2025-02-27 コメント投稿する ▼
福井県、農産物・地酒の海外輸出拡大へ 5年後54億円目指す
輸出拡大の背景と目標
2024年の県の食品輸出額は約30億円で、そのほとんどが地酒であり、主に中国や東南アジア向けに輸出されている。
県は、フランスやアメリカなどの新たな市場をターゲットに、5年後の2029年には年間輸出額54億円を目指す。
具体的な取り組み
- 海外コンベンションへの参加:
北陸3県と連携し、海外で開催されるコンベンションに積極的に参加する。
- 多言語対応のウェブカタログ作成:
英語やタイ語に対応したウェブカタログを作成し、情報発信を強化する。
- 輸出拡大のための予算計上:
これらの取り組みに向けて、2月補正予算と2025年度の当初予算案で合わせて約2億円を計上している。
政府の輸出拡大戦略
農林水産省は、2025年に農林水産物・食品の輸出額を2兆円、2030年には5兆円を目指す「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」を策定している。
福井県の取り組みは、この国の戦略と連携し、地域経済の活性化を図るものとなる。
今後の展望
県は、農産物や地酒などの品質向上とブランド力強化を進め、海外市場での競争力を高めるとともに、地域経済の発展に寄与することを目指している。