2025-07-21 コメント: 4件 ▼
平野雨龍氏、参院選で23万票獲得も落選 無所属候補の挑戦と今後の政治活動に注目集まる
平野雨龍氏、参院選で落選も23万票に感謝 「全て私の責任です」
参議院選挙の東京選挙区に無所属で立候補していた平野雨龍(うりゅう)氏が、惜しくも議席獲得には届きませんでした。投開票翌日、本人がX(旧Twitter)で結果を報告し、支援者への謝意と今後の決意を投稿。「全て私の責任です」と自らの敗北を率直に受け止める姿勢に、多くの有権者から共感の声が寄せられています。
参議院議員選挙、議席を獲得する事が出来ませんでした。心からお詫び申し上げます。全て私の責任です。本当に申し訳ありませんでした。
23万人超の有権者が託した一票に感謝
平野氏は、今回の選挙で約23万票を獲得。無所属としては異例の得票数で、各地で一定の支持を集めたことがうかがえます。投稿では、支えてくれた人々への感謝の思いを何度も繰り返しました。
多くの皆様にご支援頂いた選挙戦でした。多大なるご支援、本当にありがとうございました。
そして、23万人の投票行動に込められた想いに対しても、深い敬意を表明。
約23万人の方に投票して頂きました。貴重な一票を託して下さった事、感謝の気持ちでいっぱいです。必ず無駄にはしません。
今回の投稿には、落選という結果に直面しながらも、支援者との絆を忘れず、今後の政治活動に希望をつなぐ意志がにじみ出ています。
平野雨龍とは何者か? 文化人から政治の舞台へ
平野氏は、もともと伝統文化に造詣が深い和服モデル・社会活動家として知られていました。裏千家茶道の有資格者であり、雅楽の龍笛奏者としても活動。香港の民主化運動を支援した経験を持ち、国内でも反送中デモなどを主導してきた人物です。
2024年には政治団体「雨龍会」を立ち上げ、今回の選挙で初めて国政に挑戦。若者や文化層を中心に注目を集め、SNSを通じてその訴えを広げてきました。
東京選挙区で23万票 無所属として健闘
東京都内の開票結果によると、平野氏は複数の区で1万票近い得票を記録。特に品川区などでは健闘し、無党派層や若年層の一部から支持を集めたことがうかがえます。XやThreadsなどSNSでも「無所属なのにすごい得票」「彼の姿勢に感動した」といったコメントが見られました。
これほどの得票を無所属候補が獲得するのは異例であり、平野氏の発信力と個人の訴求力が反映された結果といえるでしょう。
主要政策は「主権」と「文化」に重点
選挙戦で掲げた政策は、保守的なスタンスをとりながらも独自性が光るものでした。中国による土地買収やビザ緩和への規制強化、スパイ防止法の制定、ウイグル人権問題への明確な立場表明など、対中政策を中心に据えました。
その一方で、日本文化の再評価や伝統行事の法的整備、国会議員の定年制導入など、新しい視点も提示。国会という場で発言したいという熱意が強く伝わる内容でした。
敗北を経て、次に進む意思表明
落選という結果を受けながらも、平野氏は政治活動の継続を明言しています。
引き続き平野雨龍は活動を続けて参りますので、今後ともご支援、応援を何卒、宜しくお願い致します。
この言葉には、候補者としての責任と、23万票に応えようとする強い覚悟が込められています。今回の経験を糧に、次なる挑戦への準備を進めることが予想されます。
「若手×文化人×無所属」が示した新しい選択肢
平野氏の挑戦は、「政党に頼らない候補者」が現代の有権者の中でどれほど支持されるのかを測るひとつの試金石でもありました。若さ、文化的バックグラウンド、明確な主張。こうした要素の掛け合わせが23万票という結果を生みました。
今後は、どのようにしてこの支持層を維持・拡大していくのかが注目されます。政党に属さずに活動を続けるのか、それとも新たな枠組みを模索するのか——彼の次の一手が期待されます。
有権者に響いたのは「率直さ」と「真摯な姿勢」
SNSを通じて発信されるメッセージは一貫して誠実で、選挙後の謝罪と感謝の言葉も、選挙戦を共に歩んだ人々への真心がこもったものでした。
心からお詫び申し上げます」「感謝の気持ちでいっぱいです」「必ず無駄にはしません
このような一言一言が、支持者たちの共感を集め、「次も応援したい」と思わせる原動力になっています。
落選の中に見えた「可能性」
今回の参議院選挙で、平野雨龍氏は議席を得ることはできませんでした。しかし、無所属でありながら23万超の票を集めたという事実は、彼が有権者にとって「聞くに値する存在」であることの証でもあります。
政治的な挑戦は続きます。無所属だからこそ発信できる声、若い世代の代弁者としての役割、そして文化人としての視点を持った政治家として、今後の動向が注目されます。
「この一票が無駄にならないように」。そう信じた23万人と、それを裏切らないという本人の決意。平野雨龍という存在が、日本の政治に新たな風を吹き込む可能性を秘めていることは間違いありません。