告発と並行して、市議会は9月定例会で不信任決議案を提出する方針で、可決されれば市長失職につながる可能性がある。
伊東市は観光資源を活かした街づくりや人口減少対策など課題が山積している中で、市長の資質をめぐる混乱が続けば、市政運営への停滞や市民の不信感拡大は避けられない状況だ。
ネット上の反応
「19・2秒という細かい数字を持ち出すあたり、逆に信用できない」
「卒業証書を出せばすぐに済む話。拒否する時点で怪しい」
「市政よりも自分の経歴を守ることに必死なのでは」
「百条委員会で偽証なら即失職すべきだ」
「観光地・伊東のイメージダウンにつながりかねない」
田久保市長の学歴問題と虚偽証言疑惑は、市政の正統性を揺るがす深刻な局面を迎えている。今後、百条委員会の調査報告と告発の動向、不信任決議の可否が焦点となり、市政の行方を大きく左右することになりそうだ。