2026-06-16 コメント投稿する ▼
「自衛官への敬意は当然」有村治子氏が反論 立民・古賀千景氏の差別発言を批判
2026年6月15日、立憲民主党の古賀千景参院議員が参院決算委員会で「自衛隊に行く子供は経済的に厳しい子だ」などと発言し、国会内外で大きな批判を呼びました。小泉進次郎防衛相はその場で「配慮に欠ける発言だ」と即時に抗議し、翌日の記者会見では「志を持って自衛官になった方々への冒瀆に当たる」と厳しく批判しました。自由民主党の有村治子総務会長は「自衛官への敬意を持つのは当然のことだ」と明言し、小泉防衛相の即時反論を「極めて妥当な意見だ」と評価しました。元教師で日教組出身の古賀氏の発言は職業差別として与野党を問わず批判を集め、SNS上でも炎上。立民が党として公式処分を示せるかが問われています。
委員会を騒然とさせた「職業差別」発言の全容
立憲民主党(立民)の古賀千景参院議員(比例区)は2026年6月15日、参院決算委員会において、防衛省が作成した子ども向け冊子「まるわかり!日本の防衛~はじめての防衛白書2024」をめぐる質疑の場で、衝撃的な発言を口にしました。
古賀氏は防衛省の広報活動のあり方を問う質問の中で、「自衛隊に行く子供たちって、経済的に厳しい子供たちが行くんですよ。豊かな子供たちは自衛隊とかなりませんよ」と声を張り上げました。委員会室はざわめきに包まれ、古賀氏本人も直後に「すいません、失礼しました、訂正します」と述べて発言を撤回しました。
しかし、一度発せられた言葉の影響は簡単には消えませんでした。古賀氏は2022年の参院選で比例区から初当選した1回生議員で、福岡県内の公立小中学校に約30年間勤務した元教師です。日本教職員組合(日教組)の特別中央執行委員も務めた経歴を持つ組織内議員として知られており、今回の発言はそうした背景とも切り離せないとして批判を集める結果となっています。
「自衛隊に入った息子がいます。この発言は本当に傷つきました」
「職業で人を差別するなんて、国会議員として失格だと思います」
「元教師が子供に何を教えてきたのか、本当に怖い気持ちです」
小泉防衛相「冒瀆に当たる」 データが示す古賀発言との乖離
委員会の場で古賀氏の発言を聞いた小泉進次郎防衛相は即座に立ち上がり、「自衛官の子どもたちへの配慮に欠ける発言だったのではないか。自衛官の子どもたちがみんな貧しい家庭の子しかいないと言われたが、そんなことはない。事実誤認であり、一面的な自衛官、家族への見方だ」と強い言葉で抗議しました。
翌2026年6月16日の閣議後記者会見では、小泉防衛相はさらに踏み込んで「志を持ち、自ら志願して自衛官になった方々への冒瀆(ぼうとく)に当たる」と明言しました。「今回の発言は看過できない。自衛官や家族が傷ついている」と述べ、「自衛隊の隊員と家族一人ひとりを守り抜く思いを持ち防衛相の責務を果たす」と力強く強調しました。
さらに、小泉防衛相は事実を数字でも示しました。2026年度の自衛官などの採用者数は1万1177人にのぼり、2025年度に比べておよそ15%にあたる1453人が増加しています。自衛官の処遇や勤務・生活環境の改善が功を奏した結果とされており、古賀氏の発言は現実とかけ離れた偏見に基づくものだったと言わなければなりません。
自衛隊員の採用数が増えているのに、差別的な発言をする議員には本当に呆れます
有村治子氏「自衛官への敬意は当然」 一貫した姿勢で明確に支持を表明
自由民主党(自民党)の有村治子総務会長は2026年6月16日の記者会見で、今回の問題に対して力強い立場を打ち出しました。
有村氏は「危険を顧みずに国民の負託に応えると宣誓し、自衛官になった方々に対する敬意を持つのは当然のことだ。共感する国民も少なくないと思っている」と語りました。自衛官を経済的弱者と決めつけるような差別的な発言に対し、毅然(きぜん)とした言葉で向き合った形です。
さらに、小泉防衛相の対応についても「小泉氏が自衛隊に対して大変適切ではないと即時に反論したのは、極めて妥当な意見だ」と高く評価しました。有村氏はこれまでも、過去の災害派遣において自衛官のワクチン優先接種が確保されなかった問題を国会で取り上げるなど、一貫して自衛官の待遇と尊厳を守ろうとしてきた実績を持ちます。国民を守るために身を呈して働く自衛官への敬意という点で、有村氏の発言は多くの国民が共感できる正論です。
有村さんの発言はまさに正論。自衛官への敬意を持つのは当然のことだと思います
「偏見と差別」が問う立民の姿勢と今後の説明責任
今回の古賀氏の発言をめぐり、SNS上には批判が殺到しました。日本維新の会(維新)の音喜多駿元参院議員は「こんな偏見と差別に満ちた発言をする議員がいることに驚くとともに大きな失望を禁じ得ない」と投稿し、与野党を超えた批判の輪が広がりました。また「自衛隊員と家族に失礼だ」という声も各所から相次ぎました。
自衛官は命がけで国民を守るために自ら志願した人々です。その崇高な動機を「経済的に厳しいから」という偏った見方で一括りにすることは、職業差別に他なりません。古賀氏が発言を撤回・謝罪したとはいえ、国会の委員会という公式の場で発された言葉の責任は重大です。
2026年6月16日の時点で、立民は古賀氏に対する党としての公式処分を発表していません。国を守る自衛官を傷つけた差別的発言への説明責任を、党全体としてどう果たすのかが問われています。参院選を控えるなか、有権者一人ひとりが、各政党が安全保障や自衛隊をどう捉えているかを冷静な目で見極める必要があります。
まとめ
- 2026年6月15日、立民・古賀千景参院議員が参院決算委員会で「経済的に厳しい子が自衛隊に行く」などと差別的な発言を行い、その場で撤回・謝罪した
- 元教師で日教組出身という古賀氏の背景も含め、発言は職業差別として与野党を問わず強い批判を浴びた
- 小泉進次郎防衛相はその場で即時抗議し、翌日の会見では「志を持って自衛官になった方々への冒瀆に当たる」と厳しく批判した
- 2026年度の自衛官採用者数は1万1177人(2025年度比約15%増)であり、古賀氏の発言は事実と大きくかけ離れていた
- 有村治子自民党総務会長は「自衛官への敬意は当然のことだ」と明言し、小泉防衛相の反論を「極めて妥当」と評価した
- SNSでは音喜多駿元参院議員など与野党から批判が殺到し、炎上状態となった
- 立民は2026年6月16日時点で党としての公式処分を発表しておらず、説明責任が問われている
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