2025-05-22 コメント投稿する ▼
田中康夫氏が横浜市長選に再挑戦 「脱お役所仕事」と“みどり税”撤廃を公約に
田中康夫氏、再び横浜市長選へ挑戦
元長野県知事であり作家としても知られる田中康夫氏(69歳)が、再び横浜市長の座を目指す決意を表明した。前回2021年の選挙では落選したが、今回は「市民の暮らしに直結した政策を実行したい」との思いを胸に、再挑戦に踏み切る。5月22日、横浜市内で開かれた支援者集会で「市民の声が届く市政に変えたい」と訴えた。立候補にあたっては、政党の支援を受けず無所属で臨む。
“脱お役所仕事”と市民目線の政治を掲げ
田中氏は長野県知事時代に全国的な注目を集めた「脱ダム宣言」など、既存の行政手法にとらわれない改革で知られる。今回も「お上目線の行政からの脱却」を掲げ、横浜市政に新たな視点を持ち込む意気込みだ。市民生活に直結する課題として、「みどり税」と呼ばれる市独自の課税制度の廃止を明言。加えて、給食の質の向上、待機児童の解消、高齢者福祉の充実など、暮らしの実感に根ざした政策を挙げている。
主な対抗馬と市政の行方
横浜市長選には他にも、高橋徳美市議(56歳)や実業家の小山正武氏(76歳)が出馬を予定している。自民党市議団から離脱した高橋氏は保守系票の受け皿となりうる存在であり、小山氏は経済政策の手腕を訴える。一方、現職の山中竹春市長(52歳)は出馬の意向をまだ示しておらず、選挙戦の構図は流動的だ。前回選では山中氏が野党系の支持を受けて当選しており、今回も出馬すれば保守・革新両陣営を巻き込む構図になる可能性がある。
市民の期待とSNS上の声
田中氏の再挑戦には、ネット上でも賛否含めて多くの意見が交わされている。X(旧Twitter)などでは以下のような声が目立つ。
「田中康夫がまた出るのか。長野のときは面白かったけど、横浜ではどうなるんだろう」
「みどり税、本当にやめてほしい。あれ、何に使われてるのかよく分からないし」
「再挑戦、素直に応援したい。少なくとも市民に目線を合わせてくれている」
「また“脱お役所仕事”とか言ってるけど、現場を混乱させるだけじゃ?」
「政策の具体性は前より良くなってる気がする。期待してる」
市民サービスの充実と財政健全化の両立は、どの候補にとっても避けて通れないテーマだ。田中氏がどこまで市民の信頼を取り戻せるかが鍵を握る。