2025-04-25 コメント投稿する ▼
自民党、甘利明氏後継に元維新・金沢結衣氏 神奈川20区支部長に就任へ
元維新・金沢氏が自民党入りへ
自民党は25日、次期衆院選に向けて神奈川20区(相模原市南区・座間市)の支部長に元日本維新の会の金沢結衣氏(34)を内定した。金沢氏は同日、自身のブログで支部長就任予定を明らかにし、「自民党の政策実現力と、多様な人材が真摯に議論できる土壌に惹かれた」と述べた。甘利明元幹事長の後継指名とみられ、衆院選出馬が確実視される。
地元に根差した経歴を強調
金沢氏は座間市出身で、小学校から高校まで相模原市南区で過ごした。地元に強い縁があり、「地域への恩返し」を掲げて選挙戦に挑む構えだ。これまで東京都江東区(東京15区)で三度にわたり衆院選に立候補し、当選には至らなかったが、地域活動やSNS発信を通じて地道に知名度を高めてきた。
つばさの党による選挙妨害被害
金沢氏は過去の選挙戦で、政治団体「つばさの党」関係者による激しい選挙妨害に直面した。昨年4月の東京15区補選では、演説中に至近距離で太鼓を叩かれたり、拡声器で罵声を浴びせられたりする妨害行為を受けた。警察も介入する事態に発展し、選挙の自由と公正さが問われた。この経験が、彼女の政治姿勢をより一層強固なものにしたとされる。
甘利氏後継人事、地元の反応は
神奈川20区は、かつて自民党の重鎮・甘利明氏が長年地盤を築いてきた地域であり、後継人事には高い関心が寄せられている。甘利氏は2021年の衆院選で小選挙区で敗北後、政界引退を表明していた。金沢氏の起用について、自民党関係者は「地元に根差した活動歴があり、次世代の担い手として期待できる」と評価する声がある一方で、「維新出身者を受け入れることに慎重な意見もある」(党関係者)との見方もある。
- 元日本維新の会の金沢結衣氏(34)が自民党入り、神奈川20区支部長就任へ
- 甘利明元幹事長の後継として次期衆院選に出馬予定
- 過去に東京15区で三度落選、つばさの党による選挙妨害被害も経験
- 座間市出身、相模原市南区育ちで地元密着を強調
- 自民党内では期待と慎重論が交錯