2025-07-20 コメント: 1件 ▼
徐浩予氏が“反日言動”の真相を告白──石平氏阻止のため『孫子の兵法』を用いた政治戦略とは
徐浩予氏、半年にわたる“反日発言”は計画的だった? 参院選を機に語った真意と謝罪
第27回参議院議員通常選挙が終わった7月21日、X(旧Twitter)上である人物の投稿が大きな話題を呼んでいる。投稿主は、中国出身で現在は日本に帰化した政治活動家・徐浩予(じょ・こうよ)氏。彼は自らが行ってきた“反日的な発言”や“迷惑行為”について、その目的や意図を明かし、謝罪と共に今後の方針を語った。
半年にわたる「反日言動」は意図的だったと説明
今年2~3月頃から今までの半年ほど『反日言動、迷惑行為など』を致してまいりました
この投稿から始まった徐氏の声明は、衝撃的な内容を含んでいた。彼は、自らが日本社会の中で物議を醸すような発言を繰り返していたのは、すべて“ある人物の政治的影響力を封じるための戦術”だったと語る。
ターゲットとなったのは、維新の会から参院選比例代表で出馬していた評論家の石平氏。中国出身で日本に帰化し、保守的な論調で知られる石氏に対して、徐氏は「非常に危険な存在」と見なしていた。
戦略の背景には「孫子の兵法」
徐氏が語ったところによれば、石氏は今年2月に出馬を表明したが、批判の声を受けて一時撤回。しかしこれは表面的な撤退であり、本当は「一度世論の反応を見た上で再出馬するための布石だった」と指摘している。
反応を見て批判が多ければ一度退き、選挙直前に再登場する計画だったと聞きました
こうした状況に危機感を抱いた徐氏は、自身の影響力を使って警鐘を鳴らす決意をしたという。その際に参考にしたのが、中国の古典『孫子の兵法』や『三十六計』だった。
彼が用いた戦術は「悪役を演じて注目を集める」「わざと敵視されて議論を生む」「別の目的を隠して行動する」など、心理戦や世論操作を重視するもので、具体的には「瞞天過海(欺いて事を成す)」「借刀殺人(他者の手を使って目的を果たす)」などを挙げている。
『反日』を装うことで注目を集め、日本の保守層に『警戒すべき人物がいる』と気づかせることが目的でした
なぜ石平氏を警戒したのか
石平氏について徐氏は、「保守を装いながら日本社会の危機感を利用している」と強く懸念していた。リベラル思想を持つ帰化人が政治に参加することには一定の理解を示しているが、「保守の顔をしながら実は違う思想を持っている」ことが問題だと主張。
自分を保守派に見せかけ、維新から出馬するのは非常に危険だと思いました
と述べた上で、日本社会の中で増加する排外的な空気にも危機感を募らせていた。
今の日本には、ヘイトスピーチや嫌中・嫌韓といった敵対的な空気が蔓延している。それはアジア全体の不安定を招く要因になりかねない
その上で「憎しみは人類の理性と良心を蝕む」とし、対立や排除を煽る政治に警鐘を鳴らしている。
選挙終了後に明かした理由と謝罪
今回の参院選が終わったことで、徐氏はこれまでの活動について語る決意をした。投稿の中では、日本国民、特に保守層、そして石平氏本人に対しても謝罪の言葉を述べている。
この半年、多くの方にご迷惑をおかけしました。とりわけ石平さんには、挑発や落選運動という形で傷つけてしまい、本当に申し訳ありませんでした
また、自身の過去についても触れ、2021年から今年2月までは一度も日本の民主主義を乱すようなことはしていなかったと強調している。
今後は「保守とリベラルの橋渡し役」に
今後の活動について徐氏は、分断を煽る政治ではなく、保守とリベラルの両方の長所を活かすような立場で貢献していきたいと語った。
これからは日本一の政治活動家として、分断を煽らず、政策で勝負していきたい
と述べ、政治の世界で建設的な役割を果たす意欲を示している。
SNSでは賛否が交錯
今回の声明を受けて、SNSでは賛否両論が飛び交っている。「計算された政治的演技だったとは信じがたい」といった批判もあれば、「戦術として成立している」「目的が明確なら理解できる」と一定の理解を示す声もある。
ネット上では、今回の一件をきっかけに、帰化人の政治参加や発言の自由、表現の責任といったテーマにも注目が集まっている。
徐浩予氏が行ってきた半年間の言動は、表面的には「反日」と映ったかもしれないが、その背後には明確な政治的戦略があったと本人は語る。真意がどこにあったとしても、その発言が多くの人に影響を与えたことは事実だ。
今後、彼が語るように「分断をなくし、政策で勝負する政治活動家」として信頼を得られるかどうかは、彼の行動と、社会の受け止め方にかかっている。今はただ、その“次の一手”を静かに見守るほかない。