2025-03-12 コメント: 1件 ▼
自民党特命委、NHKに対し軍艦島映像問題で公の謝罪要求
■決議の要点
- NHKに謝罪を求める:
特命委員会は、NHKの稲葉延雄会長に対して、元島民に公の場で謝罪するよう強く求めた。
- 映像の正確性を広く周知:
さらに、番組で使用された坑内の映像が実際には端島炭坑のものではないことが確認されたため、NHKに対してその事実を広く周知する措置を取るように要求した。
■問題の背景
「緑なき島」は、端島炭坑における労働環境を描いたとされるNHKの番組だが、その中で使用された坑内の映像が昭和30年に撮影されたものであり、戦時中の労働者の状況とは無関係であることが明らかとなった。この映像が韓国のメディアで使用され、戦時徴用に関する誤った情報が広まるきっかけとなったと指摘されている。
元島民たちは、これらの映像が実際には軍艦島で撮影されたものではないと長年にわたり主張しており、2019年からNHKに謝罪と訂正を求め続けていた。
■有村治子氏の発言
特命委員会の委員長を務める有村治子元女性活躍担当相は、決議を受けて「端島の真実に基づかない誤った歴史認識が広がったことは重大な問題だ」と述べ、NHKに対して事実をきちんと伝えるよう強調した。
■韓国メディアの影響
韓国のメディアでは、この番組の映像が戦時徴用を扱う資料として使われ、虚偽の情報が拡散される結果となった。最近では、韓国のデジタル教科書や公共放送KBSなどでこの映像が引き続き使用されており、問題は今なお続いている。
■NHKの対応
NHKは、昨年12月に元島民との調停で、映像が端島炭坑で撮影されたものであることが確認できなかったと認めている。しかし、特命委員会はこれに留まらず、今後さらに詳細な対応を求めている。
今回の決議を受け、NHKは早急に対応を検討せざるを得ない状況に追い込まれたと言えるだろう。