2025-06-13 コメント投稿する ▼
愛みちこ候補が都議選第一声「東京に木陰を」 緑と暮らしを守る都政の実現を訴え
都心の緑守って10年、政治の現場へ
6月13日、東京都議会議員選挙の告示日。中央区から社民党公認で立候補した愛みちこ候補が、銀座・数寄屋橋交差点付近で第一声を上げた。かつて「街路樹を守る会」の代表として10年以上にわたって緑を守る市民運動を続けてきた愛候補。彼女はこの日、「都心にもっと木陰を」と語り、環境と人にやさしい都市づくりを真っすぐに訴えた。
「日比谷公園、浜町公園、そして中央区に残されたわずかな街路樹。こうした緑を守りたい一心で活動してきた中で、都政の力の大きさを何度も思い知らされました」。愛候補はその言葉に、実感と説得力を込めた。
活動を通して実感したのは、「現場の声が都議会に届いていない」ということ。緑の維持管理や都市計画における一方的な権限行使に、地域住民が声を上げても改善されない現実を前に、「政策を変えるには都議会の中に入るしかない」と立候補を決意したという。
ヒートアイランド東京に「樹かげ」を
愛みちこ候補が強調したのは、東京のヒートアイランド対策。コンクリートとアスファルトで覆われた都心部は、夏になると地表が猛烈に熱を蓄え、夜になっても気温が下がらず、特に高齢者や子どもにとって過酷な環境となっている。
「今の東京には、“涼しい木陰”が圧倒的に足りません。世界の都市では自然の力、つまり“土・水・木”を使って暑さを和らげる工夫が進んでいます。東京も人にやさしい都市へと変わるべき時です」。
愛候補は、街に自然を取り戻すことが暑さ対策にもなり、同時に防災や地域コミュニティの再生にもつながると訴える。見せかけの開発や派手なイベントよりも、「人の命と暮らしを守る政治」に軸足を戻すことの必要性を強く訴えた。
「誰のための税金か」暮らしに寄り添う政治を
愛みちこ候補は、都政の財源の使い方にも疑問を投げかけた。
「東京都には9兆円という大きな予算があります。けれども、その多くが都庁の演出や大型イベントなど、生活に直結しないところに使われてしまっている。一方で、子ども食堂では“食べるのも苦しい”“子育てができない”という声が溢れているんです」。
愛候補は、今の都政が“暮らしに向き合っていない”と指摘。福祉や教育、環境といった生活の基盤に予算をしっかり配分し、市民ひとりひとりの声が反映される政治に転換すべきだと主張した。
「緑を増やすことは、命を守ること」
愛候補の掲げるスローガンは「樹かげを広げる東京に」。それは単なる環境政策ではなく、社会のあり方そのものへの提案だ。冷房に頼る都市ではなく、自然の力を活かして命と心を守る都市へ。そんな都市政策を実現するため、都議会から政策を動かすことが、彼女の目指す道だ。
一人ひとりに居場所があり、誰もが安心して暮らせる都市。それを支えるのが、アスファルトではなく「木陰」だと、愛みちこ候補は静かに、しかし力強く語る。
ネットの反応も広がる共感
街頭演説を受けて、SNS上では多くの共感の声が寄せられている。
「“木陰を増やす”という優しい発想が、実は一番現実的で持続可能なんだよな」
「東京の暑さ、年々異常レベル。こういう視点で政治語れる人を都議会に送りたい」
「政治ってこんなに生活に直結してるんだと、愛さんの話で気づいた」
「環境問題って遠い話かと思ってたけど、“木が増えれば涼しい”って納得すぎる」
「本当の意味で“人を守る”政治をしようとしてるのが伝わった」
愛みちこ候補の言葉は、生活者の体感に基づいた実感のこもった訴えであり、多くの有権者に「自分ごと」として響いている。