2025-07-03 コメント投稿する ▼
石垣のりこ氏に「事実無根の中傷」 立憲民主党がNHK党候補に抗議、公選法違反も視野に
石垣のりこ氏への誹謗中傷に立憲民主党が抗議
公選法違反の可能性も指摘、「あらゆる法的措置講じる」と明言
公営掲示板に中傷ポスター、SNSでも拡散
参院選が公示された7月3日、宮城県選挙区を巡り緊張が高まっている。立憲民主党は同日、同党公認候補・石垣のりこ氏に対する誹謗中傷を含むポスターが公営掲示板に掲出され、SNSでも拡散されているとして、NHK党の前田太一候補に対して厳重に抗議する声明を発表した。
立憲民主党は、問題のポスターに記載された内容が「事実無根」であり、石垣氏の「名誉を傷つけ品位を損なう」ものだと指摘。「政策論争をすべき選挙の場において、候補者の人格を貶める行為は決して許されない」と強い言葉で非難した。
「政策じゃなくて中傷で戦うなら、それはもう選挙じゃない」
「候補者の尊厳を守らないと民主主義が壊れる」
「公営掲示板を悪用してる時点でルール違反」
「SNSで拡散されるのも悪質。見る側も真偽を見極めたい」
「公選法違反なら、ちゃんと取り締まってほしい」
新たな公職選挙法違反の可能性
立憲民主党は声明の中で、今回の行為が2023年に新設された公職選挙法第144条の4の2、いわゆる「候補者の品位保持」条項に違反する可能性が高いと指摘。この規定は、候補者の名誉や人格を不当に傷つける選挙運動を禁止するものであり、悪質な誹謗中傷行為に対して法的措置を取りやすくするために設けられた。
声明では、「選挙とは政策をめぐる真摯な論争の場であり、事実無根の攻撃によって候補者の名誉を毀損する行為は断じて許されない」とした上で、前田候補に対し次の3点を強く要求した。
* 当該ポスターの即時撤去
* SNS等での虚偽情報の拡散中止
* 今後同様の行為の再発防止の確約
加えて、立憲民主党は「関係当局に厳正な対応を求める」とし、違法行為が継続する場合はあらゆる法的措置を講じると明言した。
「選挙の公正性を守れ」立憲が呼びかけ
石垣のりこ氏は参院選宮城選挙区で再選を目指す立憲民主党の現職候補。温厚ながらも鋭い質問力を持つ国会質疑や、メディア出身としての情報発信力で注目を集めてきた。一方で、SNSを中心に一部の過激な言動が誇張され、誤情報とともに拡散されることも少なくない。
今回の事案は、単なる候補者間の争いを超えて、「選挙における誹謗中傷と情報操作の問題」を改めて浮き彫りにした形だ。立憲民主党は最後に、「すべての候補者と政党が節度と責任を持って選挙戦を行うよう強く求める」とし、民主主義の基盤を守る姿勢を明確にした。