2025-06-02 コメント投稿する ▼
山尾志桜里氏、再起をかけた参院選出馬へ 中道から現実的な安全保障政策を提言
山尾志桜里、再起への覚悟と政策信念
国民民主党から今夏の参院選出馬を目指す山尾志桜里氏が、政治家として再起を図る決意を語った。過去のスキャンダルや激しい問題提起で物議を醸した自身の政治活動を振り返り、「反省の上で、もう一度国民に仕える覚悟を持った」と強い思いを明かした。民間での活動や大学院での学びを経て、現実的な外交・安全保障政策の重要性を再認識し、政治の場に戻る意義を語っている。
「自分の国は自分で守る」政策の原点
国民民主党が掲げる「給料が上がる経済」だけでなく、「自国防衛」の理念に山尾氏は強く共鳴している。大学院で国際法を学び、民間人として外交に関わる中で、「日本はもっと主体的に国を守る姿勢を持たなければいけない」との想いが募ったという。日本を取り巻く地政学的リスクが高まる中、山尾氏は「今こそ、安全保障政策を真剣に見直すときだ」と語る。
政策の現実主義を中道から提言
彼女の目指すのは、従来の右や左といったイデオロギーに縛られない中道的な立ち位置からの政策提案だ。憲法9条の見直しやスパイ防止法の制定についても、「一部の政党が忌避するテーマだが、本来は政治が避けてはならない現実的な課題」と指摘。外国人による土地取得の規制強化や自衛隊の位置付けの明確化など、国民目線での安心・安全の確保に重きを置く。
過去の失敗を受け止め、政治スタイルも転換
2017年の交際疑惑報道に対しては、「未熟な対応だった」と自らの過ちを率直に認め、「国民にどう向き合うかを学び直す時間だった」と振り返る。また、かつては「対決」姿勢が目立ったが、今は「解決」に重点を置く政治スタイルへとシフト。必要なときは与党と協調して成果を出すことも厭わないとし、「信頼される政党になるには、積み重ねが必要」と語った。
問題提起から解決への視点へ
「保育園落ちた日本死ね」というブログを国会で取り上げ、大きな議論を巻き起こした山尾氏だが、現在は「分断を避ける言葉選びが必要だった」と表現のあり方にも変化を見せる。とはいえ、待機児童問題がその後の政策転換につながった事実を引き合いに出し、「政治家は着地させる力を持ってこそ」と語る。
ネットの反応も賛否ありつつ再評価の声
「過去の失敗を認めて再挑戦する姿は素直に応援したい」
「現実的な安保政策を中道から提案するのは貴重」
「言葉の使い方は変わったが、本質は一貫している」
「政治家として成長して戻ってきた印象がある」
「自民党もやれなかったことをやってほしい」
支持率失速への責任も自覚
一方で、彼女の擁立によって党の支持率が落ちているとの指摘には、「その責任は自分にある」と真摯に受け止めつつ、「変わった自分を見てほしい。仕事で貢献し、信頼を取り戻したい」と再起の意志を強く示した。
山尾志桜里氏の挑戦は、過去の経験と反省を糧にしながら、現実的な政策提案と国民との信頼関係の再構築に向けて歩み出している。