2025-03-27 コメント: 1件 ▼
道路法改正案可決、太陽光パネル設置促進に反対する保守党の警鐘
反対した日本保守党の主張
ただし、この改正案に反対したのは、日本保守党だけだった。島田洋一衆院議員は、改正案が示す「太陽光パネルの設置促進」について疑問を呈し、その問題点を指摘した。島田氏は、改正案を事前に担当者から説明を受けた際、太陽光パネル設置の促進が含まれていることを確認した。太陽光発電に関しては、発電効率が悪いことや、発電用パネルの多くが中国から輸入されており、その製造過程における人権問題が指摘されている点が問題だと話している。
太陽光発電の問題点
また、太陽光発電施設にはさまざまな問題がある。例えば、太陽光パネルに使用される多結晶シリコンは、中国の新疆ウイグル自治区で製造されていることが多く、そこで行われている人権侵害が国際的に批判されている。さらに、昨年仙台市や鹿児島県で発生したメガソーラー施設の火災では、通電中のパネルに水分が加わることで感電や爆発の危険性があり、消火活動が困難であることが明らかになった。
島田氏は、「日本にはすでに十分なエネルギーが確保できており、効率の良い火力発電所の増設や原発の再稼働、増設が必要だ」と強調している。太陽光パネルの設置促進が進めば、環境への影響や税金が中国に渡ることで、軍拡や人権抑圧に寄与する恐れがあると警告している。
道路周辺の太陽光パネル設置に関する懸念
島田氏はまた、太陽光パネルを道路法面に敷き詰めることに対しても危機感を抱いている。日本各地で頻発する山火事を例に挙げ、火災が発生した場合、太陽光パネルは消火が難しいため、交通機関が止まるなどの重大な影響が出る可能性があると指摘している。
他党議員とのやりとり
衆議院での採決後、島田氏は他党の議員から反対の理由について尋ねられた。その際、彼は「中国製の太陽光パネルに関する懸念」を説明すると、他党の議員からも「確かにその点は問題だ」と理解を示されたという。このやりとりを通じて、島田氏は「脱炭素原理主義」に対する警鐘を鳴らし続ける意思を表明した。
今後の展開
改正案は衆院を通過したことで、成立の可能性が高くなったが、太陽光発電に対する懸念は依然として強く、今後の議論は続くことが予想される。島田氏は「脱炭素原理主義に反対する立場を貫き、引き続き議論を深めていきたい」と語った。
以上のように、太陽光パネル設置を促進する法案は賛否が分かれる問題であり、環境政策と安全性、経済的な観点から今後も議論が必要とされている。