2025-05-29 コメント投稿する ▼
都議選・荒川区で注目の小林ひろし氏 福祉充実と障害者支援で東京を変える挑戦
荒川区都議選に挑む小林ひろし氏 福祉充実で「誰もが暮らしやすい東京」をめざす
2025年の東京都議会議員選挙が迫る中、荒川区(定数2)では6人が立候補を表明し、かつてないほどの混戦が展開されている。中でも注目されているのが、日本共産党の新人・小林ひろし氏(38)だ。現職は公明党の候補1人のみで、残る5人はすべて新人。この荒川区で、「福祉の東京を実現したい」と語る小林氏が、どこまで支持を広げられるかが鍵となる。
社会福祉士から政治の世界へ 原点は現場での実感
小林氏の政治への思いの根底には、社会福祉の現場で働いた経験がある。20代の頃、大分県の障害者支援施設でボランティアを経験し、そのまま正職員として就職。現場では、障害を持つ方々と向き合い、日々の生活の中で「できなかったことができるようになる喜び」に触れたという。
しかし一方で、施設職員の給与の低さ、人手不足による過重労働といった福祉現場の深刻な課題にも直面した。「やりがいはあるけれど、制度が支えてくれない。これでは持続可能な支援にはならない」と痛感したという。
その後、小林氏はバックパッカーとして世界各地を旅し、インドやアイスランド、南米などで多様な暮らしと文化に触れた。旅を通じて、人間の尊厳や社会の在り方について考えを深め、「政治が生活の質を決定する」ことを実感したと話す。
障害者も自由に暮らせる東京を
小林氏が都議選で掲げる柱は、障害者福祉の抜本的な拡充だ。訪問活動を重ねる中で、多くの障害者世帯や家族が「安心して預けられる施設が足りない」「緊急時に対応してくれるショートステイがない」といった切実な声を寄せてきたという。
小林氏は「グループホームの整備や、緊急時でも利用できる福祉サービスの整備は急務」と強調。さらに、障害者福祉で働く人たちの待遇改善にも力を入れたいと語っている。
「東京の豊かさが、誰にとっても生きやすさにつながるように」と語る小林氏は、学校給食の無償化や子ども医療費助成の推進など、党の実績にも触れつつ、自身の政策に説得力を持たせている。
父の背中と福祉の心
政治を志したきっかけのひとつには、かつて荒川区議を務めた父親の存在があるという。2年前、日本共産党に入党した際、「困っている人に寄り添う党の理念は、福祉の心に通じる」と強く感じた。
地元・町屋駅前では、道行く人に明るい声で呼びかけながら政策を訴える小林氏の姿がある。話すとその人柄の柔らかさと熱意が伝わる。「彼の笑顔には、人を惹きつける力がある」と支援者も語る。
SNSの声も共鳴
小林氏の福祉政策や姿勢は、SNS上でも一定の支持を得ている。
「小林さんの現場経験に裏打ちされた政策、信頼できる」
「福祉を語れる都議候補が少ない中で貴重な存在」
「障害者も子どもも高齢者も、みんなが安心して暮らせる東京を訴える小林さんに期待」
「政治の話だけじゃなく、人としてあたたかい。こういう人にこそ都政にいてほしい」
「他の候補と比べて、具体的な政策が見える」
「押せば届く」都政への挑戦
小林氏は街頭演説のたびに「押していけば届く、声を上げていけば変えられる」と訴え続けている。都政の予算の使い道を変え、誰もが取り残されない福祉をつくるという強い意志を持っている。
都議選の投票日は6月22日。有権者の一票が、荒川区の福祉と東京の未来を左右する重要な選択となる。