2025-05-19 コメント投稿する ▼
林官房長官、江藤農水相を続投へ コメ発言問題で「緊張感ある対応」要求、政権への影響懸念も
林官房長官、江藤農水相の「続投」を明言 厳しい姿勢で信頼回復促す
江藤拓農林水産大臣の「コメを買ったことがない」という発言が波紋を広げる中、林芳正官房長官が19日の記者会見で、大臣を続投させる考えを明らかにした。ただし林長官は、「緊張感を持って対応してほしい」と述べ、江藤氏に対して厳しい姿勢で信頼回復に努めるよう強く促した。
林長官は会見で、江藤大臣が自らスーパーなどを訪れ、コメの小売価格を注意深く確認していると強調。「農水相としての責務を全うしている」と一定の評価を示したが、その一方で、今回の発言により多くの消費者が不快感を覚えていることについて、「国民感情とのズレが指摘されているのは承知している」と認め、早急に信頼を取り戻す必要があるとの認識を示した。
政権内に危機感、「国民目線」重視の姿勢強調
政府関係者によると、政権内部では江藤氏の発言に対して強い危機感が広がっている。物価高騰に苦しむ国民の不満が政権そのものに向かいかねないとして、林長官をはじめ政府中枢は「国民目線」を改めて強調する姿勢を打ち出している。
官邸周辺からは「不用意な発言が続けば政権支持率の下落につながる」との警戒感も聞かれ、林長官があえて江藤氏の職務ぶりを評価しつつも、「緊張感」という言葉を何度も使い注意を促したのは、こうした危機感の表れとみられている。
林長官の対応にネットの反応は賛否両論
ネット上では、林長官が江藤氏の続投を決めたことに対し、さまざまな意見が寄せられている。
「緊張感を持って、って言うけど、そもそも緊張感ない人を続投させるの?」
「官房長官としては適切な対応だと思う。辞めさせて解決する問題でもない」
「信頼を回復するチャンスは必要。ただ、本当に国民感覚を持っているのかが問題」
「江藤さんが続けるなら、徹底的に仕事ぶりを監視すべき」
「政権の対応としては中途半端だな。江藤氏に対して甘すぎる」
賛否はあるが、林長官が「信頼回復」に向けて厳しいメッセージを出したことについては一定の評価もみられた。
今後は「発言より行動」問われる展開に
江藤大臣が職務を続ける以上、今後は「発言より行動」が問われる展開になる。林長官の求める「緊張感」を具体的な政策や対策として示せるかどうかが焦点だ。
物価高騰問題は、政権の最重要課題の一つだ。国民の目に見える形で成果を出さなければ、批判が再燃し、政権全体のダメージにもつながりかねない。林官房長官をはじめ政府には、今後の対応で真価が問われることになる。
* 林官房長官は江藤農水相を続投させる方針を示すが、「緊張感を持った対応」を要求。
* 政権内部では今回の発言を深刻に受け止め、国民目線を強調する姿勢。
* ネット上では林長官の対応に賛否両論。発言よりも今後の具体的な対応を求める声が多数。
* 政権支持率にも影響する問題であり、今後の江藤氏の対応が注目される。