2025-04-10 コメント投稿する ▼
米価高騰「沖縄にもっと備蓄米を」宮崎政久議員が政府に強く要請
「県民の皆さまにご不便とご不安をおかけしていること、心からお詫び申し上げます」。宮崎氏は投稿の冒頭でそう記し、政府与党の立場から、現在取られている対応策を丁寧に紹介した。
■ 備蓄米の放出は進んでいるが…
政府は、価格の安定を図るために備蓄米を市場に放出している。これまでに実施された2回の入札で、合計21万トンが供給されたという。今後も7月まで、毎月の放出が続く見通しだ。
ただし、この備蓄米は「玄米」であり、入札価格の平均は5キロあたり約1,894円。精米すれば1割ほど重量が減り、さらに物流コストが5キロあたり166円程度かかるため、最終的に店頭価格はそれなりに高くなる。宮崎氏は「現場でお米が安くならないのでは?という声もある」とした上で、「入札方式を変えればいいという声もあるが、法律(会計法)の壁があり、すぐに変更は難しい」と実情を明かした。
■ 入札にも工夫を
それでも、できる限り価格が釣り上がらないように、参加者ごとに申込できる上限数量を設定するなど、政府側も知恵を絞っているという。また、備蓄米が末端で不当に高値で取引されないよう、流通過程もモニタリングしているとのことだ。
■ 「沖縄にはもっと必要」――副大臣に直談判
しかし、宮崎氏はこうした対応だけでは足りないと強く感じている。「沖縄は島嶼県で物流コストがかかる。だからこそ、より多くの備蓄米が必要だ」とし、4月10日には笹川博義農水副大臣に直談判。沖縄への備蓄米流通を強化するよう、強く要請した。
「与党としての責任を果たしたい。引き続き取り組んでいく」と語る宮崎氏は、今後も状況を注視しながら県民の声を届けていく構えだ。
「この投稿が少しでも多くの方に届き、ご理解いただけたら幸いです。ご意見やご批判も、ぜひお寄せください」。そう締めくくった投稿からは、現場に向き合う姿勢と危機感がにじみ出ている。