2025-06-07 コメント: 1件 ▼
岸博幸氏が自民党から出馬表明 「野党に政権担当能力ない」「自民を立て直す劇薬に」
岸氏が政界転身を決意
元経産官僚で慶應義塾大学大学院教授の岸博幸氏(62)が、今夏の参議院選挙において自民党から比例代表で出馬することを正式に発表した。岸氏は自身のX(旧Twitter)やYouTubeチャンネルを通じてその決意を表明し、「今の野党には政権担当能力がない」と語るなど、現実的な選択として自民党を選んだ理由を説明した。
「自民党への恩返し」そして「劇薬になる覚悟」
岸氏は、自身がこれまで官僚として仕えてきた小泉、安倍、菅政権での経験を引き合いに出し、「自民党への恩返しという気持ちもある」と述べた。また、「評論家として外から批判をするだけでは、これからの人生かっこ悪い」との思いも明かし、自らが「劇薬」となって自民党を内側から変える意欲をにじませた。
「自民党にも問題は多い。しかし、今の野党よりは立て直す余地がある」
「文句を言うだけの評論家ではなく、実行する人間になる」
出馬決意の裏に森永卓郎さんの死
岸氏はまた、今年1月に逝去した経済評論家・森永卓郎さんの存在が大きなきっかけとなったことを明かしている。かつて同じ経済官僚出身で、病と闘いながら最後まで執筆を続けた森永さんの生き様に心を動かされ、「ゆったり余生を過ごすのではなく、最後まで社会に貢献したい」との決意が芽生えたと語った。
異例の転身に賛否
SNSでは賛否の声が飛び交っている。
「岸さんが出馬?意外だけど納得」
「結局、自民党に回収されるのか…」
「立て直す覚悟があるなら期待したい」
「批判してた側が自民に行くのは違和感」
「森永さんの影響ってすごいな」
今後の注目点
経済政策に造詣の深い岸氏の出馬は、岸田政権下で存在感を増しつつある“実務派候補”として注目を集める可能性がある。一方で、これまで自民党に対して辛口の論評をしてきた岸氏が、その党の内部からどこまで改革に切り込めるのか、現実的な成果が問われることになる。