茨城県庁職員の自死と大井川県政の闇 第三者委員会の結論に遺族が疑問

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茨城県庁職員の自死と大井川県政の闇 第三者委員会の結論に遺族が疑問

享年41の桜木拓也さん(仮名)は、遺書に副知事からのパワハラを訴え、「死にたいと願う言葉が口を突く」と記していた。 遺族は「許すことはできない」と告白し、県政の実態を「最大の闇」と表現している。 事件後、県は極秘に第三者委員会を設置したものの、結論は「パワハラはなかった」とされた。 処分は副知事と秘書課長に対する「厳重注意」にとどまり、遺族は「調査の実効性に疑問を持たざるを得ない」と語る。

茨城県庁職員の自死が映す「県政の闇」


茨城県の副知事秘書を務めていた職員が昨年、自ら命を絶った問題が再び注目を集めている。享年41の桜木拓也さん(仮名)は、遺書に副知事からのパワハラを訴え、「死にたいと願う言葉が口を突く」と記していた。遺族は「許すことはできない」と告白し、県政の実態を「最大の闇」と表現している。

事件後、県は極秘に第三者委員会を設置したものの、結論は「パワハラはなかった」とされた。処分は副知事と秘書課長に対する「厳重注意」にとどまり、遺族は「調査の実効性に疑問を持たざるを得ない」と語る。この一連の経緯は、大井川和彦知事のもとで進む県政に対し、説明責任や透明性の欠如を浮き彫りにしている。

遺書に刻まれた苦悩と絶望


桜木さんが遺した遺書には、強い言葉が並んでいた。「40年以上生きてきた中で最悪の1年」「目覚めればアレの死を望む言葉、あるいは死にたいと願う言葉が口を突く」。この直筆の記録からは、日常的な圧力と精神的追い込みの深さが読み取れる。

遺族は驚きを隠せなかった。「普段は人を傷つけることを言わない、真面目で優しい性格でした。前副知事には忠実に仕え、誇りを持っていた。それだけに、副知事を憎み、呪うような言葉を残したことに衝撃を受けた」と振り返る。

ネット上でも、遺書の内容に対して多くの声が上がった。

「こんな遺書を残さざるを得ない職場環境は異常」
「厳重注意だけで終わらせるのは信じられない」
「第三者委員会の存在意義が問われる」
「遺族がここまで声を上げないと変わらないのか」
「地方政治の闇が一番深いと感じる」


第三者委員会の結論と県の対応


問題発覚後、県は第三者委員会を設け調査を進めた。しかし、その結論は「パワハラはなかった」とされ、処分も最も軽い「厳重注意」にとどまった。対象は副知事の飯塚博之氏と秘書課長で、県は「遺族から疑念を持たれる状況を招いた結果責任」を理由とした。

しかし遺族は「秘書課長は生前も親身に相談に乗ってくれ、感謝している。その人物と副知事が同列の処分では納得できない」と訴える。こうした対応は、組織内での力関係や責任の取り方に大きな疑問を残すものであり、再調査や処分の見直しを求める声が広がっている。

県政の体質と問われる説明責任


大井川知事はこれまでも、公用車の私的利用や意思決定会議で議事録を残さない運営など「独裁的」との批判を受けてきた。今回の職員自死においても、知事の対応は「事務的で冷淡だった」と遺族は指摘する。葬儀の場で遺書を受け取りながら、調査の約束以外に具体的な言葉はなかったという。

さらに遺族が問題視するのは、副知事本人の姿勢だ。葬儀への弔問は断ったものの、その後も遺族に対して一切の謝意や説明はなく、無言のまま職に留まっている。遺族は「命を絶った職員の遺書を前にしてなお椅子に座り続ける姿勢が理解できない」と強い憤りをにじませる。

大井川県政と「最大の闇」


茨城県知事選が告示され、大井川氏の3期目当選が有力視される中で、この問題は「県政最大の闇」として重くのしかかっている。改革や成果を訴える一方で、職員が命を絶ち、遺族が声を上げ続けている事実は消えることはない。

地方自治体における権力構造の硬直化、内部通報や不正調査の形骸化は、全国的にも共通の課題だ。今回のケースはその象徴ともいえる。透明性を欠いた第三者委員会、形だけの処分、沈黙を続ける当事者。これらは「説明責任を果たさない政治」の典型であり、県政への信頼を大きく損なう結果となっている。

茨城県庁パワハラ問題と知事選の行方


県庁職員の自死という痛ましい事件は、単なる労務問題にとどまらず、大井川知事の県政運営そのものを問うものとなった。遺族が「許すことはできない」と語る一方で、知事選は進み、現職の優勢は揺らいでいない。しかし、民主主義の根幹は権力の正当性を市民が判断することにある。透明性の欠如や責任回避を繰り返す姿勢に対して、有権者がどのような評価を下すのか、注目が集まっている。

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2025-08-27 09:21:40(植村)

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