2025-05-24 コメント投稿する ▼
都議選品川区で白熱の舌戦 白石たみお氏、裏金追及と定時制存続を訴え4期目へ挑戦
裏金問題の追及、都民の信頼を取り戻す戦い
7月に行われる東京都議会議員選挙に向けて、品川区(定数4)では早くも火花が散っている。現職で日本共産党の白石たみお氏が4期目を目指し、再び都政の舞台に立とうとしている。
白石氏は、都議会自民党の政治資金パーティーによる不透明な金の流れ、いわゆる「裏金問題」の追及で中心的な役割を果たしてきた。政治倫理条例を検討する委員として、都議会での倫理意識の底上げを目指すと同時に、元幹事長クラスの自民都議を参考人として招致し、都民の目の前で問いただした実績がある。
「パーティー券を買った人しか声を届けられないのか」という疑問は、白石氏がある自民都議の発言に感じた違和感からだ。小池都知事も高額なパーティー収入を得ていることを挙げ、「都政は一部の人のものではなく、都民全体のものだ」と語る。政治とカネの歪みを正し、透明で開かれた都政に変えたいという思いが伝わってくる。
教育の“最後の砦” 定時制高校を守る声
白石氏が掲げるもう一つの柱は、教育の機会をすべての人に保障することだ。自身が通った定時制高校に思い入れがあり、都による夜間定時制の削減方針に強く反対している。
昨年、東京都教育委員会が突如として発表した「夜間定時制7校の廃止案」は、在校生や卒業生をはじめ、広範な市民から強い反発を受けた。白石氏は「定時制は社会における“学び直し”の最後の砦」であり、「学ぶ権利は年齢や立場を問わず平等に守られるべき」と訴えている。
各陣営の戦略が交錯、票の行方は読めず
今回の選挙では、自民、公明、立憲民主、国民民主、都民ファースト、「再生の道」などから新人・現職を含む9人が立候補を予定しており、複数政党が競り合う激戦区となっている。
自民党は前回の敗北を受けて候補者を1人に絞り、確実に議席を取りに行く構えを見せる。一方、公明党は学校給食の無償化を成果としてアピールするが、都議会では共産党提出の条例案に反対してきた過去があることも忘れてはならない。現区長の後継者として都議に転じた無所属候補も、区長支持層の厚い後押しを得て勢力を拡大中だ。
草の根の対話と共感で支持拡大狙う
白石氏の陣営では、街頭演説だけでなく、地域ごとの対話集会や懇談会を重ね、福祉、子育て、再開発といった暮らしに直結する課題に耳を傾けている。日本共産党品川地区委員会は「一人でも多くの人に直接、白石の話を聞いてもらうことが勝負」と語り、攻勢的な支持拡大戦略に力を注いでいる。
SNSの声
「パーティー券買わないと声届かない都政なんて終わってる」
「白石さんの裏金追及、ほんとにスカッとした」
「定時制って大事。切り捨ては許せない」
「どの候補より地に足ついた主張してる」
「結局、自民も公明も表では綺麗事言って裏で反対してるよね」