2025-02-27 コメント投稿する ▼
沖縄・波照間島沖の中国語記載ブイ設置問題:水産庁「沖縄県から撤去要請なし」
■沖縄県議会での議論と県の対応
2025年2月19日の沖縄県議会本会議では、このブイの撤去に関する議論が行われました。自民党の新垣新議員が「県は国に『ブイを取ってくれ』と言ったのか」と繰り返し質問しましたが、県農林水産部の前門尚美部長は撤去要請の有無について明言せず、「昨年12月25日に水産庁から情報提供があった」「ブイについて情報収集を行っている」「安全操業の確保について引き続き求めていく」「県下の漁船に注意喚起を実施している」との答弁を繰り返しました。
■水産庁からの情報提供と撤去要請の有無
水産庁は、昨年12月25日に沖縄県の担当課へ海上保安庁から発出された航行警報について情報提供を行いました。
しかし、水産庁内の関係部署に確認したところ、沖縄県から撤去要請を受けた事実はないとのことです。この情報は、浜田聡事務所を通じて公表されました。
■今後の対応と懸念
現在もブイは撤去されておらず、沖縄県や漁業関係者からは安全操業への懸念が高まっています。専門家は、台湾有事を視野に入れた中国の海洋情報収集活動の一環として、潜水艦の音などの収集・分析が行われている可能性があると指摘しています。
- 沖縄・波照間島沖の日本EEZ内に、中国語記載の海上ブイが設置されている。
- 沖縄県議会で撤去要請の有無が議論されるも、県の対応は明確でない。
- 水産庁は沖縄県からの撤去要請を受けていないと回答。
- ブイの撤去が行われておらず、安全操業への懸念が高まっている。