2025-07-04 コメント投稿する ▼
【2025参院選】共産・井上さとし氏が北陸で訴え 「消費税5%に」若者や子育て世代が共感
“比例は共産党”で政治を変える──井上さとし氏が福井・石川で街宣
7月4日、日本共産党の井上さとし参院比例代表候補が、福井県と石川県を訪れ、街頭演説を通じて参院選への支持を呼びかけた。
井上氏は、「参議院でも自民・公明を少数に追い込もう。その力を、比例は共産党に」と訴え、「消費税5%への減税」「子ども医療を守る政治」「命と暮らしを支える政治」などの具体的な政策を前面に打ち出した。とくに敦賀市では、山田かずお選挙区候補と共にマイクを握り、現政権の「増税ありき」姿勢を厳しく批判した。
井上氏は、自民党の森山裕幹事長が「消費税を守り抜く」と発言したことを取り上げ、「本来守るべきは、暮らしの苦しさにあえぐ国民の生活だ」と強く反論。「共産党は消費税を5%に減税し、家計に直接届く政治を実現する」と強調した。
「めちゃくちゃいい。困ってる人を助けてほしい」
「税金ばっかり上がって、給料は全然追いつかない」
「共産党が言う消費税5%、本当に実現してほしい」
「子どもの医療費に響くのは本当に困る」
「派手なことより、生活を良くする地味な政策を応援したい」
高校生からも「消費税減税はいいと思う」という声が上がるなど、井上氏の訴えは世代を問わず共感を集めつつある。
「子どもに直撃する政策は絶対に許さない」
井上氏が訴えの中で強調したのが、「OTC類似薬(市販薬に近い薬)」の保険対象除外がもたらす影響だ。自公政権と維新・国民民主が進めるこの政策により、子ども医療費助成の対象から一部の薬が外れる可能性があると警鐘を鳴らした。
「この政策は、実は子どもたちの命と健康に直撃する」と井上氏。福井県内では、「うちにもアレルギーの子がいるので、こうした薬が保険外になるのは不安だ」といった声も上がり、共産党の姿勢に対する理解が深まっている様子が見られた。
また井上氏は、「医療を削っても財政再建にはならない。むしろ長期的な医療費増につながる」と指摘し、社会保障費削減路線の見直しを訴えた。
「国民を守る政治」に本気で向き合う
井上氏の演説では一貫して、「守るべきは消費税ではなく、国民の暮らしと命」という視点が貫かれていた。
比例代表として掲げる目標は「5議席の獲得」。全国から比例票を集めるには、地方遊説での訴えが重要だ。井上氏は、「地方にこそ政治のひずみが集中している。北陸の声を国会に届ける」と語りかけ、政権交代の可能性を“現実味ある展望”として語った。
福井・石川では、「増税も社会保障削減も、どちらも限界」と感じている有権者が少なくない。井上氏のように、現場の声を拾い上げて、具体的な政策に落とし込むスタイルは、都市部の選挙戦とはまた異なる反応を呼んでいる。
「比例は共産党で」──井上氏の地道な訴えに注目集まる
石川県金沢市では、城北病院やショッピングモール周辺で街宣を行い、村田しげる選挙区候補とともに演説を行った井上氏。ここでも「消費税5%」「医療を守る政治」「外国人への差別あおりを許さない」という3本柱を掲げ、支援を呼びかけた。
ただし、「外国人への憎しみをあおる政治勢力」への批判は、時に有権者との温度差を生むこともある。「排外主義」という言葉が持つ強い響きに、かえって引いてしまう市民もいるのが現実だ。
それでも井上氏は、生活に根差した現場の問題を、ひとつひとつ丁寧に拾い上げて演説する姿勢を崩さなかった。その姿は、与野党問わず“パフォーマンス優先”が目立つ政界にあって、ひときわ地に足のついた印象を与えていた。
井上さとし氏の北陸遊説は、派手なパフォーマンスや煽動的なスローガンに頼るのではなく、「減税」と「医療」を軸に国民の暮らしをどう守るかに焦点を当てた内容だった。
SNS上の賛否は分かれるものの、「比例で選ぶなら、現実的な政策を掲げている人を」と考える層にとって、井上氏の訴えは確かな選択肢となりうる。特に、共産党の中でも穏健で政策重視のスタイルを貫く井上氏のような候補者の存在が、党全体のイメージを押し上げるカギとなる可能性もある。