2025-06-30 コメント投稿する ▼
参政党が梅村みずほ氏を比例擁立 「日本人ファースト」に共鳴し維新離党後の道を決断
維新離党後の模索 たどり着いたのは「参政党」
元フリーアナウンサーで現職参議院議員の梅村みずほ氏が、7月の参院選比例代表に参政党から出馬することを正式表明した。6月30日に国会内で行われた記者会見で、同氏は「大阪府民に6年の審判を仰ぎたい」と述べ、自らの政治人生の継続を訴えた。
維新を離党して以降、梅村氏は出馬先を模索していた。「自民党や国民民主党も選択肢として考えた」と率直に明かしたうえで、最終的に参政党を選んだ理由について、「日本人ファーストという思いに共鳴した」と語った。
「維新の時の梅村より、今の方が本音で話してる気がする」
「どこから出てもいい。大事なのは何を訴えるか」
「宗教2世としての経験をもっと政治に活かしてほしい」
「参政党だから言えることもある。応援したい」
「党でなく、人で選ぶ。それがこの選挙の肝」
「日本人ファースト」発言と社会の空気
梅村氏が記者会見で強調したのは、「参政党が掲げる『日本人ファースト』の理念に心から共感した」という点だ。彼女は「この考え方は、多くの日本人が心の中に秘めていた感情ではないか。だが、差別とレッテルを貼られることを恐れ、口に出せなかった」と語った。
この発言は、移民・外国人政策をめぐる議論ともリンクしており、国内外で評価が分かれるテーマだ。しかし梅村氏は、自身の信念として「自国民の暮らしと安全を優先するのは、どの国でも当然の政治責任」だと主張。あえて批判を恐れず、正面から発言する姿勢を打ち出している。
宗教2世としての体験と政治への決意
令和4年には、自らが宗教2世であること、家庭崩壊や心の傷と向き合ってきたことを公表。当事者の声を国会で届け続けた数少ない政治家でもある。宗教と政治の関係が問われる中で、彼女の存在は、体験に裏打ちされた言葉に説得力を持たせている。
「私の原点は、声なき人の声を代弁すること」と語る梅村氏。参政党の看板を掲げることで、その発言がどう受け止められるかは未知数だが、“党ではなく人で選ばれる”存在を目指していることは確かだ。
参政党の戦略と比例票の行方
参政党の神谷宗幣代表は「以前から梅村氏に声をかけてきた。今回で三度目。ようやく条件が合った」と説明。比例代表での擁立は、党にとっても強力な追い風となる可能性がある。
昨年以降、参政党はネットや街頭活動を通じて支持を拡大。特に若年層や無党派層からの支持を集めており、「日本人ファースト」や「自立共助」のスローガンが訴求力を持ち始めている。
梅村氏の出馬により、参政党が比例票をどこまで伸ばせるか、そして「維新→参政」という新たな流れが生まれるのか注目される。