2025-06-05 コメント投稿する ▼
川松真一朗氏が東京14区から出馬へ 松島みどり氏との自民党内対立が浮上、保守分裂の懸念も
東京14区に新たな風?元アナ川松氏、衆院選出馬へ
自民党の東京都議であり、元テレビ朝日のアナウンサーでもある川松真一朗氏(44)が、次期衆議院選挙に東京14区から立候補する意向を固めた。この選挙区は現在、同じく自民党所属で元朝日新聞記者の松島みどり議員(68)が8期目を務めている選挙区であり、両者ともに“朝日”の経歴を持つ異色の構図に注目が集まっている。
「党に新陳代謝を」川松氏が世代交代を訴え
川松氏は、自民党本部の公認判断に最終的な決定権があることを前提としつつも、「自分はあくまで自民から出るつもり。今の自民党には新陳代謝が必要だし、自らの手で党を変えて、この国を良くしたい」と周囲に語っている。
すでに後援会も動き始め、支持者向けのニュースレターには「この度、川松真一朗は衆院議員を目指す決意を固めました」と記されており、選挙準備は本格化している。
実は川松氏の立候補は昨年秋にも取り沙汰された。しかしその際は、「あと1回だけ待ってくれ。ちゃんと道を作るから…」という松島氏側の申し入れにより見送ったとされる。
松島氏は「まだ引退しない」 公認争いに火種
ベテランの松島氏は、自民党内でも存在感を発揮してきた議員のひとり。過去には法務大臣を務めたが、選挙活動での“うちわ配布”を理由に辞任した経緯がある。その後も地元での活動は精力的に行っており、本人は「次の選挙でも引退するつもりはない」との考えを持っているようだ。
党の内外では「そろそろ世代交代ではないか」という声も出る一方で、「経験豊かな松島氏を引き続き国政に送り出すべき」との意見も根強い。
自民党は分裂選挙を避けられるか
今回の動きは、党内調整を待たずに出馬表明に踏み切った格好でもあり、仮に両者が立候補すれば保守分裂選挙となる可能性もある。東京14区はこれまでも接戦が多く、野党との競合も激しいエリア。党本部としては、一枚岩で戦いたいのが本音だろう。
現在、自民党東京都連内でも対応に苦慮しているとされ、調整の行方が注目される。
ネットの声は賛否両論
SNSでは、この動きにさまざまな声が寄せられている。
「川松さん、都政での実績を国会でも発揮してほしい」
「若い世代が立ち上がるのはいいこと。新しい自民党が見たい」
「松島さんは失敗もあったが、実績はある。そう簡単に交代とはいかない」
「また保守分裂か。これじゃ野党を利するだけ」
「両者とも“朝日出身”っていうのが、なんとも皮肉だな…」
地元関係者の中には「どちらも支持者がいる。公認の決定が遅れるほど、党の足並みが乱れるのでは」との懸念もある。
自民党にとって、若手の挑戦をどう評価し、ベテランとの関係をどう整理するかが問われる局面となっている。