2025-07-05 コメント投稿する ▼
高良沙哉氏「生活者の声を政治に」 沖縄から民意を届ける戦い 新基地より暮らしを優先せよ
高良氏が北部を遊説 「暮らしを優先する政治を」
第27回参議院選挙の公示から最初の週末、沖縄選挙区は激しい三つ巴の争いが展開される中、「オール沖縄」勢力が推す無所属新人・高良沙哉氏が本島北部を中心に支持を訴えた。朝から金武町を出発し、名護市での「やんばる総決起大会」まで、地域を縫うようにして遊説を敢行。「生活者の声をしっかり受け止め、政治に反映させる。一人一人の声を託してほしい」と訴えた。
沿道の車に手を振り、集会では笑顔で握手を交わすなど、地道な対話を通じて政策への理解を深めようと奔走した高良氏。生活現場に身を置く姿勢は、多くの支持者の共感を呼んでいる。
「話をちゃんと聞いてくれる人が必要」
「沖縄の声を国に届けられるのはこの人」
「生活が一番。基地より暮らし」
「今の政治、声が届いてない感じがする」
「誰が一番沖縄を見ているか、で選びたい」
SNSでも、地元目線を貫く高良氏への期待が高まりを見せている。
「基地より暮らしに予算を」 民意を無視する工事に疑問
高良氏の訴えの中心には、名護市辺野古の新基地建設問題がある。演説では、「裁判で一定の結論が出たとしても、それが正当性を担保するわけではない」と強調。軟弱地盤など技術的な課題に加え、県民投票などで示された反対の民意は「いまも変わっていない」と力を込めた。
さらに、「新基地建設にかかる莫大な予算を、私たちの暮らしのために使うべきだ」と主張。教育や福祉、物価高対策に向けてこそ税金を使うべきとのスタンスを明確にした。
「何千億円も基地に使う前に、保育や介護に使って」
「民意を無視して進める政治はおかしい」
「裁判に勝っても、心では負けてる」
「沖縄の声を黙らせる工事じゃなくて、ちゃんと対話を」
「一度立ち止まって考えるべきじゃない?」
新基地問題は沖縄にとって単なる地域課題ではなく、民主主義の根幹を問う論点でもある。高良氏の一貫した反対姿勢は、その象徴的な存在として注目されている。
地元商店主とも意見交換 「今回は勝たないと大変なことになる」
遊説の合間には、名護市内の商店を訪れ、商店主らと一人ひとり挨拶を交わした高良氏。そこで聞こえてきたのは、「今回は勝たないと大変なことになる」という切実な声。地元経済の停滞感や将来への不安を背景に、「本当に沖縄を見てくれる政治家が必要だ」という思いが滲んでいた。
高良氏は、こうした声に耳を傾けながら、「小さな声こそ政治の土台」と語り、「暮らしに根ざした政治」を掲げる決意を改めて示した。
「声が政治を変える」草の根の選挙戦
派手な演出や全国的な知名度を売りにする候補とは異なり、高良氏は地元密着型の草の根選挙戦を貫いている。SNS戦略よりも、対面での声のやり取りに重きを置き、「政治は遠いものじゃない」という信頼を築こうとしている。
「一人ひとりが主役になれる政治を目指す」と語るその姿は、沖縄が求めてきた「民意を映す政治家像」と重なる。いま、沖縄の有権者に問われているのは、暮らしの声を誰に託すのか、という問いそのものだ。