2025-07-25 コメント投稿する ▼
へずまりゅう氏が家族と感動の和解 迷惑系から奈良市議へ、変化と再起の歩みとは
家族との再会で流した涙――へずまりゅう氏が“絶縁”を乗り越えて得たもの
「迷惑系YouTuber」として一世を風靡し、世間を騒がせた過去を持つへずまりゅう氏が、政治家としての新たな一歩を踏み出すなか、家族との“和解”を果たした。自らのX(旧Twitter)でその事実を報告した投稿には、多くの支持や感動の声が寄せられ、彼の変化を象徴する出来事として注目されている。
絶縁状態だった家族と仲直りしました
ずっとSNSで自分のことを見てくれていたみたいです
『もう人様に迷惑を掛けるな』『身体には気を付けろ』『よう頑張った』
嬉しくて涙が止まりませんでした
この投稿からは、へずまりゅう氏が家族との絆を取り戻したことに、深い喜びと感謝の気持ちを抱いていることが伺える。
“迷惑系”から政治家へ──波乱の過去と挑戦の軌跡
かつてスーパーの刺身を無断で食べたり、著名人を追いかけたりといった過激な行動で炎上を繰り返していたへずまりゅう氏。2021年には逮捕されるなど、その言動には常に賛否がつきまとった。
だが彼は、そこから「更生」の道を歩み始め、政治の世界に足を踏み入れた。2024年の東京都知事選出馬表明や、過去の複数の選挙への挑戦を経て、ついに2025年7月の奈良市議会議員選挙で初当選を果たす。
注目すべきは、SNSを活用した選挙戦略と、奈良公園での「鹿パトロール」と称する活動。外国人観光客による鹿への迷惑行為を注意喚起する姿勢が、多くの市民に好感を持って受け入れられた。
「奈良の鹿を守る」「外国人観光客のマナー問題を発信する」など、地元密着型の主張を掲げ、無所属ながら得票数8320票で堂々の3位当選を果たした。
“家族との絶縁”からの復縁に見る人間的変化
実は、彼の過去には深刻な家族との確執があった。2024年秋には「身内の不幸があっても葬儀に出られなかった」「家族と絶縁している」と明かし、孤独を抱えながら活動を続けていた。
しかし今回の投稿によれば、家族はSNSを通じて彼の活動をずっと見守っていたという。そして、ついにその思いが届いたのだろう。面と向かって交わされた言葉――「もう人様に迷惑を掛けるな」「身体には気を付けろ」「よう頑張った」――は、彼にとって何よりの救いとなった。
これからも良い活動を継続し日本を明るくして参ります
この決意に、政治家としてだけでなく、ひとりの人間として“再スタート”を切った覚悟がにじむ。
市民の声と反応――賛否の中で浮かび上がる期待と警戒
この報告には、多くの人々が反応している。有権者や市民の間では、さまざまな声が飛び交っている。
「仲直りできて本当に良かった。親御さんも救われたはず」
「これを機に政治活動も誠実に続けて欲しい」
「迷惑系だった頃を思い出すと信じられないけど、頑張って」
「過去の行動を反省し、地道に市民のために働くなら応援する」
「市議になってもパフォーマンスばかりでは困る。これからが本当の勝負」
一方で、批判的な目も厳しい。
「世も末だなと思う。これが通る社会なのか」
「人は変われるというけど、信用するには時間が必要だ」
「過去の迷惑行為は消えない。市民の税金を預かる立場だという自覚を持って」
こうした多様な反応は、彼が社会の注目を浴びている証でもある。信頼を積み上げるには、言動と実績の積み重ねが求められるだろう。
“奈良に永住”宣言と地域貢献の意志──これからの注目点
へずまりゅう氏は、奈良市議選への出馬に際し「永住を前提に地域に尽くす」とも発言していた。かつての東京を拠点とした炎上系活動からは一転し、今や奈良の地域課題――インバウンド対策、観光地の治安、住民の暮らし――に真正面から取り組む姿勢を打ち出している。
地方議員としての影響力は限られているものの、SNSの拡散力を武器に、地域から国政にも波紋を与える存在となりつつあるのは確かだ。
今回の家族との和解は、そうした彼の「本気度」を象徴するエピソードであり、市民との信頼関係づくりの一歩となる可能性がある。
へずまりゅう氏は、過去の“迷惑系”のレッテルから抜け出し、家族との関係も修復し、政治の場で再出発を果たした。彼の行動がパフォーマンスに留まるのか、それとも本気で市民のための政治を志すのか――。
今回の投稿が“美談”で終わらないよう、今後の言動と実績が問われていく。その道の先には、彼を「信じてみよう」と思わせる政治家像が確かにあるかもしれない。市民の目は、彼の一挙手一投足に注がれている。