2025-04-03 コメント投稿する ▼
大井川茨城県知事、公用車で家族宅に頻繁往復―私物化疑惑再燃
■ 2020年にも指摘されていた私的利用
この問題は、2020年にも指摘されていた。写真週刊誌「FLASH」が報じたところによると、大井川知事は自宅がある浦安市と県庁を約120キロ離れた場所にあるにもかかわらず、公用車で送迎されていたことが問題視されていた。この時、知事は報道機関に対し、「直近1年間で23回、浦安市に戻るために公用車を利用した」と説明。しかし、「私的な利用には当たらない」と釈明していた。
■ 2024年から2025年にかけて18回の浦安市訪問
今回の問題は、2024年から2025年にかけての運転日誌を調べた結果、再び浮上した。週刊文春が開示請求を行い、知事公用車の運行先や走行距離を記録した59ページの運転日誌を入手。その内容を精査したところ、大井川知事が2024年1月から今年2月までの間に18回も公用車を使って浦安市まで出かけていたことがわかった。この頻度に対し、再び「私的利用ではないか」との疑念が強まっている。
■ 県の見解と県民の反応
茨城県は公用車の利用について、「県の業務に関連する移動であれば問題はない」という立場を取っている。しかし、県民や一部の関係者からは、「県民の税金を使って私的な移動をしているのではないか」という批判が上がっており、知事への信頼が揺らいでいる。
特に、コロナ禍で県民に外出自粛を求める中で、公用車を使って頻繁に自宅に帰ることに対して不満の声が強くなっている。また、「公用車を私物化している」という指摘は、他の政治家たちの過去の不祥事とも重なり、県民の怒りを買っている。
■ 過去の事例と同様の問題
この問題は、過去に東京都知事を務めていた舛添要一氏のケースと似ているという指摘もある。舛添氏も公用車を私的に使っていたとして、最終的には辞職に追い込まれた。このような事例があるため、公用車の私的利用については厳しく見られるようになっており、大井川知事に対する批判が高まるのも無理はない。
■ 今後の影響と課題
大井川知事は、2025年9月に任期を迎えるが、再選を目指していると考えられている。現在、知事に対する批判が強まりつつある中で、これが選挙にどう影響するかは注目されるところだ。公用車の私的利用疑惑に加え、パワハラ疑惑なども報じられており、知事としての信頼回復が今後の大きな課題となるだろう。
- 大井川知事が公用車を頻繁に使って浦安市の自宅に帰宅していた。
- 2020年にも公用車の私的利用疑惑が報じられていたが、今回再度浮上した。
- 茨城県の対応は、「公務関連の移動であれば問題ない」としているが、県民の反発を招いている。
- 舛添要一氏の公用車私的利用問題と類似しており、信頼回復が大きな課題となる。
- 大井川知事の再選を巡る選挙戦に影響が出る可能性がある。