2025-05-18 コメント投稿する ▼
東京都議選2025:北多摩3区で田中とも子氏が再挑戦、消費税減税と地域医療拡充を訴え
都議選2025:北多摩3区、田中とも子氏が再挑戦
東京都議会議員選挙(2025年6月22日投開票)が迫る中、北多摩第3区(調布市・狛江市、定数3)が注目を集めている。この選挙区では、前回わずか354票差で議席を逃した日本共産党の田中とも子氏(67)が再挑戦を表明し、住民の暮らしを支える政策を掲げて支持を呼びかけている。
地域の声を都政に反映:田中氏のこれまでの取り組み
田中とも子氏はこれまで都議1期、狛江市議4期を務め、地域の声を議会に届けることを信条として活動してきた。特に都議時代には、子どもの医療費助成を拡充し、現在では18歳まで無料の医療サービスが実現した。この実績は、住民から高い評価を受けている。
さらに田中氏は、地域の医療体制の充実を図るため、調布市・狛江市における保健所復活を求める署名活動を行い、都へ要望書を提出。地域の医療環境改善を強く訴えてきた。
物価高騰への対応:消費税減税を主張
物価高騰が続く中、田中氏は消費税の引き下げを緊急課題として掲げている。特に5%への引き下げを主張し、食料品や生活必需品の価格負担を軽減することを目指す。また、中小企業への賃上げ支援、家賃補助、国民健康保険税の引き下げなど、生活を支える具体的な政策を提案している。
田中氏は「市民の暮らしを支える政策が最優先。特に子育て世代や高齢者にとって、経済的負担の軽減は急務」と強調している。
公共交通の維持を求めて
調布市・狛江市では、路線バスの減便・廃止が深刻な問題となっている。田中氏はこの課題に対し、京王バスや小田急バスへの路線復活要請を行い、地域の公共交通を維持するため、都によるバス事業者への支援強化を求めている。
「バスは通勤通学だけでなく、高齢者の日常の移動手段でもあります。減便は地域の生活を直撃します」と田中氏は訴え、公共交通の維持が地域住民の生活の質を守る鍵だと強調した。
多様な候補が激突:激戦の北多摩3区
北多摩3区には、現職議員や新人候補を含む多様な候補者が立候補を予定しており、激しい選挙戦が予想される。田中氏はこの中で、これまでの実績と市民の声を反映した政策を武器に、再び都議会への返り咲きを目指している。
投票日は6月22日。市民の暮らしを守り、声を都政に届ける代表を選ぶこの選挙が、どのような結果を迎えるのか注目が集まる。