2025-07-16 コメント投稿する ▼
【三原じゅん子大臣に批判殺到】「X凍結」発言で言論の自由に懸念広がる 倉田真由美氏「恐ろしすぎる」
三原じゅん子大臣「X凍結」発言に批判殺到 倉田真由美氏が警鐘「恐ろしすぎる」
「こども家庭庁解体論」巡る投稿に波紋
自民党の三原じゅん子こども政策担当大臣が、SNS上で話題となっている「こども家庭庁解体論」について、X(旧ツイッター)に投稿した内容が波紋を広げている。16日、三原氏は「『こども家庭庁解体論』を執拗に投稿していたアカウントの多数が急に凍結されました」と投稿し、「外国勢力介入に対する関係性の様々なご指摘があった」として「しっかり調査すべき」との考えを示した。
この発言に対し、漫画家の倉田真由美氏が17日に反応。「大臣の立場でこの発言。恐ろしすぎる」とX上で強く批判した。「こども家庭庁についての言及を萎縮させる可能性がある」とも述べ、国民の言論空間に対する影響を危惧している。
「言論封殺に繋がるって気づいてるのか」
「国民の声を“外国勢力”扱いってどうなの」
「これで萎縮して発言控える人、絶対いる」
「大臣がSNSの凍結に言及するの、怖い」
「正当な批判も排除対象になりかねない」
「7.3兆円予算」への誤解を巡る説明投稿
三原氏は、Xで「こども家庭庁を解体すべき」との投稿が相次いだことを受け、前日の15日に「こども家庭庁の予算をめぐるファクトについて」と題した説明文を投稿した。令和7年度の予算の内訳を円グラフで提示し、「保育所や放課後児童クラブの運営費等」に約2兆4600億円、「児童手当」に約2兆1700億円、「育児休業等給付」に約1兆600億円など、具体的な使途を明示した。
さらに、「これら全てを無くして『こどもまんなか社会』が作れるのでしょうか?」と問いかけ、「子育て中の方々にご理解頂けるのでしょうか?私には現実的な話とは到底思えません」と、自身の立場を強調した。
三原氏の投稿は、制度への誤解や非現実的な批判に応える意図があったと見られるが、その直後に「アカウント凍結」や「外国勢力」といった言葉を用いた投稿を重ねたことで、「監視」「圧力」と受け止められる結果となった。
公職者のSNS発言に求められる慎重さ
SNSにおける政治家の発言は、もはや単なる“個人のつぶやき”では済まされない。特に行政権限を持つ大臣という立場で、「アカウント凍結」や「外国勢力の介入」を示唆する投稿をすれば、国民に「政府が言論空間を監視している」との印象を与える可能性がある。
表現の自由は民主主義の根幹であり、仮に事実として一部に不正があったとしても、政府が直接SNS上の言論の動向に言及すること自体が、非常に慎重であるべき領域だ。
「この調子だと、“政府批判=外国勢力”になりそうで怖い」
「大臣の発言って、思ってる以上に重い」
「行政権力がSNSの凍結に関わってるように見えるのが問題」
「炎上してるのは“説明”じゃなく“脅し”に見えるから」
批判の声と信頼回復への道
「7.3兆円の予算」という数字だけが独り歩きし、「それをばらまけ」という声が上がるのは、情報不足や制度不信が背景にある。その点で三原氏が正確な内訳を示したこと自体は、政策説明のひとつとして評価できる。
しかし、その一方で「批判者を監視する」ような投稿は逆効果だった。制度の誤解に対し正面から説明し、建設的な議論に繋げる努力こそが政治の役割だ。
今後、こども家庭庁やその予算に対する正確な情報発信と、言論の自由を尊重する姿勢を併せて示していくことが、政治家としての信頼を取り戻す道となるだろう。