奈良市、犬猫殺処分ゼロを6年連続で達成 TNR活動強化で猫の引き取り数が大幅減少

0 件のGood
0 件のBad

奈良市、犬猫殺処分ゼロを6年連続で達成 TNR活動強化で猫の引き取り数が大幅減少

奈良市、6年連続で犬猫殺処分ゼロを達成


奈良市は、2024年度(令和6年度)における犬猫の殺処分数がゼロだったことを発表した。自然死や治療不能な場合の安楽死を除く形で、同市はこれで6年連続の殺処分ゼロを達成。仲川げん市長は記者会見で「殺処分をなくすためには、動物の繁殖を適切に管理することが重要だ」と強調し、今後も市民やボランティアと連携して取り組みを続ける考えを示した。

TNR活動で猫の引き取りが大幅減少


奈良市では、飼い主のいない猫を捕獲し(Trap)、不妊・去勢手術を施して(Neuter)、元の場所に戻す(Return)という「TNR活動」を積極的に実施している。2024年度は、TNRによって不妊・去勢手術を受けた猫の数が487匹と前年度の約2.7倍に増加。これに伴い、保健所が引き取った猫の数も183匹から36匹へと大幅に減少した。

この成果は、2024年6月からスタートした「飼い主のいない猫不妊去勢手術等支援事業」によるものだ。奈良市はボランティアに手術費用を全額補助し、協力動物病院での手術を推進。これにより、繁殖を抑制し、保健所の負担軽減にもつながっている。

市民・ボランティアとの連携強化


奈良市は、市民やボランティアとの協力をさらに強化。譲渡ボランティアへの謝礼や一時預かりボランティア制度を設け、譲渡活動の支援も充実させている。また、ふるさと納税を通じて集まった寄付金をTNR活動や譲渡支援に充て、2024年度には約3,986万円の寄付が寄せられた。

仲川市長は「保健所で殺処分を避けるためには、飼い主のいない動物の繁殖を抑え、譲渡の機会を増やすことが欠かせない」と述べ、TNR活動の効果を強調した。

SNSの反応


奈良市の6年連続の殺処分ゼロ達成に対し、SNSでは多くの称賛の声が上がっている。

「奈良市の取り組み、全国のモデルにしてほしい」
「TNR活動で猫の命が救われるなんて素晴らしい」
「ボランティアの皆さん、ありがとう!」
「ふるさと納税で支援できるのは良い仕組み」
「保護猫を迎える文化がもっと広まってほしい」


今後の展望


奈良市は今後も、TNR活動を続けるとともに、譲渡支援の拡充を目指す。また、環境省の補助金を活用し、保健所の施設を改善し、より快適な動物の保護環境を整える計画だ。

仲川市長は「動物を大切にしながら地域の環境も守る。市民の皆さんと共に、さらに優しい街を目指したい」と述べ、持続可能な動物愛護施策への意欲を示した。

コメント投稿する

2025-05-20 10:19:49(くじら)

0 件のGood
0 件のBad

この仲川げんの活動・報道内容を評価しますか?

コメント投稿

コメントを投稿することができます。管理者の確認後公開されます。誹謗中傷・公序良俗に反する投稿は削除されます。

※サイト運営スタッフにより内容が確認後公開されます。24時間以内に確認されます。

関連する活動報告

人気のある活動報告

オススメ書籍

日本の政策はなぜ機能しないのか? EBPMの導入と課題

日本の政策はなぜ機能しないのか? EBPMの導入と課題

今さら聞けない! 政治のキホンが2時間で全部頭に入る

今さら聞けない! 政治のキホンが2時間で全部頭に入る

リベラルとは何か-17世紀の自由主義から現代日本まで

リベラルとは何か-17世紀の自由主義から現代日本まで

「正しい政策」がないならどうすべきか: 政策のための哲学

「正しい政策」がないならどうすべきか: 政策のための哲学

仲川げん

新着記事

検索

政治家の名前検索、公約の検索が行えます。

ランキング

政治家や公約の各種ランキングを見ることができます。

ランダム評価

公約・政策がランダム表示され評価することができます。

選挙情報

今からの選挙・過去の選挙結果などが確認できます。

アンケート

当サイトで行っているアンケート・投票にご協力ください。

「先生の通信簿」は、議員や首長など政治家の公約・政策を「みんなで」まとめるサイトです。また、公約・政策に対しては、進捗度・達成度などを含めたご意見・評価を投稿することができます。

政治家や議員の方は、公約・政策を登録し有権者にアピールすることができます。また、日頃の活動報告も登録することができます。

選挙の際に各政治家の公約達成度や実行力など参考になれば幸いです。

※この情報は当サイトのユーザーによって書き込まれた内容になります。正確で詳しい情報は各政治家・政党のサイトなどでご確認ください。

X (Twitter)

標準偏差:20.37