2025-02-11 コメント投稿する ▼
浦添市長選2025:松本哲治氏4選もSNS活用と低投票率が影響
SNS活用とその影響
松本氏は、従来の集票カードや総決起大会を避け、SNSを活用した生配信形式の総決起大会を実施した。この新たな取り組みに対し、自民党関係者からは「パフォーマンスだけで、集票をしない。本人に票が集まるかもしれないが、支える市議への効果は限定的だ」との懸念の声が上がった。
市議選への影響
市長選と同日に行われた市議選では、インターネットを活用できる若手候補が多数当選した。その結果、自民公認候補のうち、現職の議長と副議長を含む3人が落選する事態となった。これにより、松本氏とセット戦略を組んだ市議選の候補者に影響が及んだ。
低投票率の背景
今回の市長選の投票率は50.73%で、前回選挙から12.25ポイント低下し、浦添市長選史上過去最低を記録した。強い寒気の影響で市民の「選挙の熱」が限定的であったことが一因と考えられる。
与党内の懸念
自民党幹部は、松本氏の選挙戦の進め方に懸念を示し、「しっかりしていたら、(市議選では)もっと現職が当選している。今回の市議選結果では、松本は今期で終わり、誰も相手にしなくなる」と語った。
松本氏は4選を果たしたものの、SNS活用や低投票率、市議選への影響など、今後の市政運営において解決すべき課題が浮き彫りとなった。