「現場から政治を変える」元看護師・ひがしゆき、品川から都政に挑む理由

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「現場から政治を変える」元看護師・ひがしゆき、品川から都政に挑む理由

命の現場を知る者として、政治に挑む


東京都議会議員選挙(6月22日投開票)に品川区から立候補したひがしゆき候補。6月13日、大井町駅前で行った街頭演説には多くの市民が足を止め、真剣に耳を傾けた。

元看護師という経歴を持ち、現在は品川区議として活動するひがし候補は、この日、医療や介護の現場が直面する“崩壊の危機”を訴えた。「私が現場にいた頃から、すでに人手不足と過重労働は深刻でした。今ではそれが慢性化し、限界を迎えています」と静かだが強い口調で語った。

そのうえで、「命を守る人を支えるのが政治の役目。現場で聞いてきた声を、政策に変えるために立候補を決めた」と力を込めた。

「当事者だからこそ、変えられる」


ひがし候補の言葉には、現場経験を持つ者にしかない実感と説得力がある。「皆さんが安心して暮らせる東京にしたい。そのためには、制度を“机の上”で考えるのではなく、現場からの視点で見直す必要があります」と訴えた。

特に強調したのが、エッセンシャルワーカー――看護師、介護士、保育士など、人を支える職業の人々の待遇改善だ。「彼ら彼女らの努力の上に社会が成り立っているにもかかわらず、報われない構造が続いている。これは政治の怠慢です」と語る姿に、会場からは拍手が起きた。

政治というと堅苦しく遠い世界に感じられがちだが、ひがし候補の演説は、自らの体験と結びついた“生活者の言葉”で語られ、多くの共感を呼んでいた。

区議としての経験が育んだ“市民目線”


ひがしゆき候補は現在、品川区議会議員としても活動している。区議として地域の高齢者、子育て家庭、障がい者支援など、地道な現場訪問を重ねてきた。「声を聞き、困りごとを一緒に考える。その積み重ねこそが、政治の基本だと思っています」と話す。

中でも印象的だったのは、在宅医療の現場で出会った一人暮らしの高齢者の話だ。退院後の受け入れ先が見つからず、不安に押しつぶされそうだった女性に、制度の隙間を縫って支援の手を届けた。その経験が、「制度の不備を一つひとつ政治の力で埋めていきたい」と思う原点になったという。

「都政は大きく見えるかもしれないけれど、その根っこには区民、市民、生活者の一つひとつの声がある。私はそれを一番知っている」と語る彼女に、党派や立場を超えて支持が広がっている。

「看護や介護の仕事を誇れる社会に」


演説の最後、ひがし候補はこう締めくくった。

「看護師の仕事が好きでした。介護の現場にも尊敬する人たちがたくさんいます。でも、そういう仕事が“しんどくて続かない”と敬遠される社会にしてはいけない。私は、看護師や介護士、保育士が“誇りを持って働ける社会”を都政から実現したいのです」

この言葉には、決して理屈ではない“当事者の覚悟”が込められていた。

市民とネットの声が共鳴


SNSでも、ひがし候補の姿勢と言葉に共感が広がっている。

「現場の人が政治に出てくれるのは本当にありがたい」
「看護師だったからこそ、何が必要かがわかる。こういう人が都議になってほしい」
「地味かもしれないけど、めちゃくちゃ大事な政策を話してる」
「声がまっすぐ届いてきた。応援したくなる候補者」
「“支える人”を支えるって、今の東京には一番必要な視点じゃないか」

「政治を“選ばれた人”の世界から、“支える人の代表”の場所に変えたい」。それが、ひがし候補の挑戦の根幹だ。

都政に必要なのは“現場の目”と“生活の声”


ひがしゆき候補の挑戦は、特別なことをしようとしているわけではない。「当たり前のことが、当たり前に実現される社会をつくりたい」と語る彼女の言葉は、むしろ今の政治の異常さを際立たせる。

高齢化、介護離職、医療崩壊――これらの問題に対して、実際にその現場にいた人が政策を立てることこそ、持続可能な社会への第一歩だ。

票集めのためのスローガンではなく、現実を知る者の責任としての言葉。その言葉を、都政の場でどう実現するか。注目が集まっている。

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2025-06-16 10:48:35(キッシー)

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