2025-04-13 コメント投稿する ▼
林官房長官、ウィンウィンの交渉目指す 消費税減税には冷ややか
林氏は「相手のゴールがどこにあるのかを見極めたうえで交渉を進めるべきだ」と述べ、感情的な反応や短期的な妥協ではなく、冷静で戦略的な対応が必要だとの認識を示した。「日米双方にとってウィンウィンの関係となるよう落としどころを探っていきたい」とも語り、交渉の先にある合意の可能性に含みを持たせた。
消費税減税には慎重な姿勢
一方で、国内の物価高やアメリカの関税措置を受けた経済対策として、野党や一部与党議員から「消費税の時限的な引き下げ」を求める声が上がっていることについては、慎重な考えを示した。
「それが本当に有効な手なのか、説明責任を果たせる予算規模なのか、常に問われるべきだ」と語り、感覚的な政策論ではなく、冷静な財政判断が必要だと訴えた。
「志は持ち続けたい」総裁選への意欲も
番組では、将来的な自民党総裁選への意欲についても問われた。これに対して林氏は、「志は常に持ち続けたい」と述べ、政権トップを目指す思いは今も胸にあることを明かした。ただし、現時点では具体的な動きについては触れなかった。
- 対米関税交渉では「相手のゴールを見極めること」が重要との考えを強調
- 消費税減税には「有効性や財源の説明責任が伴う」として否定的な見解
- 総裁選への出馬については「志を持ち続ける」と含みのある発言
アメリカとの通商交渉や国内の経済政策、そして自民党内の将来構図。林官房長官は、そのすべてに目を配りつつ、慎重かつ冷静な対応を重ねている印象だ。今後の発言や行動が、次期政権のかたちにも影響を与える可能性がありそうだ。