2025-02-20 コメント投稿する ▼
【神奈川・真鶴町】水道料金値下げ公約から一転、値上げへ
■水道料金改定案の概要
真鶴町は、基本料金を最大29%引き下げる一方で、基本水量を撤廃し、1トンから従量料金を適用する案を検討している。
これにより、全体として約21%の値上げとなる見込みだ。特に水量が少ない単身高齢者などは、節水によって生活防衛が可能となるよう配慮されている。
■水道管の老朽化と漏水問題
真鶴町では、古い水道管の老朽化が進んでおり、毎月1~2件の漏水が発生している。神奈川県内では耐震性のある水道管への更新率が70%を超える中、真鶴町ではわずか2%にとどまっている。
これらの漏水は、修理費用や水道水の無駄遣いを引き起こし、町の財政に大きな負担をかけている。
■町民の反応と今後の対応
水道料金の引き上げ案に対し、町民からは戸惑いの声が上がっている。特に水を多く使用する飲食店などからは、20%の値上げは大きな負担となるとの懸念が示されている。
町長は、料金改定案を来月の議会に提出する予定だが、議論が熟していないとの理由で提出を延期する可能性もある。町民との対話を重ね、理解と協力を得ることが求められている。
■水道料金改定に関する誤報の訂正
2024年12月14日の神奈川新聞で報じられた水道料金改定に関する一部誤報について、真鶴町は公式サイトで訂正を行った。
報道では「使用量のみに応じた料金体系に移行」と記載されていたが、実際には基本料金を残しつつ、基本水量を撤廃し、従量料金を適用する案であることが明確にされた。町は、誤解を招く報道に対し、訂正と謝罪を求めている。